ひと筆めぐり 【新発見・再発見・摩訶不思議・唯一無二】への楽しみ…

地域に息づく歴史のひと幕にふれ、…遥かなる往時に思いを馳せる

巡礼碑 園部町殿谷

2020-02-29 | 石仏
西国三十三所巡礼碑 園部町殿谷
前回紹介した『西国三十三所巡礼碑』に、一部、解読不可の箇所が数か所あり再度チャレンジする。
国道477、右に村墓地が見えその袖あたりに大きなアラカシ(どんぐりの木)の木が見える、その下に『西国三十三所巡礼碑』二基建つ。
一基(左)は延宝九年(1681)八月十八日に建立、十八日は観音菩薩の縁日にあたる。大谷村の巡礼満願した人たち14名が建てたことが分かる。この碑から察すれば殿谷村は、江戸初期時代は大谷村の中に入っていたと思われますね。
ニ基目(右)は、元禄四年(1691)八月十八日の銘、観音菩薩の縁日に共に巡礼した9名が建立者である。

右は『元禄四年八月十八日』『奉供養西国三十三所観音菩薩』『同行九人』。左は『延宝九年八月十八日』『奉供養西国三十三所観音菩薩』『大谷村同行拾四人』の銘文が刻まれている。二基とも巡礼記念碑とみて間違いない。西国三十三ケ所の巡礼を終えた同行者が供養碑として建立している。



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