はじめに
初回の練習に参加して、その学生並みのまとまりの良さや、真面目にバレーボールに取り組む姿勢に感動いたしました私は、これは、しっかりと対応していく必要があると、そのように考えたわけなんです。
ストレッチを終えた選手全員が私の所に来て「お願いします。」というわけですね。
その表情は見るからに、じゃ、練習よろしくお願いしますという感じなのですが、そうは言いましても、どのくらいの練習ができるかは、皆さんのバレーボールのレベルを見る必要がありますので、まずはいつも行っている通りの練習をしてもらうことにしました。
初回の練習状況
私に促されて選手たちは練習を始めました。
キャッチボールから始めまして、スタンディングでスパイクの打ちつけを行い、それから、オーバーパスアンダーパスと行っていくわけです。
そこそこ、きちっとしたパスをしています。
なるほど、なるほど・・・と思いつつ見ておりますと、パスを終えた選手たちが対人でレシーブをしはじめました。
下図のようなやつですね。
レシーバー(黄色シャツ)とアタッカー(黒シャツ)が
向き合って立ち、黒シャツのアタッカーがスタンディングでスパイクし、それをレシーバーは黄色シャツからピンクシャツのとおり移動してレシーブし、黒シャツに返球するという練習です。
私は、非常に心地よくなりました。
なぜなら、私は当時自分たちの職場のチームにも指導していたわけですけれども、実は初心者の多い私の職場のチームでは、この対人レシーブができなかったからです。
経験者であれば難なくこなしていくこの対人レシーブですが、初心者ではなかなかうまくいきません。アタッカー役のスパイクがコントロールされないと連続した対人はできませんし、レシーバーも、力まずに一定のリズムでレシーブしボールをコントロールして返球しないとなかなか続かないのです。
ここ最近、対人レシーブでは、1回打ったら、それで終わり、レシーバーは球拾いに走る。ボールを拾ってきたレシーバーがアタッカー役に山形のボールを投げ、それをアタッカー役がスタディングで打ったら、またまた手の当たりが悪くて、レシーバーの手の届かない所にボールが行ってしまい、またしても球拾いに走る・・・という、そういう状況しか見ていない私にとって、このスムーズな対人レシーブはなかなか心地よく感じたのです。
しかも、全員が難なくこなしているわけです。
これが当たり前の光景なのかもしれませんが、なんか、久々に心地よい対人レシーブを見た気がして、「指導してほしい」という割には、結構、自分たちでしっかりできてるじゃないですか・・・という感じで、私は思わずニンマリと笑ったのでした。
明日に続きます。
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