将棋界はでは史上最少年での二冠と八段昇格を達成した
藤井聡太棋聖が話題になっております。
期同じくしての将棋の駒の話題です。
山形・天童は将棋の駒で有名です。
天童市の将棋駒産業は全国の約9割以上とか。
江戸時代後期に生活の困窮にあえぐ下級武士の救済として
当時の天童織田藩2万石の用人職の吉田大八が
当時の天童で生産されていた将棋駒の制作を、諸々の反対を押し切って
藩士に奨励した事が、後世に伝わる天童将棋駒の振興につながるとか。
地元天童市の公園に立つ「吉田大八公像」です。
(検索先から引用しての掲載です)
子母澤寛の小説「烈風」を最近読み終えて知りました。
この小説は幕末から明治維新にかけて活躍した「吉田大八」を
主人公に描いた物語です。
偶然にも将棋の話題が重なりました。
趣味の読書が取り持つ不思議なご縁に感動し、投稿しました。
士農工商の身分制度が浸透した時代、武士が将棋の駒を制作し、
それを売って生活の足しにする、商人の真似事にいろいろと
異論があったことでしょう。
それを押し切って、江戸に集う全国の各藩に天童織田藩の将棋の駒を
広く知らしめる広報活動。
「将棋の駒は天童」、なかなかの知恵者です。
二冠と八段昇格達成の藤井聡太棋聖の、
今後の活躍に期待を寄せております。