ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

中衛センター養成プロジェクト(その18・・・ポジション取りのコツ)

2011年10月28日 07時45分55秒 | レシーブ

縦位置のポジション取りのポイント(コツ)
縦位置についてのポジション取りとスルーするボールの見極め要領
中衛センターの意識とプレー(重要)
昨日の記事で、長々と説明しましたが、要するに、中衛センターは
ネットを物差しのように使ってボールがネットに乗っかる位置につくことを目標にポジション取りします。


次に、自分の体を物差しのように使って、上方向については確実にオーバーカットできる限界を明確にしておきます。

その上で前方向だけ限りなく突っ込むという意識で守るのです。

逆戻りするような形(前から後ろ、下から上)というレシーブはしないようにし、最低限でも前方向への意識を持ちつつ停止、あるいは下方向へ体重移動するところを踏ん張って止めるということで、レシーブするのですね。
その結果、バック陣のポジション取りも意識も随分しやすくなります。

大事なところですから、もう一度言いますよ。
ゆう子さん、食らいついて拾いに行くボールは、前方向のみとできるような位置にポジションを取るのです。
その位置で上や後ろに動かずに取れるボールだけ、オーバーカットします。
取り過ぎないようにします。
その代わり、取っているポジションは中衛センターのレシーブ範囲の一番後方にいるわけですから、前方向へは限りなく突っ込んでレシーブするのです。

四方八方に飛び付くのではなく、自分のレシーブ範囲の最後方にポジションを取り、そこから前方向にレシーブしていく、このポジション取りが大事なのです。

そのレシーブ範囲の最後方がどこかといいますと、中衛センターなら下図のようにボールが見える緑シャツの位置ということになるのです。

バック陣の意識
バック陣も自分の体を物差しのように使えるような位置にポジション取りして、取れないボールに手を出さなければ、そのボールはアウトであるというような場所にポジションを張ります。
そして、そこから前方向だけは限りなく突っ込むという意識を持っておきます。
また、中衛陣との約束事はあり、ますが中衛が空振りしたらそれにも突っ込んでレシーブするというくらいの気持ちを持っておくことが大事です。

以上。今日はレシーブは後ろから前という基本を守ることができるポジション取り(縦位置ですね。)についてお話しました。

次回は縦位置の取り方でもう少し注意すべき事項をお話します。
その次に、今度は横位置のポジション取りについてお話します。

終わりに
このようにですね、一見広いコートですけど、縦位置、横位置ということで絞っていきますと、仮に自分のいる付近にスパイクが来たとしたら、この位置の可能性が高いというのが絞られてきます。
その場所にレシーブを張っていくということになるのですね。

とは言え、実戦ではブロックがずれたり、アタックの威力がすごくて手をきれいに当てきれない等の問題が生じ、実際にはレシーブミスもありますし、スパイクコースが絞り込めず、ドカーンといいスパイクを決められてしまうことが多いわけです。
そう、なるように、攻撃してくるわけですからね。

理屈でいうほど簡単ではないから、また、面白いわけですが・・・。
 

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