声出しに関する次期練習試合でのテーマ
前回の記事「敗戦の分析と対策・・・・・(その1)メンタル調整(全員で声を出し続けるために)」でお話したような状況に陥って、メンタル面から崩れていったチームなんですが、これを克服するべく、次期練習試合までに次のような対策を講じることとしたのです。
選手には、再度声を揃えて掛け合うことの大切さ、それによって得られる効果について、ぼろ負けした試合の流れと合わせて説明し、次の練習試合での課題を与えました。
その内容は
とにかく、最初の1セット目だけでよいので、全員で集中して声を出す。その方法は次のとおり。
● ポイントを取ったら、前回同様「せ~の」「ヤッター!」を3回繰り返す。
● ポイントを取られた時は「オール、ファイト!」「オー」「ファイト」「オー」「ファイト」「オー」と
キャプテンの音頭でテンポよく声を掛け合う。(この部分が新しく加わった。)
というものでした。結局、ラリーごとに声を掛け合えというものだったのです。
選手は「全部ってのは、大変ですね…」って感じの表情を浮かべましたが、ポイントを失った時に声を掛け合うようにしておかないと、失点が続くと声を掛け合うタイミングを失いそのままムードが沈んで行く可能性があります。
このチームのハートの熱さや練習に取り組む姿勢を見る限り、プレーにしても声を出すことについても、相手以上に体力を使って勝負するところに活路を見い出すのがよさそうだとおもったのです。
そして、とにかく、0.1とか0.2とかそういうところの可能性を集めて、1点をもらうようなバレーボールを目指そうと、それができるチームであると、そういうところを説明したわけであります。
実際、先の練習試合も、ポイントにはつながりませんでしたが、粘って粘ってラリーした場面はいくつもあったのです。ただ、エースがいないということや、速攻も形ができてないなどの問題が残っていて、決めるべきところで決めきれないという状況があり、競り負けてしまいました。
選手が思っているほどチームは悪くないので、意識を変え体力勝負に持ち込んで競りあい、最後の最後は一か八かの勝負をして、運が良ければ勝つ、悪ければ負ける、ってくらいの試合をしてみようと持ちかけました。
期待できる効果
最初の練習試合では、始めての声を揃えての掛け合いに戸惑いを示す選手もいましたので、失点場面において声を出すところまでは要求しませんでした。
しかし、得点場面で声を揃えて出すことによって、効果を感じましたし、一方で1セット目の終盤に訪れた連続失点時に声を掛け合うタイミングを失したことが、そのままチームのムードを沈滞させてしまったのは明白です。
次回の練習試合では、その点を修正し、失点場面でも声を揃えて掛けさせるようにしたわけですが、少なくとも1回のミスを引きずり、大量失点するというような状況は防げるという期待が持てました。
また、全員で一緒に戦う気持ちを維持させ、一人の脱落者も出さないで試合をするための、メンタル調整に役立つと考えたのです。
おわりに
何度も言いますが、たかが声を出すという、バレー経験者でなくてもできるプレーなのですが、慣れていないと最初は恥ずかしさがあったり、声を出す心や体力の余裕がなかったりで大変な部分があります。
しかし、これもパスやアタックと同様大切なプレーの一つであり、慣れさえすれば何の抵抗もなくできるようになっていくものなのです。
そして、これが自然にできるようになって来たとき、いつの間にかチームの中には、正に燃えるような闘争心がみなぎって、格上のチームに当たっても、どうやって相手をこかそうかと・・・、そういう気迫を持って挑むことができるようになっていくのですね。
こうして、次回練習試合のメンタル調整については
第1セット目について、得点、失点にかかわらず、
ワンラリーごとに全員で声を掛け合う。
ということになったのです。
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違うチームに行くことになり、みんなに不安がよぎりましたが、出て行くエースの気持ちを配慮し、ここ2か月がんばり練習を重ねております!
何回か練習試合をしましたが、エースが抜けても崩れるチームではないということが分かり、今まで以上にまとまりもできたように思います。
声だしと粘り強くは、1点につながりますよね^^
逆に一丸となって頑張ったわけですね。
選手一人一人がよくわかってらっしゃるんでしょう。
頑張られてください。応援しておりますよ。