西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

始まり始まり(大阪モノレール少路駅)

2009年11月28日 13時50分00秒 | ステンショから
 大阪モノレール本線「少路(しょうじ)」駅。

 12年前の秋のことである。

 当時所属していた事務所から言われ、とある地方警察の防犯ビデオのオーディションを受けた。聞けば犯罪の魔の手に襲われる家族の、お父さん役という設定とか。しかし当時の私は、ナレーションやDJ、司会など、声やお喋りの仕事が主で、声のみの言わば声優的な仕事は数多く経験していたものの、いわゆる顔出しの役者仕事の経験は全くなかった。

 事務所も何を思ったのか……? こんなオーディション通る訳ない……、と思いつつ、無駄な労力を惜しみながら、嫌々オーディション会場へ。故に特別な気合も気構えも何も持たず、面接の真最中に携帯電話を鳴らせてしまったりして、製作者に対して何とも失礼な私であったが……。

 オーディション、合格!

 肩に力が入っていなかったのが、逆に功を奏したのか、数日後に撮影本番日を迎えることになった。
 場所は、この時初めて乗った大阪モノレールの少路駅から、徒歩で10分ぐらいの高級住宅。吹き抜けの螺旋階段があって暖炉があって……、そんな家の主の役。
 声の仕事しか知らなかった私は、所作や仕草といった動きが全く思うように出来ず。動きに気を入れると、今度は言葉が出なくなってしまい、アドリブ部分はまるでパントマイムのよう。監督さんから厳しく指摘指導された。


 そういうドタバタな役者スタートをしたのが、この「少路」駅からである。


ヘッドライト・テールライト/中島みゆき



 なんでこの曲やねん……、って?

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私ある中なんですよ

2009年11月27日 17時20分00秒 | Weblog
 夏に新しくした携帯電話には、歩数計が付いている。

 自宅から駅まで、往復徒歩で20分弱。
 阿倍野まで出て、乗り換えを重ねて、目的地でウロウロブラブラすると……、たいてい1万歩を超える。

 ……で、動物園へ行った23日は……。

 18,487歩!
 21日からの3日間で、5万歩余り!


 座右の銘は「歩いて歩いて」ですから……。

水前寺清子/三百六十五歩のマーチ(ワン・ツー・パンチ)



余談ながら、水前寺清子と言えば、近所の秋祭りのだんじりから「ありがとうの歌」の替え歌(?)が聞こえてきた。Nice choice!

ありがとうの歌 水前寺清子




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動物園も知ってるで

2009年11月27日 02時45分00秒 | 関西ですねん!
 日ごろから若い人たちに「経験が大事だ」などと偉そうなことを言っている私だが、実は大阪に20数年住んでいながら、今まで一度も、天王寺動物園へ行ったことがなかった。

 天王寺動物園
 http://www.jazga.or.jp/tennoji/

 そしてようやく今更ながら、先日初めて行ってきた!

 象、ホッキョクグマ、虎、ライオン、サイ、河馬、アシカ、キリン、シマウマ、チンパンジー、コアラ、フクロウ、ペンギン、フラミンゴ……。

 子供の頃は京都岡崎。ここ10年ぐらいだと東京上野、神戸王子と他の動物園には行ったことがあったのだが、本音を言えば、檻の中に入っていて強い悪臭がする動物園という所が、どうも不健康な気がして、あまり好きではなかった。

 しかし天王寺動物園は、そんなに臭くなかった。象やキリンや虎やライオンなどは、サバンナゾーンというアフリカの自然が再現されていて、そこでまるで放し飼いのような開放的な状態で見られて、何だかワクワクして童心に帰って楽しむことが出来た。

 園内の数ヶ所には、映画『沈まぬ太陽』のポスターが貼られていた。ニューヨーク動物園のシーンが、実はこの天王寺動物園で撮影されていたのだとか。
 以前から観にいきたいと思っていた『沈まぬ太陽』だが、また一段と観たくなった。


 こんでやっとこさ、名実ともに大阪の子ぉになれたような気がする。


ぼくたち大阪の子どもやでェ


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ごきげんうかがい

2009年11月26日 03時19分00秒 | テレビ
 最近頻繁に見る、公共広告機構のCM。

 ACのCMが多いということは……。苦しいね……。

 それはさて置き、もう100回以上見たのではないかと思うこのCM、いくら実家が近いとはいえ、90歳の母を持つ身の私としては、何度見せられても何度見せられても、目頭が熱くなってしまう。


 先日もテレビを見ながら、つい母に電話を入れた。

ACジャパン 「ごきげんうかがい」 60s


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追悼 亀山房代さん

2009年11月25日 17時47分00秒 | Weblog
亀山房代さん(タレント)が死去(読売新聞) - goo ニュース


 亀山房代さんに初めてお会いしたのは、私が大学を卒業した、1985(昭和60)年の秋だったと思う。

 ラジオ大阪の当時の新番組「2丁目ダウンタウン」中に流れるCMのナレーションを録りにいった、旧関テレ近くのスタジオだった。
 私にとっては2つ目のお仕事となったその録音を終えて、ブースから出てくると、マネージャーらしき男性に連れられた小柄な女の子が、シャキシャキっと頭を下げた。

「カメヤマフサヨデス! ヨロシクオネガシマス!」

 その風貌、出で立ち、声……、どれも個性なエネルギーを爆発させている感じで、まるで異星人のよう。私に強烈な第一印象を植え付けてくれた。

 それから11年が過ぎた1996(平成8)に、サンテレビで放送された「吉本テレビショッピング」で、亀山さんはMC、私は商品プレゼンターとして再会。
 さすがに昔の私のことはご記憶になかったようだが、デビューして間もなかった当時の、あのラジオ番組のことを細かく楽しくお話して下さった。

 またいつか、どこかでお仕事をご一緒出来ることを楽しみにしていたのだが……、叶わぬこととなってしまった。
 誠に悲しい……。


 心から、ご冥福をお祈り申し上げます。合掌。

主人公は引っ込み思案

2009年11月25日 01時33分00秒 | Weblog
 今年2月に産経新聞河内版に掲載された、大阪芸術大学映像学科長の大森一樹教授の紙上講義を紹介した。

 http://blog.goo.ne.jp/uma8097/e/9fcab78e6ba134511242daed72f0624e

 そしてつい先日の22日、同新聞の紙上講義第31回として、同大学映像学科の西岡琢也教授の紙上講義が掲載されていたので、またこのブログに書き写し、紹介することにする。




大阪芸大発 著名人教員の紙上講義▸▸▸31 映像学科教授 西岡琢也さん

 父親が脚本家で息子がどうして同じ道を選ぶのか。
 父親に「文才がない」と指摘される部分と、父親が銀賞だったコンクールに優勝して、「やっぱりおれの息子だ」と褒めるシーンだけで、あとは主人公である息子の恋愛話が続くね。親子の確執を描く割に、父と息子のシーンが2つしかないのは物足りない。
 人物造形が弱い。父親はどういう作品を書くの? 次までに考えてきて。母親は図書館の司書か。父親が調べ物をしに来て知り合った。それはありだね。
 細かいことだが、父親がロミオとジュリエットを喜劇仕立てにして入賞し、息子も同じテーマで金賞を取ることはあり得ない。主催者は盗作を警戒して過去の作品を必ず調べるから。
 映画やドラマのリアリティーというのは、本当のことを書くのではなく、本当にありそうなことを書くんだ。うそでもいいから、こういう人いるよね、こういうことあるよね、と見た人に思わせることが大事だ。
 ≪2年生を対象とした「シナリオⅠ」の授業では、200字詰めで50枚のシナリオが課題となる。この日は、途中まで書かれたシナリオを一人ずつ指導していく。その中で優れた作品の何本かは、3年次に映像化される。西岡さんは「映像にすると文章が具体化され欠点もよくわかる」という≫
 小説家と違って、2代続けて脚本家ってあまりいない。うちの子も選んでいないし。
 父親は昔、脚本家を目指したが挫折して、今は別の仕事をしていて、息子が脚本の道を選ぶってのはどうだい。だめか。
 君は将来、働きながら脚本の勉強をしたいのか。シナリオ講座には、そんな二足のわらじをはいている人がたくさんいるけれど、10年かかって芽が出なかったらあきらめた方がいい。早く世に出られないのは、求められていないと思った方がいい。
 ≪西岡さんは、映画やテレビドラマは不特定多数に向けて送り出すもの。社会に向かってモノをいうのだから、知らない人にも共感を持ってもらうような題材、表現方法を選ばなければならないという。
 だが、今の学生は社会への興味が足りないと指摘する。「興味は自分の周りのことばかり。同窓会ネタが多い。新しい世界との出会いがない。出てくる主人公は引っ込み思案。コンビニでアルバイトをして、父親は普通の会社員、母親はスーパーでパートとすべて紋切り型。これではドラマにならない。」
 また芸術に接する機会も少ないので、もっと学外へ出て演劇や映画、コンサートなどに触れないとだめだと呼びかけた。
 さらに、シナリオがうまくなるのに近道はない。書き方や形は教えられても、自分の内面を豊かにして、あとは本数をかくしかないと強調した≫
 脚本家の「脚」は足のことだといわれます。シナリオを書いている時間より、情報や資料を集める仕込みの時間が楽しいし大切です。舞台となる場所に行ったり人に会ったりして、その場の空気を感じてほしい。頭の中に映像を持つことが重要です。
 スタッフや俳優をその気にさせる舞台や雰囲気をつくり、映像が浮かぶシナリオが優れたシナリオなのです。
                                                                      (構成・慶田久幸)





 正直に言わせてもらえば、実は私も、普通の会社員や普通のお父さんの役をもらっても、あまり嬉しくないし、ホントはやりたくない。



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火事です火事です!

2009年11月24日 15時55分00秒 | Weblog
 今日、未明、午前4時過ぎ……。

「キュイーンキュイーン! 火事です火事です!」

 我が家の天井にある火災警報器が、けたたましく鳴った。

 慌てて起き上がって、警報器から短くぶら下がっている紐式のスイッチを引っ張り、すぐに警報音は鳴り止んだが……。
 結局、誤作動。けど未明に突然鳴り響いた音のお陰で、心臓はドキドキバクバク……。しばらく眠れなかった。


 各家庭でも設置が義務付けとなって、だいぶ経ったこの警報器。我が家のあるアパートにも、家主さん依頼の業者によって、今年6月下旬に2つの部屋に1個ずつ、計2個の火災警報器が天井に取り付けられた。

 
 そしてそれから、丁度ひと月経った7月下旬のことである。
 朝8時過ぎ、出かける妻を見送るべく玄関のドアを開けると、遠くから微かに異音が……。何となくツクツクボウシの鳴き声にも聞こえる。
 妻を送り出してから、改めてしばらく耳を澄ませていると……。

「キュイーンキュイーン! 火事です火事です!」

 ……と聞こえる。
 この音は……? そうだ! ひと月前、設置された時に試験的に聞いた、あの火災警報器が発する警報音であることを思い出した。

 これは大変だ!

 早速、家主さんに電話で通報。しかし自転車で駆け付けた家主氏、耳が遠くて警報音が聞こえないらしく、すぐに帰ってしまわれた。
 しかしまだ、警報音は鳴り止まない。

 ええい他人事や! どないなったって知るかい!

 確かに室内に入ると聞こえなくなるような小さな音なのだが、しかししかし気になるので、時々外へ出て耳を立てる。

  まだ聞こえる……。

 彼是1時間ぐらい、妻や実家に電話で相談しつつ、やきもきしたが、思い切って消防署へ電話を入れことにする。

 しかしもし誤作動だったら……? 以前実家にいる頃、悪戯通報があったらしく、消防車や救急車が10台ぐらいやってきて、ご近所が大騒ぎになったことを経験している故、それを思えばさすがに119番こそ出来なかったが、とにかく相談窓口とやらに電話。

 始めは穏やかな応対をしてくれていた消防署員だったが……、次第に口調が昂ったものに変化していくではないか。

「それは十分緊急事態です! すぐにサイレン鳴らして消防車を向かわせます!!」

 そして10分余りで、消防車が到着。さすがに早めにサイレンは止めてくれたが……。到着後早速、警報音が聞こえる部屋の窓を破って突入することが検討されるも、家主氏の了解を得られていないことを理由に断念。
 それがまた家主氏が外出中で連絡が取れず、遅れて到着した警察官とともに大騒動。

 ……で、結局……、警報器の誤作動……。


 この手の火災警報器、埃や虫や結露などでも誤作動するケースがあるとか。
 命を守る為に必要な機器であることに疑いはないが、裏腹にまったく人騒がせな一面もある代物ではある。


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ソフトvs.タイガース

2009年11月24日 13時35分00秒 | マンホール
 21日土曜日は「阪神ファン感謝デー」を観に甲子園球場へ。

 今年5回目の甲子園。これだけ足を運んだのは、何年振りだろうか……?
 ファン歴40年以上の私だが、ファン感謝デーを生で観るのは、今回が初めて。

 来年春まではリニューアル工事中で、徐々に新しくなっていく甲子園。何とマンホールまで新しくなっていた。

 表彰式、運動会……、と様々な催しが続いた感謝デー。最後はメインイベントとも言える、北京五輪金メダリストのソフトボール全日本代表チームとの対戦。
 金属バットをもへし折ったという、あの上野由岐子投手と鳥谷、葛城、桧山、新井、金本対戦は、特に面白かった。

阪神タイガース ファン感謝デー2009 ピッチャー大和



 この模様は、テレビでも放映される。

 11月28日(土)午後1時55分~、ABC。
 「Joshin Presents 虎バンSP 阪神タイガースファン感謝デー」
 http://asahi.co.jp/toraban/

 12月13日(日)午後3時30分~、スカイA。


 狩野選手の形態模写も面白い!


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点呼ご協力御礼

2009年11月24日 03時23分00秒 | お知らせ
 ブログ「西向きのバルコニーから」開設4周年記念点呼にご協力いただき、誠に有り難うございました。

 11月22日(日)の訪問者数=213。閲覧回数548。
 コメント数=5(管理人を除く)。

 訪問者数、閲覧回数ともに記録を更新。

 取りあえずは、5周年を目指して頑張りますので、今後ともご愛顧のほど宜しくお願い致します。


 それにしても……、コメントくれたのが、皆大学時代の仲間だったとは……、いやいや、持つべきものは学友ですなぁ、有り難い。

 写真は、私が大学時代、体育の授業時に着用していたジャージ(通称芸ジャー)の腕に記された学籍番号。

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ブログ4周年記念、点呼です!

2009年11月22日 00時00分00秒 | お知らせ
 当ブログ「西向きのバルコニーから」が、本日11月22日で、開設からマル4周年を迎えました。

 「西向きのバルコニーから」
 http://blog.goo.ne.jp/uma8097/

 開設当初は、訪問者数が一日10~20程度だったブログも、最近では1日に120~150程度、つい先日には200超を記録する等、毎日大勢の皆さんにご訪問いただいており、管理人の私と致しましては、誠に感謝申し上げる次第であります。

 しかしながら、疑り深い性格の私……、本当にそんなに多くの皆さんにご訪問いただいているなんて、ちょっと信じ難い気分です。
 さてさて、そこで恒例の点呼をとらせていただきたいと思います。

 普段はコメントを受け付けていないこのブログですが、今から約24時間、コメント欄を解放しますので、是非是非何か書き込んで下さい。
 常連の読者の皆さんは勿論、たまたま初めてご訪問下さった方でも結構です。

 点呼の数字だけでも構いませんし、何かひと言添えて下さっても嬉しいです!

 勝手ながら、今から約24時間で締め切らせていただきますので、その間に書き込んで下さい。


 ではでは、皆さんご協力宜しくお願いしま~す

 
 「西向きのバルコニーから」
 http://blog.goo.ne.jp/uma8097/

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