はじめに
昨日は、相手のサーブの種類やコースを読んでみようというお話をしました。今日は、当方がサーブを打った場合に相手がどういう攻撃を仕掛けて来るかについて読んでみようという話をしてみたいと思います。
最近プレミアリーグ等ではパソコン使った、かなり精度の高いスカウティングを行い、リアルタイムでコーチ陣が解析して戦術に活かすというシステムを見かけますが、まあ、私たちのレベルではそこまではできません。
しかし、かなりアナログな方法で、ある程度読むことはできるのですね。
分析のスタンス
特に、読みやすいのは、当方がサーブを打った直後に行われる最初の攻撃だと思っているのです。
当方がサーブを打つ場合、相手チームとしては、サインを出し、ある程度型にはめた攻撃をしてきます。
また、当方もある程度、準備して対応することが可能なのですね。
攻撃がしっかり形を整えて行われると、アタッカーもある程度、しっかり打ってきます。
しっかり打たれるのは厳しい面もありますが、一方でパターン化され読みやすいというのもあります。
また、この攻撃への対応を考えていくところから、似たようなシーンがラリー途中にも現れ、選手の判断で対応できる場合があります。
ほんとは、すべての攻撃を読むのがいいのでしょうが、実際に試合が流れて行く中ですべての記録を取るのは無理なのです。
そこで、私は、当方がサーブを打った直後に行われる最初の攻撃を記録して、セッターやアタッカーのタイプを読むことにしています。
実際の記録
実際の記録は、イメージで書いて行くのですが、実際のメモは下図のとおり、他人には判断しづらいと思いますので、この図を元にブログ用に書きなおしたものもアップさせていただきます。
まず、実際の試合で記録したのは下図のものです。
相手チームのサーブカットからの攻撃パターンを記録しています。このレベルだと試合中に十分記録することが可能です。マネージャーに記録させることも可能ですが、サーブカット後の最初の攻撃のみについての記録ですから、監督でも、ちょこちょこっとメモしていくことが可能なのですね。
実際の試合での記録図面
この記録で表示できる内容
清書版は説明しやすくするために色分けしたり、スパイクコースの線も若干丁寧に書かせていただきました。
上記図面のブログ用清書版
相手のアタッカーは緑シャツのA,B,C,Dの4人、セッターは青シャツの位置ですね。
サーブカット直後の攻撃はレフトオープンが10本(黒の線で表示)、前衛ライトが4本(赤線で表示)、中衛ライトが3本(青線で表示)です。
スパイクボールの軌道表示方法
打った直後のスパイクがブロックに当たり、ワンタッチ後にボールが大きく跳ねた時はそれをイメージした曲線で表示(2、3、4等のスパイクボール)します。
吸い込みに近い形でブロックワンタッチ後の横を抜けた場合は波線で記録(6、7、8、11等のスパイクボール)します。
ブロックに当たらずにそのまま抜けて行ったスパイクボールの軌道については直線で表示(1、9、10)します。
すみません・・・「1」は写真からはみ出てしまいましたが、ライトオープンが打ったクロスの青線軌道のスパイクでそのままアウトになりました。
また、ブロックやネットに当たって跳ね返ったボールも表示(16、17、18)します。
ボール処理の記録方法
ボールの軌道の先に×(6,7,8、9、10等)がついているものは、相手のポイントになってしまったものです。
スパイクボールの先に●(2,3,4、12,13,14,15、16、18)がついているのは、当方が処理できたり、当方有利に展開されたというボールを意味します。
ブロック後▲(17)がありますが、これはブロックポイントですね。
以上です。で、明日はこの記録から、どのようなことが読め、次にどのような対応をしていくかについてお話ししたいと思います。
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相手のチームは、クロスが多いことがわかりますし、磯野さんチームのほうは、前衛の両オープンの下がり時に狙われたり、超クロスを落とされてたり、中セン周りの速いクィックで落とされてたりと、全般に前衛のアタックライン付近で落とされてるのが多いこともわかりますね。
相手チームのレフトセミには、1度も玉が上がってない感じなので、レフトオープンがエースでしょうか??
この図で、ブロックのマークのしどころがよくわかりますね^^
レフトオープンとライトからの速い攻撃は絶対マークですし。
ストレート抜きの玉が落ちてないということは、しっかりブロックが飛べてるということですし!
相手のチームのライトは、あしが長いアタックが多そうですね。。
1本フェイントで落とす感じがあるので、玉数からして、上がりが少ないので初心者か、確立が低い経験者かな??とか。
本当にいろいろ読めておもしろいですね^^
本日の試合!VVVでした^^
1セットは、ジュースで落としましたが。。
競りながらも後の4セット、Vでした。
このチームには、本当に勝ちたかった。。笑
3度目の正直で!!!嬉しいです。
またDVD観賞しながら、明日の練習で仕上げ、3日後の練習試合で生かしたいです!!!
さすがです。
レフトセミへのトスは、サーブカットからは1本も来てないのです。
ライトオープンは、サーブカットからの攻撃では決めきれていませんでした。
もちろん両方ともラリーが続くと、トスが上がるし、ポイントも取ったりするのですが、サーブカットからはそういう傾向が見えて来たのです。
記録するといろんなことが見えてきます。
それにしても、せれママさん着実にチームは上昇傾向で素晴らしいですね。
さらに、テンションあがって、次へのステップアップ図れますね。
このブログの実戦リポーターって感じで、ほんとに嬉しく思います。
公式戦が楽しみですね。頑張ってください。