ひと筆めぐり 【新発見・再発見・摩訶不思議・唯一無二】への楽しみ…

地域に息づく歴史のひと幕にふれ、…遥かなる往時に思いを馳せる

普済寺「観音堂」の須弥壇に魅せられて

2020-08-13 | 神社仏閣
~普済寺・観音堂の須弥壇に魅せられて~
連日、猛暑(35度!)が続いている。加えて新型コロナウイルス感染拡大収束せず…外出時はマスク着用で3蜜を避ける。団塊の世代の老体は悲鳴を…。お寺さんとご縁を頂き観音堂へ入らせて戴いた。このような機会は…そうあるものではありません。牽強付会、誤記には気を付けたい。

普済寺観音堂(仏殿)の須弥壇の上は鏡天井(かがみてんじょう)となっている。格縁(ごうぶち)を入れ天井板を支えている。禅宗様建築に多くみられます。床は禅宗様寺院では、瓦の四半敷が通例であるか、この仏殿では板張りとなっている。四半敷(しはんじき)とは正方形の瓦を平たく床に敷く技法です。

少し須弥壇の紹介を…屋根は向唐門でその上に千鳥破風を付け、杮葺(こけらぶき)?仕様。屋根勾配はきつく、上層屋根の軒反り大きく大胆に反る。本尊を祀る須弥壇の天井は「鏡天井」、正方形に作るのが禅宗様の通例であるが…私には長方に見える?正確に測っていない。当然その上に鏡天井が付く、平らな板を張って鏡面のように仕上げる処からきています。「組物」は柱と柱の間にも入れる「詰組(つめぐみ)」や「三手先」が数多くみられる。この本堂では「蟇股」は見られませんね。禅宗様では蟇股は使わないのかもしれません?等々…知れば面白い寺である。


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