ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

奇襲を仕掛ける(その13・・・戦術の効果と限界・・・下)

2012年11月10日 09時06分43秒 | 戦術

はじめに
9月から練習を見に行っている宮崎市内のママさんバレーボールチームの練習試合を見に行きました。
当方4部リーグ、相手は2部リーグということで、1セット目は気後れした部分もあり、コテンパンにやられました。
しかし、当方のメンバーだって、どうしようもないというプレーヤーではないのです。
一応、サーブカットもかなり厳しいサーブを拾う力がありますし、レシーブ練習でも私たちが打ってやるボールをコート内に上げる力も持っています。
スパイクの威力には若干物足りなさがありますが、ママさんになってからバレーを始めたという方が両サイドオープンですので、まだまだ、練習次第で伸びて行く可能性は大です。
加えて、当方にはかなり速いCクイックがありました。

相手のセンター攻撃が打点や威力はあるが、比較的遅めであることと、レフト側からの攻撃が多いことに着目し、2セット目はセンター攻撃とレフトオープンには3枚のブロックで対応するよう指示しました。
その上で、1セット目に読み切ったスパイクボールに対するレシーブ位置を修正させたのです。

また、攻撃に関しては、ミスしてもよいので、Cクイックを見せてブロックをセンターに引っ張った上で、レフトの平行や中衛センターがライトに回り込んで打つライトセミを使うよう指示しました。

その結果、Cクイックに対して、相手のブロッカー(特にクロス側になるセッター)が完全にタイミングが合わせられないでいるのが分かったことから、とにかく、当たりそこないでもなんでも良いから、ブロックに掛るまで強引にCクイックを使わせたのです。

戦術の効果
相手チームはうまいチームですから、1セット目に勝負してうまく行った方法で攻撃してきます。
しかし、2セット目からは当方が守備面での修正を加えたので、ラリーが続くようになりました。
Cクイックは立て続けに使い、これがポイントを稼いだのです。

立ち上がりから当方がリードする展開となり、
ついに
13-7(6点差)
16-9(7点差)
とダブルスコアーに近い得点差をつけることに成功しました。

戦術の限界
しかし、このころから相手チームも徐々に対応し始めます。
ラリー途中、ツーアタックを打って来たり、サーブを強めに打って来たりしはじめました。
当方のCクイックにも完全に相手ブロックのタイミングが合っているというわけではありませんが、受けるような感じでブロックが触るようになり、これをトスにつなげて打ち返してくるというような、セオリーどおりではないパターンで返球しながらポイントを上げてきはじめまたのです。

その結果、7点差のまま、それ以上開かなくなるという感じで
17-10
18-11
19-12
という具合に試合は進んで行ったのです。

これでも2セット目を取るという点では、問題ありません。交互に点を取ってそのまま逃げ切ればよいわけで、要は相手がサーブ権を取っている時の当方からの攻撃がなんとか決まればよいわけです。

しかし、当方が20点まで行った時に、相手チームの対応の素晴らしさというか、試合慣れしているな・・・というところが垣間見えました。
点差は開いたままですが、交互に点数を取るような状態にまで対応され始めた後に、相手のサーバーが第一サーブを失敗した後、第二サーブも思い切って打って来たのです。
これが、ヒットして、当方は相手チームにチャンスボールを返球することとなり、見事なセンター攻撃で1点を失いました。
次もサーブで崩されラリーをしたものの、最終的に相手のレフトオープンの攻撃で、また失点。
その次はサーブポイントを上げられました。
このサーブポイントですが、これも、第一サーブをミスッて第二サーブだったのです。
しかし、このサーブをまたまた、第一サーブと同じように厳しい打ち方をしたところ、これがアウトになるボールであったにもかかわらず、当方のバックがその球威に慌てて触ってしまい、サーブポイントとなったのです。

ここで、連続3失点です。

その次のサーブも相手サーバーが第一サーブを失敗した後、第二サーブを強烈に打ちましたが、ここは、当方のバックもしっかり見切ってアウトにし、これで2セット目勝利したということになったわけです。

2セット目は大差をつけての完勝という感じですが、2セット目後半には相手チームがしっかり対応してきており、点差を詰めたプレーも出ておりますので、おそらく、3セット目以降の当方チームは、なかなか厳しい状況に追い込まれるだろうな・・・・というように感じたわけなのです。

ここで、当方にもう一つ相手が対応しきれないような何かの戦術があると、いいのですが、現時点ではまだまだ、そこまで多くのポケットを持ってはなく、この辺りが、現チームの戦術の限界というところだと感じた次第です。

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