前稿を推敲中に消えてしまいましたので、革(あらた)めて記述します。
(どなたか、記事回復の秘法をご存知の方、よろしくご指導ください。Goo事務局の返事では、不可能だそうですが・・・。)
今年は、例年になく猛禽の出が悪いので(我々の観察拠点で…)、過去の写真から未掲載分をご披露いたします。加えて、我々の観察範囲に、熊が出たらしい、というTV報道ですので、余計に、新規データが不足しそうです。
手始めに、ツミです。昨今の書籍では殆ど、「ツミは、日本最小の猛禽」と記述しています。(私などは、「モズも猛禽!」と信じており、観察現場でも複数の方が同調してくれるのですが・・・。)
それだけに、フィールドで簡単に見つかりそうになく、半ば憬れ、半ば諦めている対象です。
一昨年のこと、オオタカ待ちの現場で、「昨年、水戸市の古い大団地内の庭の木で営巣・巣立ちした。皆で撮影した。」 と、悔しい噂。
その後、「隣市の公園に営巣している!」という話。水戸に比べて半分以下の距離で、家事の合間に無理なく行けます。
行ってみると、私がソフトボールの試合で知っている公園です。既に、近所の自転車組を含め、10人近い相客。都市公園独特の小規模な松林で、その端にはバーベキュー設備があり、休日には家族連れや職場のグループが煙を出しており、野鳥観察には何とも不似合いな感じです。
親鳥が、近くの自衛隊演習場の森林で餌取りしている間に、4~5羽の幼鳥兄弟が、松林を飛びまわっています。下図は、そのうち二羽が近付いて枝止まりした瞬間です。
、
じっくり視ると、円(つぶ)らな瞳で、何とも愛くるしいのですが、そこは猛禽の仔・・・
・・・親鳥が餌を運んで来ると、我先にと餌を強請(ねだ)り、いざ受け取ると、下図のように、いかにも所有権を宣言するようなポーズです。ここまで来ると、さっきまでの愛くるしさはどこへやら・・・、
・・・、むしろ、足場の枝の向こうに見える、犠牲になった小鳥の雛の足先が、哀れさを誘います。
以上は、一昨年の8月末から9月に掛けて一日おきの三日間通って撮った写真を、説明の都合上、順不同で掲載したものです。
構図としては、殆ど見上げるアングルで、距離は10~15m程度、かなり逆光でした。
一応タップリ撮った印象はあるのですが、親鳥はすばしこくで駄目でしたし、今後どこかで擦違っても、視認できる自信は有りません。
更に、昨年も営巣したらしいのですが、私は大分早くに、公園の清掃人に確認して、「今年は出ませんね」という言葉を真に受けて、フィールド他に移してしまったのでした。残念至極!
次回は必ずや親鳥も撮影しよう、と決意を固めたものでした。
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