はじめに
昨日は、インパクトの瞬間に一瞬体の動きを止めるという打ち方をするようお話しました。動画も良く見ていただきたいのですが、一瞬、意識の中でボールヒットの瞬間体を止めるというイメージですね。
これ、バドミントンのラケットをオーバースロー(っていうんでしょうか)で振る時のイメージですね。シャトルを打つインパクトの瞬間体をパンッ!と止めるという、あのイメージですね。
このイメージを持ってスパイクします。
ここまでが昨日のお話でした。
今日は、もうひとつのテクニック、打点をできるだけ稼いで行くというお話をします。
左1本足打法
王選手じゃないですけど、スパイクヒットの瞬間ですが、左足一本で打つのです。
その理由はですね。
下図のように左足と右腕が縦1本のライン上に並ぶようなスパイクフォームでスパイクすることで、右手をより高いところに伸ばそうというものなんです。
上記図の左側の図ですが、オレンジ色で示した左足と右腕が一直線上になっているでしょう?
260802ブロックを越すスパイク練習(スタンディング)
このフォームでスパイクする練習をします。
体をいっぱい伸ばした状態で、一番打点の高いところでスパイクします。
試しに壁に向かって立ち、両足を床に着いて右手をいっぱいいっぱいまで伸ばしてみて、次に左足1本で立って右腕をいっぱいに伸ばして見て高さを比べてみてください。
その高さの違いが分かると思います。
左手下ろし
従来のスパイクでは右腕を振り抜く時、左腕は胸の前でグッと絞っていたと思います。
この左手をですね、ジャンプの時は右腕と一緒に振り上げますがスパイクヒットの瞬間、胸の前に畳み込まず、一気に下まで振り下ろすのです。
上記図の紫で示した左腕のとおりです。
これを振り下ろすことで、アタッカーの体の中の重心の位置は下がりますが、ジャンプ動作というのはその重心の移動ですので、その分右腕は高い位置に残りやすいのです。
(って、書きましたが、ちょっと分かりにくいですね・・・。また、別の機会にこの件はお話します。)
その分、スパイクの威力がなくなりますけど、それはいいのですよね。そもそも、力を抜いて、スピードを若干落としたスパイクを打つわけですので。
本日ここまでです。
で、このフォームでスパイクするとコースの打ち分けができないのではないかという不安をお持ちの方のために次回は、この状態でのコースの打ち分け方法についてお話します。
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