西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

続 子供を守る

2006年02月28日 22時39分00秒 | Weblog
雨の日、駅で電車を待っていた。
私の座っていたベンチの横に、小学生ぐらいの女の子がいた。その子は参考書らしきものを広げて勉強をしていた。ブツブツムニャムニャ言いながら、何やら暗記でもしているのだろうか?とにかく熱心に勉強をしていた。
そこへ電車が来た。女の子は参考書を手提げにしまって立ち上がると、小走りにホームを移動した。見ると、ベンチには傘があった。私も立ち上がってその子の後を追い、肩を軽く叩いて「傘忘れてない?」と訊くと、女の子は「あ!」と言ってベンチへ戻り、傘を取りに行った。
傘を持って戻ってきたその子は、私の前を通って、電車に乗った。無言だった。

勉強熱心なのはいいけれど、忘れ物はしないほうがいい。それと…、「ありがとう」ぐらい言えよ!

CO2輝きの3日間

2006年02月27日 11時26分59秒 | Weblog
兼ねてからお知らせしておりました、「CO2映画上映展」は2月24日~26日、大盛況の内に無事終了致しました。
会場へ起こしいただいた方、またお越しいただけなくてもご声援ご支援ご協力をいただいた多くの皆様に、心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。


本当に充実した3日間を過ごせた。私の映画に対する見方、考え方も大いに変化を遂げたように思う。各賞の受賞も、大方の予想通りだった。(私の出演した『モスリン橋の、袂に潜む』は技術賞を受賞。スタッフキャスト全員の技術が評価されたと、感激!)
改めて多くの友人知人も増え、様々なつながりがまた新たな展開を呼ぶであろうことは、確実と言えそうだ。
まさしく宝の山のような3日間。この3日間を大切に、将来未来につなげていきたいと思う。
映画、人物…、多くの出会いに感謝、感激!!


なお、不確定情報ですが…。
今後CO2映画上映展は、十三(大阪)、京都、東京などでも開催される予定です。今回ご覧になれなかったそれぞれの地方地域の皆様は、その機会を是非お楽しみにお待ちください!

祝!金メダル!

2006年02月24日 08時51分00秒 | Weblog
おめでとう!荒川静香!
おめでとう!金メダル!

日の丸、君が代、感動した。ずっとずっと、待っていた。

母の耳の痒みは、君の吉報を聞くためだったのか?
今度の痒みこそ、私自身の吉報でありたい。

今日は待ちに待ったCO2上映展。行くぞ!
負けてへんで、俺かて!

耳が痒い

2006年02月22日 22時29分24秒 | Weblog
「耳が痒いと、エエこと聞くねん」。母はいつもよくそんなことを言う。

昨日も・・・。
母「耳が痒いねん」
私「耳クソ溜まってるんとちゃう?」
母「なんでやな、耳たぶが痒いねんで」
私「ほな耳たぶ汚れてんねやろ」
母&私「(笑)」

こんなやり取りをしながら、私たち家族は、ただ毎日吉報を待っているのだが…。

ドクターMのお告げ

2006年02月21日 21時52分00秒 | Weblog
昨日から喉が痛い。風邪なら、この冬三度目ということになってしまう。

家族3人が通っている病院に、絶大なる信頼感を寄せてお世話になっている、M医師がいる。
M医師はペインクリニックの権威として全国的にも有名なことから、随分と遠方から彼を頼ってやってくる患者さんも多い。

そのM医師によれば…、「元来風邪薬というものは、あまり効かないもの。だから風邪の時は、よくうがいをしてトローチを舐めて、あとはビタミンCを多く摂ること」なのだそうだ。

くどいようだが、絶大なる信頼を寄せている我々家族3人としては、もうこのM医師の言葉を心から信じて、ただただ実践するしかない。

実際問題、これが意外とよく効くのである。いやホンマ!

NG大賞もの

2006年02月20日 22時22分00秒 | テレビ
今日の夕方、ある民放テレビでニュース番組を見ていたところ、男性キャスターが物凄い言い間違いをした。
「寒い冬」と言うべきところを「冬いさむ」と言ってしまったのだ。私は思わずテレビの前でズッコケそうになったし、コンビである女性キャスターも、吹き出しそうになっていた。

人間誰にだって間違いはあるし、別に彼のことを責めるつもりはない。私自身も、今まで仕事でNGを出したことは数多くあるし、他人のNGもたくさん見てきた。つまりは、NGなんてよくあることだ。しかし、既に中堅からベテランの域に達しようかというニュースキャスターが、あのような真面目なニュース番組で、まるで漫才か落語の古典的ギャグのような言葉のミスを犯してしまうといったあれほどの場面を、私はかつて見たことがなかった。恐らく数ヵ月後には、NG大賞番組に登場することは間違いないであろう。

人の不幸を喜んではいけないが、なんか特別に面白いものを見ることができて、ちょっと得した気分になってしまった。最高!

死に場所?

2006年02月19日 22時00分01秒 | 短歌
 もしかしてこの病院で死ぬのかな母と二人で歩く坂道

10年前、母は帯状疱疹という病気を患った。
近くの皮膚科医院で診てもらっていたのだが、なかなか痛みがとれず、結局その医院から他の大学病院を紹介された。この短歌は、その大学病院に母と初めて訪れた時の思いを、歌にしたものである。

病院は我が家からクルマで30分程度。我が家から比較的近いところに、こんな大きな大学病院があったとは、それまで知らなかった。
その5年前、父が死んだのは地元にある病院だった。結構大きな病院ではあったが、その大学病院の比ではなかった。もしもあの時、父がこの病院にかかっていたら、父は死なずに済んだかも知れない。別に地元の病院を悪く思っていた訳ではないが、大きく立派にそびえ立つ大学病院の建物を見て、思わずそんなことを思ってしまった私だった。
それなら母は…?ここで死ぬのだろうか…?そしてそんなことを思う私自身も、やはり死に場所はこの病院なのだろうか…?そんな疑問や不安が、ふとよぎった瞬間であった。

母は、その後約7年間麻酔科に通った他、眼科で白内障の手術を受け2週間入院。また内科や耳鼻科などでもお世話になり、今も数ヶ月に一度のペースで通院を続け、かれこれもう10年になる。
その間、始めは母の付き添いで行っていた私自身も、やがて内科を始めいくつかの科で診察を受けたし、巻き爪の手術で2泊3日の入院も経験した。そして今度は兄が一昨年の秋以来、週1度骨折の治療に通っている。

この病院と私たち家族が付き合い始めて、マル10年。その間幸いにして、家族3人誰の死に場所にも、なってはいない…。

初対面の再会

2006年02月18日 22時25分00秒 | Weblog
今日、大学の後輩に会った。後輩と言っても、21年も隔たりのある後輩である。

彼とはSNSのmixiで、10日前に知り合ったばかり。私が在学中に入っていたミニFM局のサークル「南大阪ネットワーク」に、興味を持ってくれたのだそうだ。
彼は小学生時代からミニFMをやっていたとかで、大学入学前から南大阪にミニFMのネットワークがあるということを知り、楽しみにしていたらしい。しかし、彼が入学する直前に、サークルは廃部になってしまっていて、念願だったミニFMサークルに参加することができなかったと言う。
そして最近私がmixiで「南大阪ネットワーク」を紹介したのがきっかけで、彼が「是非当時のお話を伺いたい」との連絡をくれ、私が「ならばお会いしましょう」との成り行きで、本日の対面となった。

当初21年もの世代の隔たりに多少の不安を感じていた私であったが、予想に反して会談はなかなかスムーズだった。とても初対面とは思えない、逆に懐かしさのようなものを感じた。同じ大学に通ったものは、例え21年の差があっても、やはり同じ釜の飯を食った仲間と言えるのだろうか?そこにまた、同じ血を感じることができて、大変嬉しく思った。
一方の彼はどう思ったのか…、それは定かではない。しかし私は、少なくとも自分が45歳であるということを、しばらく忘れてしまいそうなひと時だった。

初対面の再会に、乾杯!

子供を守る?

2006年02月17日 18時23分00秒 | Weblog
また、幼い命が奪われるという嫌な事件が起きた。
最近このような事件が起きる度、子供の安全について議論されることが多く見られる。しかし子供を守るということは、いったいどういうことなのだろうか?

ある朝、私が駅前通りを歩いていたところ、路側帯の上に一人の男性が立っていた。男性は登校する小学生の安全を見守る、監視員のようだった。そして私が通りかかる時も、男性はその場を全く動こうとしない。仕方なく路側帯から車道側に出て、男性を避けて通った。道幅はそう広くはなく、駅前の交通量の多い道路で車道側に出るということは、ある程度の危険を伴う。こんなことで、果たして本当に子供が守れるのだろうか?例え子供を守ることができたとしても、その替わりに大人の安全を犠牲にしてはいないだろうか?疑問に思った。

ある夕方の帰宅時、私は中年男性の乗った自転車と擦れ違った。辺りはもう薄暗い時間帯だったが、自転車は無灯火。おまけに男性は片手に煙草を持ち、片手運転。そしてそしてこの自転車の前カゴには、「只今パトロール中」のプレートが貼り付けてあった。果たしてあのプレートには、どういう意味があるのだろうか?疑問に思った。

ある日兄が小学校近くを自転車で走っていると、道幅いっぱいになって小学生が歩いていて、自転車が通れない。仕方なくベルを鳴らした兄だったが…、小学生はまったく反応しないという。困惑しながら兄はもう一度ベルを鳴らした。すると一人の男の子が振り返り、兄に向かってこう言ったのだそうだ。
「歩行者優先や!」
学校や親は何を教えているのだろうか?こんな子供を守れと言うのか?疑問に思った。


子供を守るとは、いったいどういうことなのか?改めて大人に問いたい。

お断りします

2006年02月16日 19時43分00秒 | Weblog
今日、こんな電話があった。

「こちら結婚情報○×△□ですが…」
私は空かさずこう答えた。
「まったく興味がありませんので、お断りします…」
そんな私の言葉を遮るように…。
「失礼ですが、お宅に独身の方はいらっしゃいますか?」
私は無視して…。
「さようなら」
…と、電話を切った。(我が家に独身の者がいようがいまいが、見ず知らずの人に答える義務はないはずである。余計なお世話だ。)
するとまたすぐ電話が鳴った。しかし私は、今度は受話器を取らなかった。電話の呼び出し音は十数回鳴り続けたが、そのまま頑として出なかった。
もし受話器を取っていたなら、相手の女性は何を言うつもりだったのだろうか?

ずっと以前、インチキ商法の勧誘電話があった。相手の女性が立て板に水のように台詞をまくし立ててきて、ただこちらは困惑しながらも「ハイ」「ハイ」を連発するだけ。あとは「いえ結構です」と、ただただ断りの文句を発し続けていた。
そしてあげくの果てに相手の女性は、「バ~カ!」と言って一方的に電話を切った。

私はもう二度と、あんな不愉快な思いをしたくはない。だから例えこちらが一方的になっても、出来る限り「お断りします」と「さようなら」の二言で済ませることにしている。