はじめに
前回までの記事で、下図のとおり、アタッカーにはリズムに合わせて助走からジャンプ、さらにはスウィングをさせ、コーチ(黒シャツ)は、アタッカーが打ちやすいトスをネット越しに上げてやるという話をしました。
加えて、その際、アタッカーには助走したコースと同じ方向にスパイクのコースを持って行くようにさせてほしいということをお願いしました。
つまり、下図のとおり「OK」と表示した方向にスパイクさせ、「NG」と表示した方向にスパイクさせないように注意していただきたいのです。
この理由は、おって詳しく説明しますが、簡単に言いますと、ライトスパイクに限らず、スパイクを修得するためには、最初のうち基本の基本として、走り込んだ方向にまっすぐスパイクすることを学ばせたほうが上達が早いというのと、ライトスパイクを初心者に修得させる場合、トスをどの方向から見て、どの方向に打ち返すかということが極めて大事で、そのために、ダイレクトの練習時点でNGの方向に打たせるのは、後に、セッターからのライトオープントスをスパイクさせる時に、スパイクがネットを越えないという不都合が生じて来る可能性があるからなんです。
本日の練習(中央寄りからのトスを打ってみる)
さて、上記のダイレクトスパイクまで到達したら、次は、セッター役のコーチ(黒シャツ)が少しコートの中央寄りに入ってトスします。
下図のような感じですね。
アタッカーは、これまでどおり、ネットに対してまっすぐ走り込みます。
「1、2、3」のリズムで助走やジャンプ、スウィングをするのも、
コーチがトスの高さや位置を調整して上げ、アタッカーが打ちやすいように工夫していくというのも今までと同じです。
より、丁寧に練習を進めたいのであれば、アタッカーがこれまでに修得した正面からのトスを、正面に打ち返すというイメージを大事にさせるべく、コーチは右に寄ってトスを上げる際に、一気にコート中央付近に行かずに、正面からのトスを打てるようになったら、1歩(60cm~1m)くらい右に寄ってトスを上げ、そのトスがうまく打てたら、コーチはさらに1歩右に寄った位置からトスを上げるという具合に少しずつコートの中央に寄って行くといいかと思います。
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これまでに修得したイメージを大事にしながら、少しずつ、次のステップに移っていくという、丁寧な練習が大事です。
本日、ここまでです。
明日は、また、この練習において注意していただきたい事項に関するお話をします。
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