ひと筆めぐり 【新発見・再発見・摩訶不思議・唯一無二】への楽しみ…

地域に息づく歴史のひと幕にふれ、…遥かなる往時に思いを馳せる

普済寺の鬼瓦

2020-02-24 | 神社仏閣
普済寺の観音堂の鬼瓦 (園部町若森)


<京都 大佛 女池田町 横山源三郎>の銘が刻まれる。<阿の鬼>


<吽の鬼>

普済寺へは度々の訪問である。真っ青な冬の空に普済寺観音堂の『鬼瓦』がよく似合う。大棟の先端に鬼がにらみ付けている…。観音堂のシンボルの一つ。先に紹介した浄光寺の鬼瓦と同様、鬼の面をかぶった姿は『阿・吽』の形相。寺の厄除け・魔除けを払っている。「阿の鬼瓦」に製作者の住所・氏名が銘記されている。双眼鏡で見ないと読み取れない?カメラの望遠で十分です。是非、見てください。


鰐口 浄光寺(園部町南大谷)

2020-02-23 | 神社仏閣
庚申堂(こうしんどう)の鰐口(わにぐち)
庚申堂の鰐口 外区に『奉懸鰐口一ケ大谷村日面山浄光寺庚申殿』、内区に『卯天仲■』と刻み込む。一部、消字有り。外区の左側に鋳造の元号年月日が刻まれていると思われます。内区部に彫られての文字は経年使用ですり減っている。解読不可。基本的に私の解読は写真を撮り加工後、拡大して解読に入ります。その為、誤り多々ある事、お許しを。
庚申堂内には、丸い欅の柱に年輪が見えます。ケヤキ(欅)造りの木の特徴がよくわかります。
興味のある方は写真を拡大して下さい。鰐口の銘記文が読めますよ…一度トライアル(試みを!)






<庚申堂内部 本尊役行者>内部の丸柱はケヤキ(欅)を使用、木の木目(年輪)が楽しめます。


浄光寺の庭園に魅せられて

2020-02-22 | 神社仏閣
浄光寺の庭園に魅せられて

曹洞宗 日面山 浄光寺には洛中の方丈に負けない庭園がある。本堂南庭の「三尊石」や「心字池」に「地蔵菩薩」を配置、境内にはコウヤマキ、ヤマモミジ、スギ、ツバキ、アジサイ、サツキ、サザンカ、ウメモドキ、フヨウ、サルスベリが植えられて四季が楽しめます。南大谷の自然を取り入れ、夢窓疎石(むそうそせき)を模した独創的な庭園となっている。
その昔、この寺では庭園を愛で「俳句・和歌」の奉納額が庚申堂に掲げられているが、風雨にさらされ…幾星霜、時の流れを感じますね。

<庭園の黄金比、敷石を踏みしめ…悟りの境地を味わう>
<地蔵菩薩の石材は、和泉砂岩製のもの>

ケヤキ(欅)造りのお堂

2020-02-21 | 神社仏閣
浄光寺の庚申堂(こうしんどう)はケヤキ(欅)造り
入母屋千鳥破風と軒唐破風(のきからはふ)が付く『庚申堂』。本尊は役行者。方三間の大きさは、各要の丸柱(12本)は欅(けやき)造りです。屋根は杮葺き(こけらぶき)です。園部町内では珍しい…
神社仏閣建材の多くはヒノキ材を使っていますが、この庚申堂』は欅(ケヤキ)造りで建てられています。各丸柱をよく見ると、ケヤキならではの力強い木目があり、木の年輪(成長輪)が一目でわかります。これが欅の特徴です。
ケヤキは広葉樹で建材に使われるようになるのは、二人がかりで引く「大鋸(おが)」と呼ばれる縦引きノコが登場する、室町時代以降からです。戦国時代の城には多く使われている。道具の発達によって、使用する樹種も大きくかわっています。諸々を知るとお堂が建てられた時代か!…的を絞りやすくなりますね。
寺を訪ねられた時は、柱にも注意して下さい。…きっと楽しくなりますよ。

<横から見ると柱が4本見えますね三間(さんげん)です、写真を拡大して下さい、ケヤキの年輪がわかります>


<正面は入母屋千鳥破風と軒唐破風、小さな集落で大きなお堂(庚申堂)に驚く!>

浄光寺の鬼瓦 曹洞宗

2020-02-20 | 神社仏閣
浄光寺 曹洞宗 (園部町南大谷)
浄光寺の薬医門の屋根の鬼瓦は鬼の面をかぶった姿をしている。よくみると『阿・吽』の姿をしています。寺の厄除け・魔除けを払っているとのこと。
寺の歴史は古く…詳細不明であるが、元和元年(1331)の釈迦如来が本堂に祀られていると「郷土誌 丹波古道」が紹介する。…幾星霜。
丹波攻略の明智光秀と八上城の波多野氏の戦いに、この寺はどのような働きをしたのであろうか…梵鐘には十字の文字が気にかかる


< 阿の鬼が! >

< 吽の鬼が! >

< 薬医門、蟇股に亀甲に子亀を持つ紋が、等がある >