ひと筆めぐり 【新発見・再発見・摩訶不思議・唯一無二】への楽しみ…

地域に息づく歴史のひと幕にふれ、…遥かなる往時に思いを馳せる

国宝「普済寺」の開山、開基

2018-03-04 | 神社仏閣
国寶「普済寺」の開山/開基
京都府南丹市園部町若森に佇む「普済寺(ふさいじ)」を度々訪ねている…。
地域に息づく歴史が、実は中央歴史に直結していたとは…驚きである。そのひと幕に触れてみよう…。

国寶普済寺は、平安時代は天台宗寺院として創建されている。足利尊氏が夢窓疎石(むそうそせき)を開山として、その弟子千種姫(尊氏の妹)を開基として創建したと伝えられている。当然この寺の初代住職は千種姫(ちぐさひめ)である。
夢窓疎石(僧侶)は、京の天龍寺や西芳寺等多くの寺の開山をしている高僧。また天皇から〝国師〟の称号を与えられ、過去、生前死後にわたり7人の天皇から7度も〝国師〟を賜っている。それ故「七朝帝師(しちちょうていし)」とも呼ばれている。又西芳寺庭園、天龍寺庭園等、多くの庭園を世に残している。
寺は一時、荒廃したが江戸時代の寛永11年(1634)、亀山藩主菅沼織部正定芳が復興している。此の時に曹洞宗に改宗した歴史が残る。
(写真は国寶仏殿で禅宗様の様式が随所見られます)



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