ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

攻撃的なチームを作る(その2・・・チームの状態を見て驚いたこと)

2014年05月23日 07時17分39秒 | 技術・練習方法全般

はじめに
あるママさんチームについて、指導することになりまして、体育館を訪ねました。
午後8時からの練習だったので、それなりに余裕を持って自宅を出発したのですが、途中で道に迷ったりして、体育館に到着したのが、午後8時5分くらいだったと思います。
選手のモチベーションを上げるように色々練習を組み立てなければいけないな・・・それには最初から逃さず練習状況を見てみたいなと思いつつ家を出発したのですが、ほんのちょっと遅刻してしまったわけです。
そして、この日、私はチームの状況を見て結構驚くことになりました。
それも、体育館に入ってすぐにです。

私が驚いたこと
体育館に到着してまず驚いたのは、選手は既に12人揃っておりまして、ネットをきちっと張り、柔軟体操をしていたことでした。
当たり前だろうという方もおられるかもしれませんが、一般のチームになると仕事や家事の都合でなかなか練習開始時間になってもメンバーが集まらないし、集まっても、あ~でもない、こ~でもないと色々話をしていてですね、なかなか練習が始まらないというチームが少なくないのです。

ただ、それはそれで、大事な部分もありますのでね、プロとか学生とかいうのではないのですから、私も少々は目をつぶって来たわけです。
ところが、このチームはネットを張りストレッチをしているというわけです。
その姿勢に私は感心しました。
以前の指導者がその辺きちっとやられていたのだと思います。
                     

私が体育館に入ると、チームの監督とキャプテンと私に声を掛けてくれた方の3人がすぐにあいさつに来てくれまして、互いに「よろしくお願いします」というあいさつを交わしたわけです。
なんか、こういうところも、きちっとしている感じなんですね。

私は、皆さんにそのままストレッチを続けるようお願いしまして、自らはステージ前でシューズを履くなどしていたわけですが、一通りストレッチが終わりましたところで、
「集合!」
とキャプテンが号令を掛けました。
そして、ずらりと私の前に12名の選手が並んで、
「お願いします。」
と言うわけです。
これはもう、中学生や高校生のような雰囲気です。
20代から50代のママさん選手たちがそういう姿勢を示すわけですね。

私は、この姿勢に好印象を抱いたわけです。
私にあいさつしたからではありませんよ。
練習時間を1秒も無駄にしないような準備、そして、いきなりボールを握るのではなく、ストレッチから始めて行くという練習パターン、このキャプテンの号令一つでサッと行動する組織だった動き、これら一連の一生懸命に取り組もうとする姿勢に私は驚くと同時に、この姿勢があれば、これは、かなりいい線を行くのではないかと、私は、好印象を抱いたわけなんです。

    
選手のモチベーションを上げるように考えて練習を組み立てて行かねばなるまいと考えて体育館に行った私でしたが、逆に、私のほうが選手の姿勢に心を揺り動かされ、これは、きちっと対応して行かねばと思わされた、そんな出来事でした。



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