はじめに
睡眠や食事は、エネルギー補給しコンディションを調整するという観点からとても大事です。
ただ、これも色々な説を唱える人がいて、行きつくところ、私の感想としては個人差もあるのかな・・・という気はしているのですが、私は20年以上に渡ってこの方法を実行しています。そのため、一応できる人は・・・という条件付きではありますが、選手には睡眠時間と食事について指導しています。
ただ、ここに紹介する方法は、あくまでも本等で見聞きしたもののうち、私個人の感覚でこれがよかったという経験則に基づくものに過ぎず、科学的な根拠もありませんし、絶対的なものではありません。
人が違えば体も違うということで、それぞれの体が違和感覚えない範囲で、どういう食事の仕方がいいのか、皆さんで発見していただくってのがいいような気がしますが、そのたたき台にするという感覚くらいでお読みいただくと助かります。
それでは、以下に私が行っている方法について述べさせていただきます。
肉は2日前までに食べておく
大きな大会前になって、緊張感が出たりすると、睡眠のバランス壊したりストレス貯めて体調壊したりといったことにもなりかねません、1週間前になって、練習量を落としても油断せず、ビタミンを補給したり、カリウムを取ったりということで、豚肉やバナナやオレンジなどを食べて、体調維持に努めます。
加えて、若いころは、試合の前日に「試合に勝つ」という語呂合わせでトンカツを食べてみたり、スタミナ付けようというところで、ステーキ食べたりしたこともありました。
しかし、ものの本によれば、試合前日に肉を食べるのは、どうにも、翌日体の切れを悪くするということのようなのです。
確かめてみると、確かにそれはあるような気がするのですね。
そこで私が選手にお勧めするのは、肉類を食べたいなら試合の2日前までに・・・・という食事方法です。
試合前日の過ごし方と食事
まず、早起きする
試合前日ですが、通常から早起きしている人は大丈夫かと思うのですが、通常、それほど早く起きていないという選手には、前日の朝から睡眠時間の調整をさせます。特に、前夜緊張して眠れないという選手には是非お勧めします。
方法はですね、起床を本番と同じ午前5時くらいにするのです。
その理由は、単純なんですが、試合前日の夜、早く眠たくなるようにというものです。
実力があればそういうこともないのでしょうが、ぎりぎりの試合をしなければならない・・・とか、目標にしてきた大会が明日に迫ってくる・・・ということになるとどうしても緊張して眠れないことがあります。この問題を解消するのに、前日の早起きがいいのです。
昼食までは普通どおりでもいいかと思う
大会の前日は脂っこい物や消化の悪いものは極力避けるようにしていますが、あまり極端なことをすると、体が驚いて体調崩してもいけないので、昼食くらいまでは、普通の食事でもいいかな・・・と考えています。
試合前日の夕食はスパゲティーを・・・
試合前日の夜、私はスパゲティーを食べるのです。炭水化物ですし、消化もいいからですね。スパゲティーにしているのは、トライアスロンの大会に行ったときにその前夜のカーボパーティーで出されたのが、スパゲティー中心の料理でしたので、鉄人レースが採用するくらいの食事ならバレーボールにもいいはずとの発想で行っているものです。
炭水化物ですから、米、うどん、とかでもいいのですよ。
で、試合前日の食事は、睡眠時間の4時間前までに済ませるようにします。
午後11時に寝るというのなら、午後7時までに済ますということですね。
胃の中に食べ物が残った状態で眠ってしまうと、確実に翌朝体がだるくなります。
これは、私も経験済みです。就寝4時間前までに食事を済ますというのは鉄則にしています。
試合前日の夜、空腹でどうしても眠れないというときは、ホットミルクなどが落ち着いていいですよ。
寝れないときに少量のお酒もいいかとは思います。ただ、それが誘い水となって深酒しないようにしないといけません。
試合前日の運動
疲れない程度に体に刺激を入れるのはいいと思うのですね。公園にボール持って行って、軽く直上パスしたり、自分でトス上げてそれをジャンプして打つなどの運動を軽く30分~1時間軽めにしておくのですね。
もちろん、ウォーキングやジョグだけでもいいかとは思うのですが、私の場合はちょっとでもボールに触ることで落ち着くというのもあって、ボール持って出かけておりました。
失敗例
カーボローディング
マラソン選手やトライアスロンの選手が行う、カーボローディング(1週間前から炭水化物を断ち、タンパク質のみをを摂取する。で、体が炭水化物を欲する状況を作っておいて、3日前から一気に炭水化物を摂取して、体内に炭水化物をたくさん取り込むという方法で、持久力を増す食事方法)を試したことがありますが、これは、私の場合ストレスがたまって集中力なくなり、体の切れも悪くなってしまいあまりよくありませんでした。素人がしたからそうなったのかもしれないのですが、バレーボールにはあまり向かないような気がしています。
女性の場合は特に、カーボローディングにまで取り組んで炭水化物を摂取しなくてもエネルギーは足りるという説もありますね。個人差はあると思いますが・・・
風邪薬
落ち着いて考えれば分かることなのですが、若いころの大失敗をお話します。
大会の前夜、試合のことを考えるあまり、眠れなくなりましてね。
どうにもならないのです。
午前1時を回り、
午前2時、3時と過ぎていったのです。
このままでは、寝ないままで試合に出なければならず、到底まともなプレーはできまいと考えた私は、風邪薬を飲むと眠くなるのを思い出しましてね、午前4時前についに薬箱から風邪薬を取り出し、これを服用したのです。
すぐに眠ってしまいました。
で、翌朝はぎりぎりまで布団に入っていて、試合に行ったのですが、薬の影響で目で捕らえた状況とそれに反応する体の感覚がまったく合わないのです。
スパイクの空振りやネットタッチを頻発し、選手交代となりました。
顔色が悪く、油汗をかくような状況に陥り、大変な目にあってしまいました。
眠れなくても、布団に入って目をつぶれば80パーセントくらいは睡眠の役割は果たすという声もありますし、眠れないときは眠らなくていいんですよという医師もいますのでね、そう、神経質にならなくてもよかったのかもしれません。
そういう大失敗を紹介しておきます。十分お気を付け下さい。
今日はここまでです。明日は、試合当日のコンディション作りをお話します。
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私も、消化がいいのと燃料補給の観点から、ママさんには試合の前日には特に炭水化物を意識して採って来るよう、また、肉類や油ものなど、胃に負担を掛ける物は避けるよう、指導しています。
そもそも部屋を暗くして、布団に入って考えている時って大抵不安や緊張、悩みを取り除くことを考えていることが多いそうです。前向きな考えをしていることってのは殆どないそうです。
そういう時には一度布団から出て電気をつけ明るい部屋でもう一度考えてみる。そうすると前向きに考えることが多いそうです。
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今では部屋を暗くして布団で考えては駄目だと思っているので、何か考え事がある場合には必ず明るい部屋で考えた後布団に入ります。そうすると気にならずに寝れる事が多いですね。
ママさんにも大会前にその事を話したら、布団に入る前に考えたから布団に入ったら直ぐに寝れたって人もいましたよ。
ポイントは明るい部屋で考えることですかね!
緊張してて寝れない人には是非試して欲しいですね。