日々是好日

今日も晴天なり。
どんな日でも、毎日は新鮮で最高にいい日だと思うことにしてます。
ご一緒に如何ですか?

「おじいちゃん、だっこ!」?

2017-10-14 00:00:00 | シニアライフ

「おじいちゃん! だっこ!」

両手を挙げて、走ってくる女の子。

「おはよう!しっかりご飯食べてるかなぁ?」

「食べているよ」

「それじゃ、昨日より重くなってるかなぁ?」

そんな会話をしながらの、だっこです。

「朝の公園体操、お孫さんとのご一緒、とても微笑ましいですね。」

素直な感想が聞こえます。

・・・・・

学校が夏休みに入ってから、毎日欠かさずに公園体操に参加する

小学校低学年の女の子です。

「おじいちゃん、何している?」

「公園の鳩たちに朝ご飯をあげているの。」

最初に交わした会話です。

鳩が私の肩や手に飛び乗るのを見て、びっくりしている様子です。

「あのね、公園の鳩に餌を上げては、いけないという人もいますが

私にとって、この鳩たちは友達なんだ。この餌は畑で採れた黒豆なの。

鳩たちの好物なんだ。一緒に上げてみませんか?」

最初は鳩の方が警戒している感じです。

翌日から、一緒に鳩への餌付けが始まりました。

「鳩たち、こんな固い豆沢山食べて大丈夫かしら?」

「大丈夫、鳩には胃袋以外に、食べたものを蓄えてすりつぶす働きをする袋を持っているんだよ」

「牛と同じなんだね。子供の国の牧場に遠足に行ったとき、牧場のおじさんが教えてくれたの」

「鳩の喉の処、食べた豆がコロコロしているよ」

「手に乗ってる鳩、何時も同じ鳩なの?」

「そうだね、名前は付けてないけど」

「黒豆がなくなったら、どうしてるの?」

「食パンを上げるの」

「家の人に、怒られないの?」

「何時も怒られているよ。今まで6枚切りのパンを2枚食べて、鳩に1枚上げていたの。」

「それじゃ、直ぐパンが無くなってしまうね」

「それでね、今度8枚切りのパンにして1枚だけだべて、そして鳩にも薄い1枚にしたの」

「そしたら、怒られなくなったの?」

「そんな感じだね」

「そのおばさんって、あの綺麗なひと?」

「そうだよ。綺麗だなんて、きっと喜ぶだろうな!」

・・・・・

「夏休み、田舎のおじいちゃんやおばあちゃんの処に遊ぶに行くでしょう?」

「ううん!おじいちゃんおばあちゃんいないの。」

「あ!そう! それじゃあなたのおじいちゃんになってあげようか?」

私には同じ年頃の孫がいます。今年小学校に入学したばかりです。

話題が次から次へと湧いて、尽きません。

そして、ある朝の事です。

「おじいちゃん、だっこ!」

体操仲間の女性の写真愛好家が、その一瞬をカメラに納めてくれました。

笑顔がとても素敵な写真です。彼女にプレゼントされました。

・・・・・

「もう直ぐ、夏休みの終わりだね。宿題全部やり終えましたか?」

「宿題全部終わりました。作文も書いたよ。」

翌日の朝の事です。その作文、学校の先生に提出する前に見せてくれました。

「わたしのおじいちゃん」が題名です。そしてあの写真が原稿用紙に張られております。

おじいちゃんが欲しかった。おじいちゃんにだっこしてもらいたかった。

ずーと思っていた夢が叶った事を事細かく、綴れれてました。

とても素直な素敵な作文でした。

この子との約束を守って、一人で感動してました。

大きな💮を添えたい気持ちにです。

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夏休みが終わっても、毎朝学校に出掛ける前に公園体操に参加してます。

同年代の友達も増えました。

シニア世代の公園体操仲間のマスコット的存在です。

遠隔地農場で実った柿を採取してきました。

公園体操仲間と一緒にお裾分けです。

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あれ!いつの間にか? 家内があの子のおばあちゃんなっている!