はじめに
Aクイックのトスに届かない状況があるというrossiさんのコメントがありましたが、ここでも慌てる必要はありません。Aクイックならではの対応方法があるのです。
本日はそのお話です。
rossiさんのコメント
Unknown (rossi)2012-06-27 13:45:31
超簡単、しかも無駄のない練習方法ありがとうございました。こちらは、早速やりました。ヒットするタイミングのイメージがつかみやすいので、毎日のイメトレに活用します。
さて、昨日の練習で、一歩助走に心がけたところ、以前よりもジャンンプのタイミングがつかめました。ただし、セッターにボールが返る位置が、都度変化するので、それに合わせて、自分も前後するというジャンプの位置の微調整への対応が、うまくいかなかったりで、もやもやです。
ボールを自分の右側よりにキャッチする練習は、いつもの練習では、正面でキャッチしていたので、目からうろこで、新鮮でした。こちらも、やってみました。空中で、体の位置が自動的に矯正され、気持ちも体も納得でき、変な表現ですが、心地よかったです。ただ、滞空時間がないのと、ちょびっとほんのちょびっとジャンプが遅れるだけで、自分が下降してしまって、残念な結果になってしまうこともありました。
どっちにしても、感覚に慣れていくしかないですね。。。
ジャンプが遅れてボールに届かないときの対応
またまた、ボールの色とシャツの色を対応させた図の登場です。
●の時アタッカーはピンクシャツ
●の時アタッカーは赤シャツ
状態にあることを意味しています。
見事に、タイミングがズレボールに届かない状況が生じてしまいます。
こういう場合、空中でもがき苦しみつつどうにか指先でボールに触って相手コートに返そうとしますが、余裕がなく、ネットを越えなかったり、まだ残っている相手ブロックに対応されて失点したりといったことになりやすくなります。
こういう場合空中で触れればいいですが、触れそうにない時、あるいは触っても十分なボールコントロールができないというときは、慌てて空中で触ることはしないようにします。
下図を見て下さい。
上記図と同様にシャツの色とボールの色を対応させております。
緑シャツから黒シャツまでは見やすくするためにずらして書いてあり、そのため幅跳びしているように見えますが、実際にはトスアップのボールの放物線の中で垂直にジャンプしているものだというように理解していただきたいのです。
で、処理の要領ですが。
ジャンプする際両手を振り上げますが、ボールが届かないということになったら、空中でボールに触るのをやめ、腕は上方に上げたままで着地するのです。
するとAクイックのトスですから、必ず、アタッカーの上付近にトスボールが落ちてきます。
そこをアタッカーは黒シャツのとおり、上に上げたままの右手あるいは両手でボールをヒットしたりオーバーパスで処理し、相手コートに返すのです。
Aクイックのトスは高さが合わずとも、アタッカーの側に落ちて来るというところに特徴があります。
落ち着いて、床に着地するまで手を挙げたままにしておくと、結構余裕を持ってボールを処理できるのです。
本日ここまでです。
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このシリーズの終盤をむかえてしまうのですね。
さて、先日、久々にセッターとコンビ練習ができました。ばっちり合うまでとはいきませんでしたが、ジャンプのタイミングがじぶんとしては、納得してとぶことができました。
問題は、ミートかな。。と感じましたが、ティッシュの練習法、など、日々努力を続けていきたいと思います。
教えていただいたことは、頭に入っていて、イメージはできているんだけれど、全部を一度に実行するのは、至難の業ですが、なんとか素直にものにできたらとがんばってみます。
ネットから離れたときの対処法は、まさにそのような状況が多いので、セッターに、離れても上げて!と自信を持って要求することができました。
初めてのAクイックで、本当にハテナばかりでなんとなくやっていたけれど、自分がわかることで、こんなに自信を持ってできるようになるんだと、この年で、また新たな発見をしました。
何度も何度も読み返し、練習して、次の大会では、頑張ります!!!
少しは練習する上でのポイントが見えてきたでしょうか。
現場で指導するのと違い、なかなか難しい面はあろうかと思いますが、想像力を働かせて、いろいろ記事にさせていただきました。
ミートを良くしたいということになると、やはり、自分の右手のスウィングの所にボールが来るようなジャンプ位置を探すか、その位置にトスを調整して上げてもらうかしないといけません。
rossiさんの場合、早いタイミングのクイックを打っているので、実は、トスアップ前にジャンプした後、rossiさんのほうでトスに合わせるというのは難しいのです。
この手のクイックの場合はストレートに打つか、クロスに打つかの選択も、実はセッターのトスアップで調整してもらうという方法を使っているチームが結構あります。
つまり、クロスに打たせたいときは、セッターはトスをあまり流さずに、自分の直上気味に上げます。すると、アタッカーにとっては右肩の右側にトスボールが来るので、クロスに打ちやすいのです。
同様に、ストレートに打ちたいときは、セッターにあらかじめ頼んでおいて、ちょい、流し気味にトスアップしてもらいアタッカーの頭の真上くらいにトスアップしてもらいます。
これを引っかけてストレートにプッシュするか、アタッカーが左にターンしてストレート側にひっぱたくというスパイクを打つのです。
クイックに関しては、セッターとアタッカーの調整がどれだけ正確に詰められるかというところに掛ってきます。トスが悪いとか、アタッカーが悪いとかではなく、二人が調整してしっかり合わせるのだという意識で、セッターと一体になって練習していくことが大事なのです。
通常のアタックとは違い、アタッカーがジャンプした後にセッターがトスアップするという、プレー順序が逆になるパターンでありながら、ボールに触る順番はセッターが先でアタッカーが後、という奇妙なプレーなのです。
いうなれば、セッターとアタッカーが一体となって仕掛けるプレーだと思ってください。
セッターと二人で作っていくという感覚が必要なのです。
頑張ってください。
よければ、これからも、ときどき遊びに来てください。
長いことお付き合いいただきほんとうにありがとうございました。