ここは、どこまでも手を抜かない美しさがあります。
廊下の天上。
午後になって、ちょっとホッとした空気が流れた時に、部屋の障子が紅に染まりました。
なにごとならんと、皆で覗いてみれば・・・
席入りを待つお客様の為に敷かれた緋毛氈に、午後の陽射しが反射していたのです。
見ているうちにも、あたり一面が紅に染まり、皆ため息・・・
客間に通ずる廊下の途中に、なんとビックリ、立派な蔵がありました(@@)
扉の重厚さが、建物の風格を増しています。
蔵前の天上には、明り取りがあります。
退出する際に蔵の写真を撮っていたら、今日お世話になったお手伝いさんが、「せっかく写真を撮っているんだから」と、あるお部屋に案内してくださいました。
普段奥まで行く人もなく、皆気がついていないとか。
なんと、書斎だそうです。
ここで、原三渓や政界人や文学者が集う事もあったのかと・・・
中の本は何時からあったものかは、ご存じないそうです。
思わずうっとりしてしまうほどの雰囲気です。
こんなお部屋で読書をしたり、窓の外を眺めながら午後のお茶・・・
遠い目になってしまうばかり・・・(--)
オマケに・・・
部屋のにぎわしさの中にも、日本の美(^^;;
ママちんの帯は手刺繍に一部スワトー(透かし刺繍)で、蝶が飛んでいます。
同系色の着物と帯の取り合わせは、かーさんもママちんも好みではないのですが、蝶が使えるのは春から初夏まで。「今使わずに、何時使うのー!」という訳で、採用と相成りました。
全体を引き締める為に、グリーン系の帯揚げと帯締めです。
廊下の天上。
午後になって、ちょっとホッとした空気が流れた時に、部屋の障子が紅に染まりました。
なにごとならんと、皆で覗いてみれば・・・
席入りを待つお客様の為に敷かれた緋毛氈に、午後の陽射しが反射していたのです。
見ているうちにも、あたり一面が紅に染まり、皆ため息・・・
客間に通ずる廊下の途中に、なんとビックリ、立派な蔵がありました(@@)
扉の重厚さが、建物の風格を増しています。
蔵前の天上には、明り取りがあります。
退出する際に蔵の写真を撮っていたら、今日お世話になったお手伝いさんが、「せっかく写真を撮っているんだから」と、あるお部屋に案内してくださいました。
普段奥まで行く人もなく、皆気がついていないとか。
なんと、書斎だそうです。
ここで、原三渓や政界人や文学者が集う事もあったのかと・・・
中の本は何時からあったものかは、ご存じないそうです。
思わずうっとりしてしまうほどの雰囲気です。
こんなお部屋で読書をしたり、窓の外を眺めながら午後のお茶・・・
遠い目になってしまうばかり・・・(--)
オマケに・・・
部屋のにぎわしさの中にも、日本の美(^^;;
ママちんの帯は手刺繍に一部スワトー(透かし刺繍)で、蝶が飛んでいます。
同系色の着物と帯の取り合わせは、かーさんもママちんも好みではないのですが、蝶が使えるのは春から初夏まで。「今使わずに、何時使うのー!」という訳で、採用と相成りました。
全体を引き締める為に、グリーン系の帯揚げと帯締めです。
三渓園で美しいもの。それは庭と建物。
今回見つけた日本の美を、お目にかけましょう。
お外の写真の大部分は、途中でお散歩に出た義兄とママちんが撮ってくれたものです。
(二人でお散歩に行くのは初めてですが、それだけ今回は余裕があったのです)
かやぶきの屋根が、本当に美しく周囲の木々に溶け込んでいます。
鶴翔閣の文字が、前横浜市長の手になるものとはちょっとビックリ。
玄関を入ると目に入る受付窓口。
格子が美しいと思いませんか?
驚くことに、ここの窓からの眺めは揺らいで見えます。
おそらく昔ながらの硝子を、わざわざ作って入れているのでしょう。
表庭の眺めです。
開けた庭の明るさと、家の中の暗さのコントラストが、ノスタルジックな雰囲気を強めます。
日本家屋の持つ、直線で構成される美しさと木の持つぬくもりが、日本の美でもあると思うのですが。
裏庭の眺めです。
今回見つけた日本の美を、お目にかけましょう。
お外の写真の大部分は、途中でお散歩に出た義兄とママちんが撮ってくれたものです。
(二人でお散歩に行くのは初めてですが、それだけ今回は余裕があったのです)
かやぶきの屋根が、本当に美しく周囲の木々に溶け込んでいます。
鶴翔閣の文字が、前横浜市長の手になるものとはちょっとビックリ。
玄関を入ると目に入る受付窓口。
格子が美しいと思いませんか?
驚くことに、ここの窓からの眺めは揺らいで見えます。
おそらく昔ながらの硝子を、わざわざ作って入れているのでしょう。
表庭の眺めです。
開けた庭の明るさと、家の中の暗さのコントラストが、ノスタルジックな雰囲気を強めます。
日本家屋の持つ、直線で構成される美しさと木の持つぬくもりが、日本の美でもあると思うのですが。
裏庭の眺めです。
昨日のお茶会は、三渓園は鶴翔閣で行われました。
いつもの内苑だと、茶席があちらの建物、こちらの建物と散らばっているのですが、今回は一つの建物の中に全ての茶席があるので、お客様の移動もスムーズ。
結果を言えば、毎回入場制限をして、かついつもより早く終了しました。
お客様の動きに無駄がない分、いっせいにはけたと言う感じです。
で、今回のお部屋は鶴翔閣の客間で、どうやら一番上席のお部屋だったようです。
客間と次の間2つをつなげて茶席とし、控えの部屋が水屋。
ところがこの水屋が8畳間。
江戸間とはいえ、ウチの社中はいつもながら、おそらく一番人数が多いのです。
表に出る人が9人。数茶碗のお茶たてが5人。お菓子の係りが2人。入席を管理する席札係が1人。それにかーさんと、三渓園からのお手伝いさんが1人。そして席主の義姉で20人。
これだと常に16人くらいが部屋にいるわけで、一人半畳の計算ですが、テーブルに半分は取られているので・・・(笑)
結局席に出入りする人たちは、立ちっ放しの状態でしたし、席札係は1人しかいなかったので大わらわ。
お疲れ様!
このところ立て続けに、まともに写真を撮れません。
何か気が散っているというか・・・・・・
今回も、お釜を撮るのを忘れたし、炉縁を撮れば、まだ炭はいけ終わっていないし(--)
ま、かーさんですから、こんなもん(^^;;
今回の床の間です。花は赤に白の縁取りのツバキです。
香合は翁の面箱。
棚と水指。水指は鼓の染付け。
炉縁は遠山の蒔絵。
正客から3客までに出される茶碗。茶席で立てられます。
裏の水屋では、数茶碗を並べて準備完了。
ちなみにこの裏方のお茶は、午前中は濃い目にたっぷり。
午後は、いい加減何席もまわって大分お茶を飲まれているので、薄めで少なめにという配慮をします。
今回は最後の会は人も減って、多少気分が楽になり、水屋で皆でお菓子とお茶を頂く余裕がありました。
で、各人好みのオーダーを聞くうちに
「シングル 少なめ」「ダブルでたっぷり」「トリプルでもいい」等と言い始めました。
シングルとかダブルとかは、抹茶の量です。
シングルは薄めのあっさり味。トリプルにもなれば、しっかり濃厚な味になります。
少なめ多目とは、泡の量。
しっかり立てると泡がホンワり沢山立ちます。逆に少な目といわれたら、泡立たないように切る様に立てなくてはなりません。
まるでラーメン屋さんの「麺硬め・油少な目」みたいなものです(笑)
これは特に若い人に受けていましたので、この先ウチでは定番になるかもしれません(^^;;
堅苦しいばかりでは、本当のお茶の楽しみはなくなります。
肩肘張らずに自然体で、簡素に美しく。
これが日本の美ではないかと思っている、かーさんです。
いつもの内苑だと、茶席があちらの建物、こちらの建物と散らばっているのですが、今回は一つの建物の中に全ての茶席があるので、お客様の移動もスムーズ。
結果を言えば、毎回入場制限をして、かついつもより早く終了しました。
お客様の動きに無駄がない分、いっせいにはけたと言う感じです。
で、今回のお部屋は鶴翔閣の客間で、どうやら一番上席のお部屋だったようです。
客間と次の間2つをつなげて茶席とし、控えの部屋が水屋。
ところがこの水屋が8畳間。
江戸間とはいえ、ウチの社中はいつもながら、おそらく一番人数が多いのです。
表に出る人が9人。数茶碗のお茶たてが5人。お菓子の係りが2人。入席を管理する席札係が1人。それにかーさんと、三渓園からのお手伝いさんが1人。そして席主の義姉で20人。
これだと常に16人くらいが部屋にいるわけで、一人半畳の計算ですが、テーブルに半分は取られているので・・・(笑)
結局席に出入りする人たちは、立ちっ放しの状態でしたし、席札係は1人しかいなかったので大わらわ。
お疲れ様!
このところ立て続けに、まともに写真を撮れません。
何か気が散っているというか・・・・・・
今回も、お釜を撮るのを忘れたし、炉縁を撮れば、まだ炭はいけ終わっていないし(--)
ま、かーさんですから、こんなもん(^^;;
今回の床の間です。花は赤に白の縁取りのツバキです。
香合は翁の面箱。
棚と水指。水指は鼓の染付け。
炉縁は遠山の蒔絵。
正客から3客までに出される茶碗。茶席で立てられます。
裏の水屋では、数茶碗を並べて準備完了。
ちなみにこの裏方のお茶は、午前中は濃い目にたっぷり。
午後は、いい加減何席もまわって大分お茶を飲まれているので、薄めで少なめにという配慮をします。
今回は最後の会は人も減って、多少気分が楽になり、水屋で皆でお菓子とお茶を頂く余裕がありました。
で、各人好みのオーダーを聞くうちに
「シングル 少なめ」「ダブルでたっぷり」「トリプルでもいい」等と言い始めました。
シングルとかダブルとかは、抹茶の量です。
シングルは薄めのあっさり味。トリプルにもなれば、しっかり濃厚な味になります。
少なめ多目とは、泡の量。
しっかり立てると泡がホンワり沢山立ちます。逆に少な目といわれたら、泡立たないように切る様に立てなくてはなりません。
まるでラーメン屋さんの「麺硬め・油少な目」みたいなものです(笑)
これは特に若い人に受けていましたので、この先ウチでは定番になるかもしれません(^^;;
堅苦しいばかりでは、本当のお茶の楽しみはなくなります。
肩肘張らずに自然体で、簡素に美しく。
これが日本の美ではないかと思っている、かーさんです。