献血手帳に献血記録が記載されます。
献血回数に応じて、日本赤十字社から褒章されました。
健康優良児でしたから、この献血手帳を自分自身のために
利用する機会はありませんでした。
ある時、会社の同僚の大学時代の友人の娘さんがが心臓の手術をするため
急遽、献血量の確保が必要となりました。
その呼びかけに応じ、献血手帳に記載された献血量を全て提供しました。
その娘さんの心臓手術は成功しました。
その子が成人するまでの10年間、年賀状の交換がありました。
献血を継続していたことが、人助けに繋がった事例です。
それから、もう一つ。
家内が勤務していた会社の同僚の息子さんが白血病と診断され
定期的に輸血が必要です。応援を求められました。
「B」型の輸血です。
この子は、まだ小学生です。
入院先の病院に見舞いに訪れながら、何回か輸血をしました。
当時は難病とされていた病気でした。
残念ながら、治療の甲斐もなく、亡くなってしまいました。
輸血と言う言葉を聞くたびに、この悲しい出来事が思い出されます。
「輸血をしたことがありますか?」のお題目
私の献血活動に起きた2つの事例が未だに記憶に鮮明に残っております。
今は、古希を迎えて、献血は出来ません。
若かりし頃の献血活動、それなりの意義を感じていたのだろうか?
それは、定かではありません。
ただ、良かれと思っていたことだけは事実です。