今日の午後はなんだか慌しかった。
小学校の先生が顔から出血している生徒2人を連れてきた。
学校の廊下で出合いがしらにぶつかったらしい。
3年生の女の子は瞼の上、1年生の男の子はおでこに受傷。
5針ずつ縫う怪我だった。
女の子は痛いのと、何されるのかわからない怖さでいっぱいなのに
年下の男の子の前というせいもあってか、泣きたい気持ちを一生懸命こらえていた。
それなのに
「泣かないよー、怖いことしないからね」という声が隣の部屋から聞こえてきた。
言い方は優しいのだけれど
私はその言葉を少し離れたところで耳にして
「しまった!」という気持ちになった。
怖いという気持ちを抑制することに、私は賛成できない。
医療者側には見慣れた光景でも、3年生の女の子にとっては恐怖以外のなにものでもないはず。
小さな女の子でなくても、大人でも怖いよね。
その女の子に5才の私が共鳴していることに気付く。
大学病院の処置室で、恐怖と闘っていた昔の私。
泣かないでじっとこらえていた昔の私がでてくる。
怖いものを怖いと言えないのは辛い。
その女の子の顔を見ると、胸がチクリとする。
大人になった私は、昔の自分に重ねてとても切ない気持ちになった。
ほんとうにいろんなものをみせてくれるんだね。
小学校の先生が顔から出血している生徒2人を連れてきた。
学校の廊下で出合いがしらにぶつかったらしい。
3年生の女の子は瞼の上、1年生の男の子はおでこに受傷。
5針ずつ縫う怪我だった。
女の子は痛いのと、何されるのかわからない怖さでいっぱいなのに
年下の男の子の前というせいもあってか、泣きたい気持ちを一生懸命こらえていた。
それなのに
「泣かないよー、怖いことしないからね」という声が隣の部屋から聞こえてきた。
言い方は優しいのだけれど
私はその言葉を少し離れたところで耳にして
「しまった!」という気持ちになった。
怖いという気持ちを抑制することに、私は賛成できない。
医療者側には見慣れた光景でも、3年生の女の子にとっては恐怖以外のなにものでもないはず。
小さな女の子でなくても、大人でも怖いよね。
その女の子に5才の私が共鳴していることに気付く。
大学病院の処置室で、恐怖と闘っていた昔の私。
泣かないでじっとこらえていた昔の私がでてくる。
怖いものを怖いと言えないのは辛い。
その女の子の顔を見ると、胸がチクリとする。
大人になった私は、昔の自分に重ねてとても切ない気持ちになった。
ほんとうにいろんなものをみせてくれるんだね。