ワラーチのワークショップに参加した後、3駅先の大泉学園駅まで足を伸ばすことに。
駅前の商店街を抜け、住宅街を進みます。
都営住宅の向かいが牧野記念庭園。
サクラ仙台屋
ヘラノキ
す、すごい!!
2枚にわたるコチャルメルソウの植物画↓
・塩バターロール
小石川植物園に続く牧野博士ゆかりの地、「練馬区牧野記念庭園」があるのです。
駅前の商店街を抜け、住宅街を進みます。
街の中は「らんまん」ムード
都営住宅の向かいが牧野記念庭園。
牧野富太郎博士の終の住処があった場所です。
牧野博士が「我が植物園」と呼んだ庭は、博士が亡くなられた翌年の昭和33年から一般公開されているとのこと。
庭園に植えられた約300種類の草木類は学問的にも貴重なものらしく、季節ごとにじっくりと眺めたい庭!
中でも、サクラ‘仙台屋’、ヘラノキなどは牧野博士が遠い土地から取り寄せた東京では珍しい植物たち。立派に育ち、「練馬区の名木」にも指定されています。
中でも、サクラ‘仙台屋’、ヘラノキなどは牧野博士が遠い土地から取り寄せた東京では珍しい植物たち。立派に育ち、「練馬区の名木」にも指定されています。
サクラ仙台屋
原木は高知県高知市内の仙台屋という店の庭にあり、牧野博士によりこの名が付けられました。
ヘラノキ
こちらも牧野博士が名付け親。九州から苗を取り寄せたものがここまで大きく育ったようです。
そして、博士の妻である壽衛さんの名前にちなんで名付けられたスエコザサ。
スエコザサ
仙台の広瀬川沿いで見つかったというアズマザサの変種。葉の片側が内側に巻くのが特徴のようです。
壽衛さんは54歳で亡くなられたとのこと。植物一筋の旦那を支え、家を守り抜いたという功績は博士のそれとも並ぶ素晴らしさだと思います。
同じ年月を生きてきて、わたしはまだ何もやり遂げていないなぁ。
スエコザサの真ん中に建てられた博士の胸像。天国でも仲良く暮らしているといいなぁと思います。牧野ファンだった我が母も会いに行けたかしら?
庭もさることながら感動したのが書屋展示室。鞘堂に守られた内部に、書斎と書庫の一部が保存されているのです。
す、すごい!!
ひょっこりと博士が顔を出してもおかしくないような佇まい!!
あぁ、こうやってここに座ってあっちの本、こっちの本と忙しなく目を通していたんだろうなぁ。
この展示室は昨年牧野富太郎生誕160周年を機に大幅リニューアル。写真などを頼りに蔵書のレプリカを3000冊、その他の小物なども用意して再現されたとのこと。完成度の高さに驚くばかり…。
※本物の蔵書や標本は高知の植物園や大学の研究室へ寄贈されています
座卓の左横には家族を呼ぶときのブザー。
右奥の火鉢は通年置かれていて、暇があると本の背表紙を蝋で手直ししていたそうです。
全国の仲間と手紙で通じ合っていた博士。書いた手紙は「出しておいてボックス」に入れておくと家族が投函してくれたとのこと。
その下にあるガラスの箱は「活かし箱」と呼ばれ、花瓶や鉢植えを入れ、植物を観察するために用いたものとのこと。
博士がここに住んだのは64歳から94歳までの30年間。
たくさんの蔵書や標本(新聞は当時のものらしい)にかこまれ、最後まで精力的に植物と向き合っていたと言います。尽きることない情熱!
博士がここに住んだのは64歳から94歳までの30年間。
たくさんの蔵書や標本(新聞は当時のものらしい)にかこまれ、最後まで精力的に植物と向き合っていたと言います。尽きることない情熱!
ちなみにこの部屋と同じような部屋があと2部屋あったと言います。
牧野記念庭園は練馬区が管理していて、なんと入園無料。
展示室には博士由来のものも展示されていて、見どころたっぷり。
2枚にわたるコチャルメルソウの植物画↓
博士と記念撮影もできる牧野記念庭園。おすすめです!!
【今朝のおうちごはん】
・塩バターロール
・簡単野菜サラダ
・パイナップルヨーグルトwithブルーベリー
今日もいい日になりますように!