明けても暮れても、新型コロナウイルス感染の報道ニュース。
一向に減らない感染患者数。
留まる事を知らない新たな感染患者数、増加の一途を辿ってます。
テレビ画面でしかお付き合いのない志村けんさん、俳優の岡江久美子さんが、
新型コロナウイルス感染による肺炎で死去された。
そして。駅の自動改札機でお馴染みのオムロン会長の立石さんも犠牲者です。
コロナ感染の重症化が死に至らしめる恐ろしさを知らされた気がします。
その軽症患者と重症患者の区分けが定かではありません。
PCR検査で陽性と判断されても、軽症患者は自宅待機。
感染患者の病院受け入れ態勢が重症患者だけと云った感じ。
軽症や無症状でも、急激に症状が悪化することもあり、油断はできない。
またまた、埼玉県で自宅待機の感染患者が死亡した。
2日立て続けての自宅待機の感染患者の死亡に、今度は知事のコメント、
更に厚生労働大臣が記者会見するに至った。
感染軽症患者の自宅待機の見直しです。
宿泊施設を提供し、隔離する対策の実施です。
そもそも、自宅待機では家族への感染が心配だった。
当然のことだ。遅すぎの感じすらある。
やらなければならないと、意思表示しただけで、
その具体策が見えてこない。困ったものだ。
自分の住んでいる市内各区の感染患者数のデータが気になる。
市内全体で212人の感染患者数。そして在住区での感染者数が35人。
知らないうちに感染者が増えている。他人事のような感覚では入れらない。
そして隣接する区内の郵便局で、集配を担当する社員が新型コロナウイルスに
感染し、業務が休止されて郵便配達に遅れが生じておるとか。
いろいろ、身近なところでコロナウイルス感染に絡む情報が、否応なしに入り
ます。
話題を変えます。
新型コロナウイルス感染患者が未だに0件の岩手県での出来事です。
今日の朝刊の社会面に掲載されていた記事です。
首都圏から岩手県の実家に帰省中の妊婦の出産に絡む、病院の対応が
問題視されている内容です。
事実関係は、破水した妊婦が自分で病院に電話したが断られた。更にその病院
を通じて受け入れを求めた病院からも拒まれた。
その後、救急車で別の病院に搬入され、PCR 検査で陰性が確認された後
帝王切開で出産し、母子とも健康だという。
他人事ながら安堵しました。
私も、昔、長男の出産の際、家内が破水した時は、どうしたらいいのか
慌てたものです。
岩手県は全国で唯一、感染者が確認されておりません。
どうしたら、そのような結果を導き出しているのだろう。関心事です。
県は、医療機関に感染症対策をした上で通常通り対応するよう求めておりま
す。成る程、ご立派。それなりの努力はしております。
この記事の記者さん、基本に添った関係者の取材をしております。
病院関係者の取材:「院内感染に備えた対策が万全でないため」
新型コロナウイルスの感染リスクを理由に説明しております。
2番目に拒んだ病院関係者:「県外から来た人には来県から二週間後の受診を
お願いしてます。手術室や分娩室の感染症対策が整っていない事を考慮し断っ
た。」
県の医療局:「過剰な対応だった。」
記者の取材はここで終わってます。
人の命を扱う医療機関の病院で、もっと臨機応変に対処しても良いのでは?
この記事の報道趣旨が伺われます。
でも、ちょと納得しないところがあります。
臨月を迎えた妊婦さん、出産する産婦人科病院も定まっております。
緊急事態宣言が出て不要不急の外出自粛が 呼びかけられております。
その最中、実家に帰省しなければならない事由があったのだろうか?
恐らく掛かり付けの産婦人科病院からも、いろいろ出産に当たっての注意事項
を徹底されていたことでしょう。
それに、時節柄の注意事項を重ね合わせていたら、こんな事態を招くことには
ならなかったであろうと思う。
身勝手な、安易な行動が引き起こしてしまったことに対する、反省の言葉がな
いのは物足りない。
県医務局のコメントは、差しさわりのない説明に終わっている感じ。
県外からの来県者に対し、もっと具体的な説明を加えてほしかった。
感染患者0件の誇れる取組を明かしてほしかった。