チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

ぐったり・・・

2007-09-23 21:22:51 | うさぎ
セミナーが終わって、携帯を確認したら、着信記録が・・・ママちんです。
「終わったわよ」
「ユキが変!!!!」
「すぐ帰る!!!!」

電車に飛び乗る前に、万が一を考えてきち先生に連絡。
留守電に入れて、万が一連絡が入ることを考えて、携帯を握り締めて乗車・・・

ん? わぁーーーー 今日は休診!
明日も!!!(TT)

ひとまず家に飛び込む。
「ユキが全然動かない。ジェリービーンズを上げても食べない」

目がどよん。耳が倒れている。
声をかけても反応なし。
鼻の動き(ウサギの呼吸はここで見ます)は、かすか。

2・3日前から、どうも挙動不審ではあったのです。
時折無反応。
シジミが近づくと極端に嫌がる。
暗くて人気のないところにいる。
遊ばないし、食欲も落ちている。

29日の土曜に健診の予定が入っているので、それませは保つかと思っていたのです。
でも、徐々に挙動不審が増えていき、今朝起きてみるとキャリーケースの中におこもりしている(--)
挙句は柵を飛び越えて玄関(暗くて人気がない)に。
いつもなら、見つかると「あーあ 見つかっちゃった」とばかりにすっ飛んで戻るのに、今日は尻込みして戻りたがらない(--;;
朝ごはんも飛びつかない。
よだれや涙目や歯軋りはないけれど、どうも歯科トラブルのような気はするのです。

ママちんから話を聞くと、13時ごろからまったくソファの上から動かないそうな。
下痢をしていないか確認すると、数粒の糞がついています。
糞は大体6時間ぐらいで出てきます。
という事は、朝は少しは口にしたのでしょう。
でも動かないから、●がくっ付いちゃった。
トイレで用を足し、体はきれいに保つのがウサギですから、これ自体がおかしい。

去年のショック状態が、頭をよぎります。
まだ完全に虚ろにはなっていないし、低体温にもなっていない。
今なら手持ちのもので、何とかなるかも知れない。
頭の中に、冷蔵庫の薬在庫を並べて・・・。

とりあえず、おくだ先生の十二指腸を底支えする為の漢方薬(緊急用に下さった)と、きち先生のプリンペランミックスを8mlほどのオレンジジュースで溶かして、投薬!
暴れたので、ショックを起こさないかとヒヤヒヤしましたが、何とかシリンジを口に押し込み、一気に投薬完了。
そして、ショック症状の時にきち先生がしていらした背骨の「消化器官のツボ」を揉み解す。
投薬後30分ほどして、暴れて少し気が入ったのか、1枚だけシソを食べましたが。。。

そこに病院から連絡。
先生は学会でお出かけだそうで、連絡入れてみるので、しばらく待って欲しいとの事。
一応経過と投薬内容と現状をお知らせして
「ステラロールがあったのですが、使用方法が分からないので、与えていません。」
ステラロールは副腎皮質のお薬(ステロイド)です。
神経の炎症を止めたり、過敏になっている神経を緩和させたりもします。
手持ちのは、去年のショックの時にいただいたもの。
結局先生の処置だけで元気になってしまったので、使わずじまいになっていたのです。

なかなか変な状態は回復しません。
ソファでナデナデしていても、おとなしすぎる。
試しにタオルをかけてやっても、じっとしている。
(元気な時は、タオルのかけ布団なんて、絶対いや!なヒト)
思いついて、経過を記述して、病院へFAXしておく。
その方が、看護師さんも説明しやすいでしょう。

そして20時頃。
もぞもぞユキが動き出しました。
やっぱり暗いところに行きたがりますが、少し体の動きが出てきました。
試しにクリティカルケアを出してみました。
ほんの少し食べています。
やはり落ち着きなく、落ち着けそうなところを探して移動します。
気がつくと、お部屋に行って、少し野菜を食べていました♪
がんばれ がんばれ

この分なら、何とか今夜は大丈夫でしょう。(油断は禁物ですが)
そこで病院に留守電を入れました。
「ユキが食べ始めました」
これなら、きち先生も、連絡は明日でも大丈夫と思うでしょう(^^)

徐々にユキが動き始めています。
ユキにしては、食欲は半分もないところですが、シジミを避けなくなった当たりが違いますし、動きも良くなってきました。

そして現在22時。
シジミがすねているといけないので、脱衣所の定位置でナデナデしていたら、近くにいたユキが「わたちもー」って、頭を寄せてきました(^^)
やれやれ・・・・・・
しばらく投薬は続けて、様子を見ても大丈夫そうです。

きち先生。 明日もゆっくりお休みください。
その代わり、予約より早いですが、あさって診てくださいね。
きっと歯科処置が必要だと思うのですよ。
シジミのフケも気になりますし。
(こちらはきっと抵抗力が落ちているせい)

ひなこに続いてユキまでも。
人の様に言葉を話せないだけに、動物の病気は戦々恐々。
特に我が家のように、鳥とウサギでは、食欲不振ですら危ないことがある。
待ったの効かない命を預かるのは、本当に疲れます・・・・・・
もっとも、それ以上に、彼らは癒しを与えてくれるのですけれどね。




また、スパイダーリリーが咲きました。
夜に開くこの花は、咲き始めに強い甘い香りが漂います。




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野鳥セミナー

2007-09-23 20:25:00 | 動物・自然
今日は、かかりつけの水上犬猫とりの病院院長、水上先生の鳥さんセミナーが会ったので、出かけてきました。
セミナーのテーマは、「本当は怖い野鳥の医学」(動物病院での診察)。
そうです。 野鳥保護のお話です。
保護された野鳥をどう診るか。
問診・視診・視診・触診・聴診・検査機器を使って
それぞれのステージで、どういう点に気をつけて情報を集めるか。
それにより、状態によってどう処置するか。

飼い鳥と違い、野鳥は「普段とどう違いますか? それはいつから? どういうお世話をしていますか?」なんて聞けません。
下手をすると、電話で「トビです。」と言われたのに、来たのはオオタカだったり。
「何の鳥か分かりません。新種の鳥かも。」といわれたのが、ハトの雛だったり。
(ハトの雛は、おもいっきり不細工!)
野鳥といわれたのは、篭脱けが繁殖したソウシチョウやガビチョウだったり。
(帰化鳥とも言われますが、立派にペット)
鳥と一くくりに言っても、食べるものも住む所も、性質も千差万別。
野鳥を保護するのは、本当に大変な事です。

水上先生は、そうした野鳥を良く診る先生のお一人でもあったのだ、と実感。
来院患畜の7割がインコという、オウム・インコでは有名な先生だとは知っていましたが。
(おととい言った時は、大きなガチョウさんが来ていました:笑)
確かに時折、野鳥を抱えた方がいましたっけ。

野鳥の保護で多いものの一つに、激突などの骨折もあります。
ツバサの骨折治療などのお話はとても面白かったし、どこの部分の傷に気をつけなくてはいけないとか、図を描いての説明も分かりやすかったのです。

そして、人と動物の共通感染症のお話。
これが大事なところです。
オウム病や鳥インフルエンザや、高病原性トリインフルエンザ、ウエストナイル病などのお話です。

鳥インフルエンザと高病原性トリインフルエンザ。
どちらも同じ「オルソミクソウィルス科インフルエンウィルスが、病原体です。
鳥インフルエンザは人への感染がなくて、高病原性の方はある。
何が違うの?と思っていたら、どうやら型があるようです。
高病原性トリインフルエンザは、H5N1亜型と言うそうです。

そして、一番身近なのは、オウム病でしょうか。
これは人間が罹患すると肺炎状の症状が出ます。
普通に肺炎と診断して、特効薬といわれるペニシリンなどを投与すると、オウム病がますます勢いづいてしまうのが怖い。
そうこうしているうちに抵抗力が落ちてしまうと、オウム病だと気がついて抗生物質を変えても、薬に対する反応が鈍く、多臓器不全で・・・というケースもあるらしい。
だから経験ある人医は、「鳥を飼っていますか?」と確認するようです。
鳥飼いの方は、必ず病院で申告しましょうね。

最後に、時間がなくなったので駆け足で、アメリカはミネソタ大学に併設されている、猛禽センターの見学報告を聞いて。
(ここは日獣の羽山先生も良く話題にされる、全部民間からの寄付で運営しているところ。常勤・非常勤の専用スタッフのほかに、ボランティアが沢山いて、直接運営に関わっているのです。
お休みを利用して、見学者を案内するお医者さんや学校の先生等、社会人が沢山関わっています。
1ドルで餌のシールを買って、自分が上げたい保護鳥さんのゲージに貼るとか、多くの工夫がされているそうです。)
本当に、あっという間の3時間ちょっとでした。
先生のポケットには、他にも沢山の情報が詰まっていそうです。
機会があれば、またお聞きしたいものです。



友人にいただいた花束


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