西国三十三所巡礼碑 園部町殿谷
前回紹介した『西国三十三所巡礼碑』に、一部、解読不可の箇所が数か所あり再度チャレンジする。国道477、右に村墓地が見えその袖あたりに大きなアラカシ(どんぐりの木)の木が見える、その下に『西国三十三所巡礼碑』二基建つ。
一基(左)は延宝九年(1681)八月十八日に建立、十八日は観音菩薩の縁日にあたる。大谷村の巡礼満願した人たち14名が建てたことが分かる。この碑から察すれば殿谷村は、江戸初期時代は大谷村の中に入っていたと思われますね。
ニ基目(右)は、元禄四年(1691)八月十八日の銘、観音菩薩の縁日に共に巡礼した9名が建立者である。