去年は源氏物語を読み漁った勢いで、田辺聖子さんの古事記を読んでいた私。
すっかりはまって新鮮な気持ちでいたのですが、暮れに本棚を整理したら、同じものが出てきた。
昔は読みきれなかったのね(--)
こうしたものが懐かしげに思えるのは、やはり年のせいでしょうか。
おかげで、あちこち切り貼りのパクリ状態ですが、お年賀に下手な歌を載せてしまったかーさんです(爆)
そういえば、ブログにも載せちゃったんだっけ(アセアセ)
ま 良い思いでになったと(^^;;;
で、本棚から田辺聖子さんの「むかし・あけぼの」を取り出して、〆に読んでおりました。
やっぱり源氏物語より、こちらのほうが断然好き!
源氏は王朝の香りを楽しむことはできるのですが、結局は「この男 次から次へと ようまぁ しょーもない」って話なんですよね。恋愛話だけ。恋愛遍歴をつづって、結局「この世はうたかた。諸行無常」なーんて、ご本人満足感はあったのだろうかと。
その点 田辺女史のお書きになった読み下し(?)枕草子「むかし・あけぼの」は、定子中宮も清少納言も「ああ 人生楽しかったわ」とつづる。 政権争いなどに巻き込まれながら、人から見たら「薄幸の不運な」と思われても、そうした浮世とは一線を画した気持ちの世界で「楽しかった。満足だわ」と感じる、そのめでたさ。
その気持ち 分かるんですよ。
人から見れば「なんでー?」といわれる事もあるのですが、かーさんは十分人生を楽しんでいる。
足りないものは両手でも足りないけれど、それを数えたって面白くもない。
何の役にも立ちません。
小さな幸せや楽しさを数えた方が、なんぼ生活が明るくなることか。
泣いた事も、おびえた事も、悩みもだえた事もあるけれど、だからこそ小さな幸せや喜びが大事だと、50になる頃に分かりました。
ご縁も楽しい。 笑えば福が来る。 感謝することで、気持ちが明るくなる。
更年期ウツを越したら、何でも楽しさを見つけることができるようになりました。
だから なおさら、「むかし・あけぼの」を読むと、共感できるのでしょうねぇ。
それに王朝時代の生活感が、あちらこちらにちりばめられていて、生活をのぞき見ているようで面白い。
気がつきました?源氏物語には、食べるシーン、食べ物のシーンはほとんど出てこないことを。
昔は食べることは隠して、というところがあったのですよね。
上つ方は、雲霞を食べていると(笑)
だから美しいけれど、生活感がない。
お伽噺を読んでいるようなもの。
だから「むかし・あけぼの」を読んでいると、わが身に響くところがあって、とても面白いんです。
清少納言と一緒に「そうだわ。わかるわ」なんて、気持ちにもなるのです。
さて、いつもどおりのコースで再読終わり。
明日からどうしようかなぁ~。
通勤と昼休み読む本を、探さなくては。
すっかりはまって新鮮な気持ちでいたのですが、暮れに本棚を整理したら、同じものが出てきた。
昔は読みきれなかったのね(--)
こうしたものが懐かしげに思えるのは、やはり年のせいでしょうか。
おかげで、あちこち切り貼りのパクリ状態ですが、お年賀に下手な歌を載せてしまったかーさんです(爆)
そういえば、ブログにも載せちゃったんだっけ(アセアセ)
ま 良い思いでになったと(^^;;;
で、本棚から田辺聖子さんの「むかし・あけぼの」を取り出して、〆に読んでおりました。
やっぱり源氏物語より、こちらのほうが断然好き!
源氏は王朝の香りを楽しむことはできるのですが、結局は「この男 次から次へと ようまぁ しょーもない」って話なんですよね。恋愛話だけ。恋愛遍歴をつづって、結局「この世はうたかた。諸行無常」なーんて、ご本人満足感はあったのだろうかと。
その点 田辺女史のお書きになった読み下し(?)枕草子「むかし・あけぼの」は、定子中宮も清少納言も「ああ 人生楽しかったわ」とつづる。 政権争いなどに巻き込まれながら、人から見たら「薄幸の不運な」と思われても、そうした浮世とは一線を画した気持ちの世界で「楽しかった。満足だわ」と感じる、そのめでたさ。
その気持ち 分かるんですよ。
人から見れば「なんでー?」といわれる事もあるのですが、かーさんは十分人生を楽しんでいる。
足りないものは両手でも足りないけれど、それを数えたって面白くもない。
何の役にも立ちません。
小さな幸せや楽しさを数えた方が、なんぼ生活が明るくなることか。
泣いた事も、おびえた事も、悩みもだえた事もあるけれど、だからこそ小さな幸せや喜びが大事だと、50になる頃に分かりました。
ご縁も楽しい。 笑えば福が来る。 感謝することで、気持ちが明るくなる。
更年期ウツを越したら、何でも楽しさを見つけることができるようになりました。
だから なおさら、「むかし・あけぼの」を読むと、共感できるのでしょうねぇ。
それに王朝時代の生活感が、あちらこちらにちりばめられていて、生活をのぞき見ているようで面白い。
気がつきました?源氏物語には、食べるシーン、食べ物のシーンはほとんど出てこないことを。
昔は食べることは隠して、というところがあったのですよね。
上つ方は、雲霞を食べていると(笑)
だから美しいけれど、生活感がない。
お伽噺を読んでいるようなもの。
だから「むかし・あけぼの」を読んでいると、わが身に響くところがあって、とても面白いんです。
清少納言と一緒に「そうだわ。わかるわ」なんて、気持ちにもなるのです。
さて、いつもどおりのコースで再読終わり。
明日からどうしようかなぁ~。
通勤と昼休み読む本を、探さなくては。