ひと筆めぐり 【新発見・再発見・摩訶不思議・唯一無二】への楽しみ…

地域に息づく歴史のひと幕にふれ、…遥かなる往時に思いを馳せる

勝手神社 (園部町若森)

2020-02-27 | 神社仏閣
勝手神社の建造物(園部町若森)
国道477を丹波篠山方面へ走る…若森の集落が目に付く。集落の中央に『勝手神社』が鎮座する。鎌倉時代(1265)の創建で由緒ある鎮守様。その建物に目が止まる。
梁間四間、桁行三間の切妻造り平入りで屋根は茅葺で仕上げている。『鎮守の神様』は一間社流造りの中におられる。身舎(もや)の本体はケヤキ(欅)造りで仕上げているようだ。丸い柱に木の木目が奇麗に浮き上がっている。この種の柱を見れば、ケヤキ材と思ってほぼ間違いない!。向拝の柱は四角材、身舎の丸柱とは違います。この端に木鼻、獏(ばく)が付く。よく見ると欅材を使っている。木目が浮き上がり匠の技が楽しめます。小さな落穂に触れてみよう…


向拝の柱に牙を付けた獏(ばく)の木鼻(きばな)が付く。装飾彫刻。寺・神社などでよく見かけます。象の形をしたものや渦巻、雲、獅子等があり。

垂木(たるき)は竹を使う本来の技法。園部町に置いて神社建築様式を知るうえでも貴重な建物である。近くで、内部が見られるのは園部では他に類例は…

「沢瀉紋(おもだかもん)」は、日本十大家紋の一つ。戦国武将の人気の家紋。この勝手神社と沢潟紋との…
最福寺の薬医門の蛙股もあります。紹介済み。

梁間四間、桁行三間の切妻造り平入りで屋根は茅葺です。(今は鋼板で葺いています)
向かって左側が四間あります。すなわち柱の数は5本。右側は三間で柱の数は4本です。屋根は切妻です。梁間を妻面とも云う。

切妻造り平入りで屋根、今は鋼板で覆っている。


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