2025年1月ラルベロは初めて個展を開催いたしました
長年思い続けていた日本でのラルベロ個展がついに実現しました
まずは大変遅くなりましたが
会場に足を運んでくださった皆様には心より御礼申し上げます
友人や親族そしてラルベロのお客様、中には遠くは新幹線で駆けつけて下さった方々
皆様の支えがあり今回の初個展は大成功で幕を閉じました
その時の様子をつらつらと書き始めようと思います
まずは15年以上もいつかは京都で個展がしたいと思いながら
開催までたどり着けなかった大きな理由が会場との出会いでした
15年の間にいくつか会場は下見していたのですが
「なんか違うな~」って感じでなかなか二人とも動けないでいたのです
今回の会場「Gallery 紅中」との出会いは1年前にPinoとお散歩中
偶然前を通りかかった時に私達の目に飛び込んできた木の温かみのある大きな
このショーウインドーでした
引き寄せられるように中に入ってみると
大正時代の建物をリメークされたGalleryで
広々として外からの自然な木漏れ日が差し込み京都らしくてすごくいい感じ
中にはとても落ち着くカフェも併設されていて → ここ
Pinoも私もこの会場に一目ぼれ!
2人同じ瞬間に「ここで個展やりたい」と思ったのでした
人も場所も出会いの瞬間ってこんな感じなのでしょうね「ピーンってくる」って感じ
オーナーのSさんも親切でいろいろ良くして頂きありがとうございました
イタリアのベネチアンガラスと日本の町家が不思議とマッチした素敵な会場で
後に会場に来ていただいた方々から
「素晴らしいギャラリーどうやって見つけたの?」って何人もの人に言われましたよ~
Pino曰く「会場の名前が凄く良い!ベニチュウ:ベネチア:ベニスって響きがそっくり」
ほんとそうですよね響きだけじゃなく綴りまで一文字違いVenice とVenichu
偶然とは言えこの会場との出会いは必然だったのかもしれません
巡りあわせに感謝ですね
会場ではヴェネチアのラルベロ本店から持参したPinoのコレクション作品も展示
皆さまに絶賛して頂きPinoのガラス職人魂に火をつけて頂いたようで
イタリアに戻ってから別人のように勢いよく新作にとりかかり始めています(笑)
久しぶりですこんなに没頭しているPinoを見るの
なかなかないのですよねこの状況!このまま続けてくれればいろいろ面白い作品が増えていくのですが
鉄は熱いうちに打て状況です(笑)頑張れPiさん期待しています!
個展期間中には少人数制のベネチアンガラス体験教室も開催
実はお客様とゆっくり話せるミニ教室も以前から開催したかったのです
いつものゴコマチ会場では各お客様にゆっくりアドバイスして回りたいのに
なかなか時間がとれず終了後にお話もしたいのにこれもバタバタと御礼のご挨拶しかできなかったのが
この会場では終了後皆さんと一緒に併設のカフェでゆっくりまったり
コーヒー飲みながらお話できて私達もすごく嬉しかったのです
今回Pinoのコレクションの中で一番注目を集めたのがこの鳥(ヤマセミ)
こちらは以前もブログで紹介しましたが → ここ
ラルベロのコレクターのお客様に「いつか個展をするときは持って頂いている作品を貸してくださいね」
と長年お願いしていた逸品ものです
ヤマセミのあまりの出来の良さに本当は自分の手元に置いておきたかったようですが(笑)
オーダー作品ですから泣く泣くお嫁に出したという逸話があります
Pinoコレクション作品で一番手がかかって苦戦したのがこちらの絵画シリーズ
作品誕生までの様子はまたいつかゆっくり紹介したいと思います
馬のたてがみ部分の表現を意識して制作したこちら
気が遠くなるような細かいデザインのバラの花
左右対称に歪まないように焼き上げる蝶々→ ここ
ダイナミックなベルトのバックルをイメージしたもの
そして昨年米寿を迎えた父に制作プレゼントしてくれた
「春の富士山と河口湖」のお皿右下の88に注目です!
その他飾り皿も色々
お皿も後ろから太陽光があたるといい感じになりなりますね
多くのお客様で会場も大変賑わっていました
両親も駆けつけてくれて
とても思い出深い初個展となりました
お客様とのお話に夢中になり写真すらまともに撮れないほど4日間あっと言う間にすぎさりました
そんな私を察してか友人が動画を撮影してくれていました → ここ
動画の編集作業なんてもう今の私にはできないので大変ありがたかったです
是非みてくださいね
また皆様にみて頂きたい新作がそろいましたら2回目の個展も開催できたらと思っております
今回は本当にお忙しい中ご来場いただきありがとうございました