騙し騙し

　良性発作性頭位眩暈症の発症から、一か月以上が過ぎたが、依然として眩暈の症状は残ってしまっている。

　人は私によくこう言う。「無理をしないよう……」。しかしこの病気には、訓練療法なるものがあることからも分かるように、ずっと安静にばかりしているより、多少は無理をしてでも動いた方が、治りが早いという一面があるようだ。
　そんな訳で私もやや不安を抱きながらも、騙し騙し動いている。


　そして先週末の某映画の撮影現場は、いささか面白かった。
　私の役どころは、中小スーパーの店長。この店長役が随分と様になっていて、なんとまあ撮影スタッフまでもが、本物の店長と間違ってしまうぐらい。これは大河ドラマ『新撰組！』で僧侶役を演じていた私が、撮影現場となった寺に訪れていた観光客に、本物の僧侶と間違われて以来の出来事である。


　スタッフまで騙してしまえるとは、いやはや役者冥利に尽きる事件であった。

写真写り

　今日は撮影……、と言ってもテレビや映画の撮影ではなく、頭部ＭＲＩの撮影であった。ビービーガーガー、相変わらず機械音がやかましい撮影だった。

　写真写りはさすがに良く……、いやいや冗談はさておき、幸い脳には異常がなかったことが、改めて判明した。
　結局のところ、やはり耳の中の耳石の異常が原因の眩暈。少しずつ少しずつ快復に向かってはいるが、まだしばらくは薬を飲みながら、様子を見ていかなければならないようだ。


　さて先週末に引き続き、明後日も某映画の撮影。やはり撮影はＸ線や超音波で体の内部を写すより、顔や姿を映してもらうに限る……、と思った。

梅雨明け

　朝から青空が広がった今日、近畿地方でも梅雨が明けた。

　ＭＢＳ『ちちんぷいぷい』のお天気キャスター今出さんによれば、大阪で朝から快晴になったのは４２日ぶり。そして７月２４日朝の最低気温としては、５０年ぶりの更新なのだそうである。
　なるほど昨夜から今朝にかけては、肌寒いくらいだった。さすがに昼間の気温は上がってはきたが、それでもさっぱりとした秋のような爽やかさである。


　嗚呼、私も眩暈が治って、早くすっきりしたいものだ。


　写真は、我が家のベランダからの風景。

目が回る

　発症当初に比べると、眩暈は徐々に快復してきてはいるが、まだまだ完治には至っておらず、常に立ち眩みのようなクラクラ感が残ってしまっている。

　今のところ耳鼻科では、薬事療法のみ。「眩暈が残っている段階で無理をしてはいけない」という慎重派の医師に従い、訓練療法は控えている。

　今週はもう一度耳鼻科で診察を受け、来週は頭部ＭＲＩの検査を受ける予定だが、それと前後してこの週末には、某映画２本の撮影予定が入っている。


　元気な時は暇続きなのに、こんな体調不良の時に限って忙しくなる。
　文字通り、目が回るような週末になりそうである。

ムニャムニャ言わない

「しばらく大阪にいるからね……」

　今朝、私が口走った寝言である。
　あまりにハキハキした寝言に、妻が応えた。

「誰が？」
「誰がやろ……？」

　そこで目が覚めた。

　自慢じゃないが、大学ではアナウンスメントを専攻。大学卒業後もフリーでニュースアナや野球の実況アナを始め、数多くのアナウンスやナレーションの仕事をしてきた私。


　だから寝言もムニャムニャ言うのではなく、はっきりとした発声滑舌で言ったらしい。これも職業病だろうか……。

それでも地球は回っている

　突然の激しい眩暈に襲われてから１７日目。パソコンの前に久しぶりに座ったが、相変わらず完治には至っていない。

　しかしながら、いつまでも眩暈の話に執着していても気が滅入るばかりなので、少し話題を変えることにする。


　今年も「ぴあフィルムフェスティバル」（http://www.pia.co.jp/pff/festival/29th/）が始まった。

　私は昨年、山田雅史監督の先付け映像「ボスの一番長い日」（http://www.youtube.com/watch?v=S04tOh9B5nY）に出演させてもらったが、今年はその続編「ボスの一番長い日２」にも出演。
　犯人を追って元気に走り回っている刑事役の私にご注目を！

　以下は、その予告編映像である。
http://www.youtube.com/watch?v=TaHouRhGYfk

お休み中

　平素より、当ブログ「西向きのバルコニーから」をご愛読くださいまして、誠に有り難うございます。

　さてこのブログの管理人こと、私カームラ・Ｋは、現在病気療養中であります。
　病名は「良性発作性頭位眩暈症（りょうせいほっさせいとういげんうんしょう）」。酷い眩暈（めまい）に襲われる病気です。

　故にブログの更新もままならず、愛読者の皆様には本当に申し訳ございませんが、今しばらくブログを休止状態とさせていただきますこと、ご了解くださいますよう、宜しくお願い申し上げます。


　なるべく早く、帰って参ります！　それまで皆様、どうぞお元気で！