ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

チャンスボールでは、中衛センターの速攻参加を

2010年08月04日 11時16分43秒 | レシーバーのプレー
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通常のチャンスボールフォーメーション
上記図のとおり、相手チームから攻撃をされるときは、後衛センターだけがバックラインに残り、後衛両サイドは中衛ラインまで上がって、相手のセンター攻撃に備えますが、チャンスボールが返ってくると判断した時点で、下図のように待ち構える方法を前回説明しました。
このポジション取りですと、アタックライン辺りからスパイクして返球するような場合くらいまで対応できると考えられます。

レシーバーがしっかりしているなら、中衛センターを速攻に入れる
 チャンスボールが返ってくるとなった時点で、「チャンス」と大声で指示して、上記のとおりのフォーメーションを取りますね。
そしてその切り替えを行っている間に、例えばセッターが「3番」などと声を掛けて、攻撃のサインを伝えますでしょ。
これが、例えば前衛レフトがAクイック、前衛ライトがCクイック、中衛ライトがライト平行のサインだったとします。
(もちろん、ラリー始まる前に、「今度のチャンスボールは3番で行こう」と申し合わせている場合もあります。)

しかし、仮にここで、チャンスボールがほんとに緩やかな余裕のあるボールが返球されるということになったらですね、再度、大声でサインを出して、下図のようにフォーメーションを切り替えるのです。



このサインというのは中衛センターを攻撃参加させるサインなのですね。

例えば「前」とか「後」とかいう具合に声を掛けて伝えます。
で、このサインによって、中衛センターはチャンスボールのレシーブから外れ、例えば「前」のサインの場合はレフト側のセミクイック、「後」のサインの場合はライト側のセミクイックに入るべく、助走ポジションへと移動していくのです。

レシーブ陣のポジション変更
「前」とか「後」のサインが出て、中衛センターがレシーブから外れたら、後衛センターが中衛センターの位置まで上がり、中衛ラインを、中衛レフト(黄色シャツ)、後衛センター(緑シャツ)、中衛ライト(黄色シャツ)の3人で、バックラインを後衛両サイド(オレンジシャツと赤シャツの選手)で守るというものですね。6人制のチャンスボールを受けるフォーメーションと同じです。

サインは気付いた選手が出してもいい
中衛センターをレシーブから外すフォーメーションは、中衛センターが「頼む」と後衛センターにレシーブを依頼する場合もあるし、後衛センターから「オッケー、任せろ」って声を掛け、これを受けて、中衛センターがセッターに「後、後。」などと声を掛けつつ、時間差に参加するといったような場合もあります。
このようにして、比較的山なりのゆっくりした返球がなされるとき選手同士で声を掛け合いながら、フォーメーションを切り替え5人でチャンスボールのレシーブをするのです。

後衛の選手のポジションが広すぎないか?
そういう意見もありますが、6人制やビーチバレーの思いをすればですね、このくらいはできます。やればできるものなのです。

もちろん、中衛センターがレシーブに参加しても返球に工夫すれば、その後クイックに入ることも可能ではあります。
ただ、オトリという役柄も果たすことを考えると、レシーブ陣がしっかりしてるなら、中衛センターを、より、攻撃に参加しやすくして速い攻撃を仕掛けるというのがいいような気がしますし、中衛センターが攻撃参加することを相手ブロッカーに見せることで、ブロッカーは迷い、案外、クイックがノーマークとなったりするものなのです。

今、私の所属するチーム(マスターズなんですけど・・・)サーブレシーブを5人でやっています。
サーブレシーブは、1発目思い切って打って来られてちょっと、5人はきつい・・・っていう声もありますが、転勤して入部したばかりの私が口をはさむところではないですから、監督の方針に従って、それを敢行しています。

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