7月26日 (木)。
大阪・天満で“夏の芸術教育学校”の研修に行ってきました!
以前、
“保育ナチュラリスト”の研修を受講したヤツです!
毎年、
“1泊2日”の研修に行かせていただいているんですが、今年はその研修に園からは10人参加し、それ以外の先生は別の研修に行ってみよう!ということになり、ねえねは、お泊り研修の日に、
“胃カメラ”をのませていただき、ありがたく“木育サポーター”の研修に行かせていただきました!
“木育”って、最近、よく耳にはするし、気にはなってはいたんですが、いざ、真剣に自分でお金を払って勉強するか?といわれると・・・なかなか足踏み
状態だったんです。。。
(それじゃあダメなんですが・・・ねぇ。。。)
10000円という高い研修費を出していただき、学ばせていただけるなら!と、暑い暑い中ではありましたが、ちょっとウキウキでした!
ひとりでの参加でしたが、教室の入口で、研修の教材を選んでいると、声をかけられ、一緒に席に座ることに!
なっ!なんと!!名古屋から始発で在来線で来られたそうで。。。
この日も帰り、翌日も始発で別の講座を受講されるんですって!
他にも、自己紹介をする中で、埼玉県や大分県から来られた方、お仕事も特別支援学校の先生やネットショップをされている方、設計事務所の方に林業をされている方など・・・本当にいろいろな年齢、職種の参加者に、ねえね、木育の幅の広さを感じました!
でも、みんな木にかかわっておられたり、関心がある方たちでしたねぇ。。。
講師の先生は“岐阜県木育推進員”の方で、(多分)ねえねと同じくらいの年齢で、以前行った
“河川環境楽園”の指導員をされたりしていて、とっても親近感がありました!
午前は、“木育概論”というお話でしたが、難しそうでしょ?
それが・・・木育って、特別なことではなく、“木とふれあい、木に学び、木と生きる”ことで、“あたりまえ”を“あたりまえ”にすることなんだということを知りました!
そして、“木育サポーター”とは、園の中での木の専門家!地域を含めたコーディネーターできる人!ってこと!
でも、なぜ?そんなことが必要なのか?という背景は・・・今の日本が抱える社会問題があるんですって。。。
自殺者が多いのも、“モノ”はあるけれど、“ココロ”が満たされていない・・・幸せなんだろうか?ということ。。。
そして、日本は世界の森林率3位に位置するのに、1位のフィンランド、2位のスウェーデンは学校教育の中に木を使った教育があるのに、日本は・・・ない。。。
日本は“木の文化”が誇りだ
といってもいいのに・・・というお話を聞きました。
本当にその通りだと思うことばかりで、木育って大切なことです!
そんなお話の中で、宿題(が出されていました!)の答え合わせをしながら、木を使ったモノのお話も聞きました!
下駄は“キリ”!
イチローのバットの木は“アオダマ”なんですって!
この木の先にイチローのバットがついていたそうな!
櫛は“ツゲ”!
箪笥は“キリ”!
しゃもじやスプーンは“ホウ”!
と・・・木それぞれが持つ特徴を生かして、ねえねたちが使うモノになっているんです!
これも当たり前のことなんですが、このお話を聞くと改めてそうだなぁ~と思いました!
そして、岐阜県では木育に力を入れておられて、“木育カリキュラム”“木育プログラム”という木と暮らす、木とともに生きることを保育や教育に取り入れられていて、すごい!すごい!と思っちゃいました!
この作品はその一例です!
例えば、年少は紙ヤスリを使う、年中は鉄ヤスリを使う、年長は金槌を使う!→そして、作品を作り上げる!→それを指導するのは先生や保育士なんで、先生たちの研修をする!という感じです。
このお皿は紙ヤスリで磨いたものです!
子どもたちがお皿などにして使うんですって!
このスプーンも作品です!
これも本当に、特別なことではなく、ねえねたちもしっかりと考えればできることだし、こういうことを取り入れることができると、本当に素敵な保育になるだろうなぁ~と思いました!
ちなみに、これは廃業される和菓子屋サンから譲り受けたそうです!
落雁の型です!
こんな素敵なもん(作品ですよねぇ!)を捨てる!なんてもったいない!!もったいない!!!
そんなこんなで、時間をオーバーしちゃうくらいの熱い午前の講座でした!
そして、午後からは、“森のかけらのお守りづくり”をしました!
紙ヤスリを使って、表面をツルツルにしていきます!
モクモクとする作業が“無”になっていたり、一緒に机で作業をするうちにみんなでワイワイとおしゃべりになったり、木のおかげなのか?作業のおかげなのか?気付けば、かなり、打ち解け合っていました!
そして、エゴマの油を半分、塗ってみました!
右(スギ)は“琵琶湖”?っていう感じ
の形でしょ!
左(ヒノキ)はおうちに持って帰ってからの宿題です!
作品作りのあとは・・・なんと!ねえねたちも3人グループで、木育プログを作りました!
ねえねは、特別支援学校の先生と林業の方と一緒に、いろいろな意見や考えを出し合いました!
“卒園記念のお皿づくり”というタイトルで、設定する季節や場所に時間など、ひとつひとつにねらいや伝えたいことなどを踏まえ、必要なコトやモノ、課題などまで考えました!
でも、ひとつのプログラムを作るときに、違った職種の方から質問をされると、ねえねたちが保育するときにたてる話し合いとは違った感じで、とっても新鮮でいい経験でした!
時間が足らず、発表も全グループの話を聴くことができなかったのは残念でしたが、木に関することだけではなく、いろいろなことを話し、聞いているうちに、なかなかコトバや形にはならないんですが、いろいろなことを吸収できた気がします!
これも木のおかげかな?
最後は“木育サポーター認定書”といただき、充実した研修となりました!
右は大分から来られた“木人”という肩書の方が“ヒノキ”のチップをくださいました!
そして、左はその名も“ちょー気持ちいい!!”!
コチラは買っちゃいました!
心地いい手触りで、遊び方や使い方は自由!です!!
触っているだけで・・・癒されます!
さて、最初の写真のように、角材になってしまうと・・・何の木?なのか、ねえね、全くわかりません
し、それぞれの木の重さが全く違うことも初めて知りました!
こんなねえねですが、ねえねができる木育って何かな?と考え、ねえねができることからはじめてみよう!と思うのです。。。
研修に行かせていただいて、ほんと、ありがとうございました!