地元、大学大学付属病院の担当医の「診療情報提供書」(紹介状)を持参して、東京大学医学部付属病院を訪れました。
この附属病院は主に高度・先端医療を提供する「特定機能病院」として承認されており、受診(初診)する際は原則、他の医療機関からの紹介状(診療情報提供書等」が必要です。
完全予約制ですので、万全な準備を整えて出向きました。
外来初診ですので、総合受付での諸手続きに30分程、時間を要しました。
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痒疹と診断されて、治療に通院してますが、一向に改善の兆しがありません。
病状は慢性化しております。皮膚の痒みに耐えかねて、掻きむしってしまうことが頻繁でした。
その傷跡が更に悪化させる要因にもなっておりました。
担当医からは治り悪い皮膚病と言われております。
その原因ははっきりと分からないとのことです。
原因が不明で、治療薬を塗り続け、皮膚疾患における炎症を一時は抑制し、腫れや痒みなど改善されるが、直ぐ再発することが繰り返されてます。
担当医には2年間ほど真摯に治療に取り組んでいただいてます。治療方法に間違いはないと思いますが、他の医療機関の医師の意見も聞いてみる事にしました。
インターネットで東京大学医学部付属病院の外来受診方法を検索し、担当医に紹介状の依頼をしました。
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担当医の医師としてのプライドがどうも、紹介状を書くことに邪魔立てしているようです。
「この病状に対する治療方法は何処の病院でも同じですよ」
「先生の治療方法を、決して疑っているわけではありません。その事を確認しながら、自分なりの対処方法を考え直してみたいのです。そういう事を紹介状に書いてください。紹介所に対する診察結果報告もあることでしょうから、宜しくお願いします。」
担当医と患者の関係、いつの間にか対等に交渉が出来るようになってます。かって、がん治療に関せる書籍をいろいろ読んだ記憶があります。その折り医師との付き合い方を伝授する箇所がいろいろありました。知らない内に身に付いていたんですね。
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東京大学医学部付属病院の皮膚科の担当医は女医さんです。
待つことなく、30分ほどの診察です。これには驚きました。
病状に関する情報は全て紹介状で開示してます。
診察時間の殆どは患者の疑問、不安に対する対処です。
この病気の原因は不明とされていて、病院では治療の対処しかしてない事を伝える。
「残念ながら、それが医学の限界です。担当医はそれをはっきりと伝え悪いです」
この女医さんの一言で疑問が解消しました。いとも単純な事です。
あとは、この病状に対する自分なりの対応の仕方について、話を聞いて貰いました。
今日の担当医の女医さんに聞いて貰った内容は、これから実践しますと宣言したようなものです。
それを実践すれば病状は間違いなく改善に向かう事、間違いないと思うことを言ったつもりです。
「皮膚が痒くても、掻きむしらない事。夜の手袋を嵌めて睡眠する事」
今まで守られてこなかったことです。
「是非、実践して下さい。これは患者自身の心掛けの問題です。医師の治療方法と一体で効果が表れることでしょう。期待してます。」
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生体検査も不要とのことだった。
再診の予約もなかった。
何時の日か、病状回復の報告に伺いたいと思ってます。