ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

ラルベロ2025年1月 ギャラリー紅中 初個展と京都体験教室のご案内

2025-01-02 01:02:41 | 日本:体験教室

新年明けましておめでとうございます

昨年はラルベロの実演販売にご来店頂きありがとうございました

今年も引き続きどうぞよろしくお願い致します

新春のイベント案内です

 

① 1月16日からラルベロ初の個展を京都で開催致します

  場所:京都 ギャラリー紅中 (JR二条駅より徒歩数分) 

  日時:1月16日(木) 13:00~17時

     17日(金) 11:00~17時

     18日(土) 11:00~17時

     19日(日) 11:00~16時

 

Pino共々常時会場におりますのでお近くにお越しの際は是非お立ち寄りくださいませ

遠くは関東より会場に来ていただけるラルベロファンもいらっしゃり本当にありがたい事です

しっかり準備して“来てよかった”って思っていただけるようにしなければと思っております

このお正月休みの間に最後の準備追い込みです(笑)

なんだか最近はぎりぎりまでお神輿が上がらない私です(前はそんなんじゃなかったのにな~)

 

17日と18日に開催する少人数制のベネチアンガラス体験教室の空き状況は

17日→残席 3名  18日→満席御礼 なっております

個展&少人数制のベネチアンガラス体験教室の詳細はこちらをご覧ください → 詳細

 

個展会場ではわずかですがミッレフィオリや砂ガラス

の材料販売も致します (現金清算のみ)

 

 

② そして毎年恒例の京都体験教室はいつもの会場で下記日程で開催 → 詳細

2025年1月2日現在の空き状況です

1月24日(金)  午前 ✖ (満席)  午後 残席9

1月25日(土)  午前 残席4    午後 残席8

1月26日(日)  午前 残席12           午後  残席4

 

金曜の午前以外はまだまだ空きがございますので興味のある方は是非ご参加くださいませ

お1人様参加も大歓迎です

上記詳細に申し込み方法記載しております


新企画 京都 Gallary紅中 ラルベロ 初個展 開催

2024-11-14 00:45:54 | 日本:イベント

今回のジャパンツアーの初企画

L’albero Venezia (ラルベロ) 初の京都個展を開催致します

 

● 期間:2025年 1月16日(木) 13:00~17:00

                        17日(金) 11:00~17:00 (プライベートベネチアンガラス体験)

                        18日(土) 11:00~17:00 (プライベートベネチアンガラス体験)

                        19日(日) 11:00~16:00 

● 個展会場:Gallery 紅中 → ここ 

 

「Gallery紅中」は大正10年築、間口五間の大きな町家、

昔の骨組みのまま町家としての外観に復元された温かみのある素敵な会場です

JR:二条駅  地下鉄東西線:二条  から徒歩数分です

地下鉄でお越しの方は二条で降りてください (二条城前ではございません)

 

イタリアのベネチアンアガラスと日本の町家のコラボこれが不思議と合うのです

 

会場内には併設されたおしゃれなカフェ→ ここ  がありますので

ゆっくりコーヒーでも飲みながらおしゃべりも楽しんでいただけます

お近くにおいでの際は是非会場までお立ち寄りくださいませ

 

デパートではスペースの都合で展示できない飾り皿を始め

Venezia 本店のショーケースに大切に展示している非売品や

顧客様の元にお嫁に行った貴重なオーダー作品などもお借りして展示致します

 

又会場では少人数 (最大6名) での

ベネチアンガラス制作体験レッスンを開催致します

 

翌週末に開催する京都ベネチアンガラス体験教室(1月24日25日26日) → ここ 

と内容はほぼ同じですが大きな違いは

 

小人数制のプライベートレッスンなのでいままで説明できなかった多種多様なデザインのアイデアや

色合わせ等細やかなご相談にものれます (可能な限り材料も希望をお聞き致します)

 

体験レッスン終了後は併設のカフェでお飲み物+お茶菓子を用意しておりますので

ゆっくりくつろいでからお帰り頂けます

是非こちらのプライベートレッスンもご検討くださいませ

 

Gallery紅中 ベネチアンガラス体験教室 

開催日:2025年 1月17日(金)、18日(土)

時間:14:00から2時間

 

体験料:お1人様 8500円より (材料の大きさによって価格はかわります)

特典:終了後併設のカフェにてお飲み物とお茶菓子を用意しております

 

申し込み方法:メールにて (11月上旬より受付開始)   

 申し込み先→ info●alberovenezia.com   → ●を@に変えて下さい

  • タイトルに必ず体験教室申し込みと記載ください 後日受付メールを送らせていただきます 
  • 携帯メールより申し込みいただく方はこちらからの返信メールが受け取れるよう設定お願いいたします 
  • こちらから受付完了メールが届かない場合は再度確認メールを送って下さい
  • 現在携帯メールで申し込まれた方でこちらからの返信が届いてない方もいらっしゃいます

携帯メールの方は上記アドレスからのメールが受け取れるように設定お願いいたします

 

体験制作いただきました作品はPinoが窯入れして

仕上げて後日ご自宅まで発送させていただきます

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます

 

〒604-8381

京都市中京区西ノ京職司町37-2

TEL:075-432-7959 

MAP → ここ

 

JR「二条駅」から御池通りを東へ徒歩5分、地下鉄東西線2番出口より徒歩5分です。

車でお越しの方は、近くのコインパーキングをご利用ください。

*ブーブーパークJR二条駅前、ブーブーパーク二条第3が近くにあります。 

 


2025年 京都ベネチアンガラス体験教室 開催

2024-11-04 22:28:39 | 日本:体験教室

大変お待たせいたしました

恒例の京都ベネチアンガラス体験教室2025年も開催致します

 

遠方よりお越しのお客様

観光客が少なくなった静かな冬の京都に小旅行を兼ねていらっしゃいませんか?

秋には毎年高騰する京都のホテルですが1月になるとかなり下がります

ホテルが増えた分閑散期のホテルはグットプライスになるようです

 

是非この機会にお友達お誘いあわせのうえご参加お待ちしております

詳細は → こちら 

 

お1人で参加される方も沢山いらっしゃいます!(大歓迎)

東京や九州から来られる方もいらっしゃいます!(遠くからわざわざありがとうございます)

皆さんでワイワイおしゃべりしながら楽しんでくださいね

 

開催日:2025年 1月24日(金)、25日(土)、26日(日)

 

時間:  午前の部 11:00~  午後の部  15:00~     各回とも20名まで

 

体験料金 : 体験料3500円+材料費2500円~ =6000円(税込)から+送料

        ( 材料費は大きさによって変わります )

 

開催場所 : オフィスゴコマチ  3F 大会議室

 

住所 : 〒600-8039    

                 京都府京都市下京区御幸町通り四条下ル大寿町402番地 四条TMビル

 

阪急京都線 河原町駅(10番出口)徒歩約2分

京都市営バス 四条河原町 徒歩約5分

京阪電鉄 祇園四条駅 徒歩約5分

京都市営地下鉄烏丸線 四条駅 徒歩約7分

阪急京都線 烏丸駅 徒歩約7分

京都市営地下鉄 東西線市役所前駅 徒歩約13分

地下道からは10番出口スグ

 

 

申し込み方法 

 

   メールにて (11月上旬より受付開始)   

 申し込み先→ info●alberovenezia.com   → ●を@に変えて下さい

 

  • タイトルに必ず体験教室申し込みと記載ください 後日受付メールを送らせていただきます 

 

  • 携帯メールより申し込みいただく方はこちらからの返信メールが受け取れるよう設定お願いいたします 

 

  • こちらから受付完了メールが届かない場合は再度確認メールを送って下さい
  • 現在携帯メールで申し込まれた方でこちらからの返信が届いてない方もいらっしゃいます

 

携帯メールの方は上記アドレスからのメールが受け取れるように設定お願いいたします

 

体験制作いただきました作品はPinoが窯入れして

仕上げて後日ご自宅まで発送させていただきます

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます

 

そして来週には新企画の情報をアップ致しますので是非ブログのチェックよろしくお願い致します

 

 


癒しのトスカーナ オルチャ渓谷 ③ 世界遺産 Pienza

2024-06-23 01:50:56 | 旅行:イタリアその他

オルチャ渓谷にある小さな町Pienza

本当に小さな町で1周しても1時間もかからないほど小さな町

とは言え世界遺産なので日中は観光客であふれかえります

 

宿泊しているモンテプルチャーノ発9:00のバスに乗り15分くらい

朝の9時半ごろはまだまだ日帰り観光客が到着していないので

のんびり街歩きを楽しめました

 

町のDuomoの前にあるオープンカフェもゆっくり座れて快適

こんな景色を前にまずは朝のコーヒー一杯

世界遺産の町だけあって教会前の花も綺麗に手入れされています

カフェのあとは街歩き開始

人がいないので

静かで快適

古いレンガで作られた街並みは趣があって散策にぴったり

ゴミ一つ落ちていない綺麗な街なのです

町の中心部には美味しそうな生ハムや

チーズのお店が

看板には「私達が作っています」と 最後に詳細を記載してますが地元の本当に美味しいチーズです

街散策後はランチ場所を求めて美味しくて景色のよさそうなレストラン探し

お目当てにしていたレストランは定休日でお休み残念

いろいろ探したけど

景色は良くてもお高いお料理に「これは本当においしいのだろうか?景色代だけじゃいやだね」

ってことで街の城壁外にある家族経営のオステリアでこんな地元名物パスタ食べて

また街に戻りまたフラフラ街歩きこんな感じで地元おばあちゃんがおしゃべりタイム

イタリアの田舎の村ではよく見かける

こんな感じの景色が見えるカフェで一息 

こんな景色をみながら飲むコーヒーは最高に美味しい

カフェ後はまた城壁外にみつけた絶景スポットでしばらく癒されて

そしてまたモンテプルチャーノに戻ったのでした

 

 

そうそう毎週木曜の朝にモンテプルチャーノのバスステーション広場で催される

市民のための朝市に行ったとき

なんとヒヨコが売られておりました

育てて新鮮な卵を毎日食べられるっていいな~

 

 

自宅土産用の地域の食材はそのエリアで開催される朝市を狙っていくのが私達の旅行の楽しみ

ヘタなお土産物屋で売ってる食材は高くて美味しくないことがほとんど

地元民が通う朝市で買うのが美味しいものが当たる確率が多い

 

その朝市の出店で買ったチーズ「Pecorino Norciano」1kg 35ユーロ

とかなりお高いチーズですが

「どれが一番人気ありますか?」と聞くと勧められたもの

 

確かに私達の前にいた地元民が一個丸ごと買っていくのを見ていたので

1/4だけそれを買ってみた

もうこれが今まで食べたことがないくらい奥深い味わいで美味しい!

高いけどめちゃくちゃ美味しかった~

 

聞くと「私達のお店はPienzaの街中にあるのよ」見た?って

そうかあのお店だったのね~

チーズの周りになにやら葉っぱらしきものがまかれておりました

 

最後に余談ですが私達がPienzaに訪れた翌週になんと

ジョージ クルーニが映画の撮影でPienzaに来てました

あと1週間あとだったら会えたかもと思うとちょっと残念でした~


癒しのトスカーナ オルチャ渓谷 ② 麦畑の中をハイキング

2024-06-08 06:15:34 | 旅行:イタリアその他

今回の旅の最大の目的は

オルチャ渓谷の小さな町:San Quirico d'Orcia (サン・クイーリコ・ドルチャ)から

世界遺産の町 Pienza (ピエンツァ) までの麦畑の中を歩く事

 

そのためには天気が良くて暑すぎない (道中は一切日陰無し) そんな日を選んでまずは

Montepulciano朝9:00発のバスNo.112(シエナ行き)に乗って約25分

San Quirico d'Orcia (サン・クイーリコ・ドルチャ)で下車

 

街散策がてらツーリストインフォメーションへ

グーグルマップではわかりずらいのでもう少し詳しい地図がない確認すると

「これしかないのよ」と

仕方がないので写メ

 

もうこのあたりからして毎年行く夏山ドロミティとは違う情報の少なさ感じる

彼女の言うハイキングスタート地点

「アスファルトの道しばらく歩いてCroce di Prataを目指して

 そしてCappella della Madonna di Vitaleta:Vitaletaチャペル目差して白い道を歩いて行ってね」と

 

わかったと言ったものの「アスファルトの道しばらく」という大雑把な説明に???

Pinoが地元民らしき人に聞いてもあいまいな答え

とにかく言われる方角に歩いていく

 

San Quirico d'Orcia (サン・クイーリコ・ドルチャ)の城壁外をでて

バスが通る国道(地図上では黄色)を歩く

標識も何もなく途方に暮れているとまた地元民発見

この方の説明が一番明確で

「このアスファルトの国道を1kmくらい歩くと麦畑にはいる分かれ道があるから

 そこがスタート地点大丈夫1本道だから間違わないよ」と

 

たしかに間違いようがない

この辺りからポツポツと標識も出てきてハイキングスタート

方角だけでかかる時間表示がない~

絶景広がる中

深呼吸しながら気持ちいい

トスカーナといえばこのシンボルマークになっている糸杉の丘

ゆっくり写真撮りながらのんびり歩く

日差しはあるけど空気がひんやりしているので快適

念願の麦畑

雲が太陽の光で影になり麦畑に反射して濃淡ができキラキラ輝く

菜の花畑

赤い花が咲き始め

想像していた風景が360℃目の前に広がっている

あ~ほんと癒しだわ~

強いて言えばお花の開花がまだ3部咲きくらいだったので

満開だったらもっと素晴らしい風景が見られたんだろうな~

 

こんな道をひたすら歩いていくのです

絶景の中1時間半ほど歩いたかな?目前にPienza (ピエンツァ)が見えてきました

あとは街の外れにあるCorsignano教会を目指すのみ

最後少々登坂 登り切ったところで振り返るとこんな風景が

この写真の右下に注目 カメラが映りこんでます

実はこの景色若いころに見た映画「グラディエーター」の撮影スポットなのです

なのでカメラマンたちが三脚かかえて撮影三昧されてました

グーグルマップでも「Gladiator Shooting Spot」と表示されています

 

どうやら途中道を間違えてしまったようで少し遠回りしたようです

約3時間で到着しました

 

コルチャーノ教会の脇にあるベンチでしばし休憩

 

しかしこのハイキングコースどうやらそれほど宣伝されていないのか?

はたまた時期がたまたまそうだったのか3時間ですれ違った人5人くらい

Val d’Orcia 完全貸し切り!

 

標識も???(なので間違って遠回りしてしまった様です)

インフォメーションでも詳しい地図も無し

 

しかも道中休憩用のベンチすらない、

お昼にと持って行ったパニーノ(パンに具を挟んだもの)すら立って食べる事に

勿論トイレも無し

 

天気読み間違えて雨でも降ろうものなら悲惨な事になってしまうので

くれぐれもお天気と相談していかれる事お勧めします

2024年の春イタリア全土で天候不順で雨続きの5月中旬でも日差しは強かったです

(風はひんやり気持ちよかった~)

 

またドロミティーと比べてしまう私

同じ世界自然遺産でも設備がこんなに違うのですね~

 

というかきっとこの麦畑のオーナー方は自分たちの畑に入ってくる人が多くなることが

嫌なのでしょうね (気持ちわかります)

 

境界線を引くこともできないですからね、、、、

 

誰も人がいないからいいのであって、人が行列になって入ってくると興ざめですね

いつまでもこの癒しの景色が続きますように

 

Pienzaのバス乗り場でNo.112に乗って

モンテプルチャーノにかえりました(下記:時刻表)

 

次回は世界遺産の町:Pienzaについて


癒しのトスカーナ オルチャ渓谷 ① モンテプルチャーノ

2024-06-01 06:58:04 | 旅行:イタリアその他

2024年春は何年も前から行きかった世界遺産にも登録されている

イタリア中部にあるトスカーナのVal d’Orcia (オルチャ渓谷)

先日行ってきました(5月中旬)

 

イメージしていたのは春の柔らかい日差しの中

新緑と赤い花が咲いている麦畑の中をのんびりハイキングする

そんな目的を達成する為色々下準備をして計画を練り上げました~

 

まずはこのエリア公共の交通機関があまりなく車がないと思うように動けない

小さな村が点在するトスカーナ

起点になる宿泊する街を選ぶことからスタート

 

思案して宿泊は赤ワインで有名なMontepulciano (モンテプルチアーノ)に決定

ワイン好きには絶対に外せない

公共の交通機関でこの街に行くには2通り

 

①シエナまで列車で行ってシエナ駅の裏手のバス停から出てる112に乗り

 終点のMontepulucianoのバスステーションまで約1時間半

 このバスは一日に4本のみ(日曜は無し) 時刻表はネットからダウンドーロ

 https://www.at-bus.it/it/linee-e-orari/siena

 上記サイトの検索でバスNo112.を入れるとダウンロードできる

 

このシエナ駅のバス停の場所がまたわかりにくい

まずは駅前にある大きなバスターミナルで切符を購入する(上記サイトでも購入可)

※バスの乗車口にあるクレジットカード清算器でも支払い可能

 

駅前のバスターミナルから出発するのかと思っていたらいくら探してもないNO.112乗り場がない

駅員さんに聞くと駅の裏手にバス停があると

 

表示もなにも無いので初めての人にはわかりずらい

また駅の連絡通路に戻り正面とは反対に向かっていく

突き当りにある階段(エレベーター)で上がったところにバス停がいくつかあるけど

やっぱり時刻表がないのでどこから出発するのかよくわからん

停まっていたバスの運ちゃんに聞いて出発場所の確認

 

しかし夏山のドロミティに比べてもうほんと詳細が表示されていないので

乗り継ぎ時間が少ないと焦ってしまう

 

② Chiusi (キウージ)まで列車で行って駅前のバス停からMontepulcianoまで55分

バスNo,はFT4・FT2など

やはりこれも日曜日は運行がない

 

①と②の違いはと言うと

①は絶景のVal d’orciaの中を通っていく

②はバスの本数が多くて便利

 

私達行はVal’dOrciaの景色を楽しむ為①を選択

帰りは列車の乗り継ぎがいい②を選択

 

そんなこんなでMontepulcianoのバスターミナルに到着してCentro(町の中心)へ、

バスターミナルをでて通りを渡ったところに街に上がるエレベーターがあるので

それでまずは街の入り口につながる公園まで上がる

 

丘陵地帯の上に作られた街なので公園出口からから登坂は続く

小さなスーツケースならさほど苦痛ではないけど

日本から来るよう様な大きなスーツケースをもって街を歩くのは相当大変

できるだけ街の入り口近くのホテルにしたほうが体力温存できる

 

坂の街Montepulciano

階段もあちらこちらに

そしてトスカーナはブドウの産地、赤ワインで有名な街が点在する

街をあるけばワインを試飲させてくれるショップが軒並み

ワイン好きにはたまりませんよね~これ

ちなみに私はお酒ほとんど飲まないので見てるだけ~

それでも街歩きは楽しいのです

春はいいですねバラの花が満開でした

丘陵地帯の上にある町の城壁から見る景色

日が暮れてくると明かりがつき始めロマチックな雰囲気に

今宵のレストランは広場近くのアパートのオーナーさんお勧めのi teatro

私はチンタセネーゼといわれるこの地方の豚を使った1品

Piさんはニョッキ

これがほんと美味しかったのです

日本でいうと鹿児島の黒豚みたいなもんでしょうか?

 

お腹も満腹になり食後の散歩も続きます

左壁にある巨大なワイン抜きに目が釘付け

夜の階段もいい雰囲気です

宿泊したアパートの前にもおしゃれなレストランが

翌日は街の城壁外側にある近くの教会までお散歩

下から街を見上げるとブドウ畑の上に街がありましたよ

 

その日のランチは街の一番上にあるキャンティーナ&Osteria Gattavecchi

ここはテラス席があって見晴らしがいいだけではなく

食事も安くて&美味しいこれ トスカーナ名物:Ribborita(リッボリータ)

野菜の煮込みスープのに固くなったパンを一緒に煮込んだ料理

野菜とパンだけでこれだけ奥深い味になるなんて

翌日も予約したいというと貸し切りでダメでした~残念

そしてこのオステリアの地下にはキャンティーナがあるので食事をした人は無料で見学できます

ひんやり肌寒いくらいです

かなり古い大昔からあるキャンティーナです

あっ~発見2008年もの!私達が結婚した年のワインです

いろいろワイン好きにはたまらないこのMontepulucianoので

私が一番気に入ったのはここ

Café Poliziano もうこれ絶景カフェです!

この街の老舗カフェです(ベニスで言うとカフェフローリアンような存在)

日本でもイタリアでもカフェめぐりが大好きな私

ここは毎日通い詰めましたよ~

落ち着くし趣もあって

なんとお天気がよければ絶景眺めるこんなテラス席も

なんと一日2回行った日もありました

もう最高!カフェ好きには超お勧めです

 

という事で次回はこの旅の最大の目的 絶景麦畑のハイキングです


廃材も喜ぶ:我が家のモザイク玄関

2024-05-03 06:52:14 | イタリア:自宅改装

久しぶりの自宅リフォームシリーズです

2020年から2021年にかけてコロナでタップリ自由時間があったとき

自宅の玄関のお化粧を始めたPiさん

この部分の外側は自宅改装で一番最初に取りかかったエリア以前はこんな感じでした→ ここ

タイルを切って(なんでも切ってしまうPiさん)お得意の壁モザイクを始めました

毎日あきもせずコツコツ切って張り付けております

 

実はこれコロナ禍のロックダウンの間唯一ゆるされていた食材の買い物時に

お散歩がしたい為わざわざ片道40分かけて歩いてパン屋に行く道で

捨てられていたタイルを毎回少しづつ持ち帰ってきたものなのです

 

なんでまたこんなものを拾って帰えるのだろうかと思っていたら

これがやりたかったようです(笑)

アップでみるとこんな感じ、赤い部分はタイルではなくムラノガラス

 

上部に3つ出ている鉄パイプも以前に制作したスタンドライト→ ここ の残り

捨てずにまだ残していたなんて、、、、

 

もちろんそのままでなく制作したガラスで飾り付けして

壁ハンガーの出来上がり、玄関があかるくなりました

奥に見えるアルコ(水道橋デザイン)はこんな感じで制作→ ここ 

手前にみえるペアの小窓のようなものは何かともうしますと

電気メーターの目隠しなのです

嫁にきてからこの年までずーっとむき出し状態だったのがやっと隠してもらえました

 

この小窓制作でまず最初に取り付けたこの格子状の白いプラスチック

開閉式の扉の強化のためのもの ( 裏側になります ) ですが

 

これまた超廃材を使用

捨てずに持っていた古い冷凍庫の引き出しの一部を切り取り使用、

これ冷凍庫用のプラスチック製品なので通常より硬くて丈夫

ほんまになんでも切っちゃうのです

そういえば以前庭の水道制作時も冷蔵庫の部品を使っていましたね→ ここ 

Piさん廃材マニアです(笑) これで開閉もバッチリです

玄関はこんな感じになりました

制作費は拾ってきたものとラルベロで制作したガラスなのでほぼゼロ

なんともありがたい事です!Pinoありがとう!

 

捨てられていたタイルもアイディア次第でこうして使えるんですよね

 

コロナ禍の間に制作したものまだまだあります


過去最高に難しかったオーダー作品

2024-04-16 05:17:22 | ラルベロ(店)商品情報

今から14年前の2010年の話です

この年ある男性がこんな1枚のデザイン画をもってラルベロにご来店されました

 

「これと同じデザインのペンダントをムラノガラス:ヴェネチアンガラスで制作してくれる人を探しているのです」と

 

聞くと「ムラノ島でこれを作ってくれそうなマエストロに個々依頼したのですが

皆このデザインをガラスで制作するのは無理だと」断られてしまったと

 

他にムリーネを作れる人はいないかと探していたらムラノ島のマエストロ達から

「Pinoに聞いてみたらいいのでは?」っという事でご来店されました

 

実はこの方ムラノ島の有名な工房の経営者の方でPinoもこの時が初対面だったのですが

ムラノ島に人脈があってマエストロたちも多く知っていても

誰もこれを引き受けてくれない途方に暮れていたところPinoの事を知ったとのこと

 

Pinoデザイン画をじっくり見つめしばらく考えって「チャレンジしてみる」と返事

Piさんの職人魂がふつふつと燃えてきたようです

 

きっと心の奥底で難しいけど「できるかも」って気持ちがチャレンジにつながるのでしょうね

 

しかし

デザイン画みているとこの繊細なデザインをどうやってガラスで表現するのだろうか?

なんせ14年も前の事で当時の私はまだPinoがどれだけの器量をもっているのか全く分かっていなくて

この難しいデザインを引き受けた事に驚きもせずただどんな風に出来上がるのか興味津々の私でした

 

これが今だったら「あ~またそんなとんでもない依頼を受けて一体どうするの~」

って言ってしまいそうです(笑)

 

出来上がるまでの間何度も依頼者の社長さんお店にこられて

「Pino ペンダントできた?アメリカから催促されてるんだけど」って

言われてれたのを今書いていて思い出しました~

オーダーのお客様を待たすそのあたりは今も昔も変わりないPino

とことんマイペースなのです

 

で数か月たって出来上がったペンダントがこちら

 

なんとほぼデザイン画通りに仕上がっているではありませんか

大きさもめ依頼通りの巨大ペンダント

お得意(Pinono秘密兵器)のカッティングで

ここまで薄く仕上げました

「できたよ~」とお知らせすると飛んでこられた社長さん:A氏

一目見た途端「Pino !ブラーボ!凄い」と大喜びされていました

「で制作費はいくら払ったらいいかな?」って聞かれ

答えたPino「〇〇〇ユーロ」って

 

当時のまだ何もわかっていなかった私でも

「ええ~こんなに大変な仕事してその値段?Pino本当にそれでいいの?」って思うほど超破格で販売

 

それから又数か月が経ち社長さんまたご来店

この作品が最終誰の元に販売されたかお話に来られました

アメリカの有名宝石メーカー:T社からの依頼で最終顧客は

あの世界一有名な画家:ピカソの娘さんとのこと

 

びっくりPinoの作品が海を渡ってペンダントに貴金属で飾りが付き破格なお値段で販売されたらしいです

最終どんな風にデコレーションされたのか見たかったな~

 

そしてこんな裕福層に販売されるとわかっていたら

もう少し制作代頂いてもよかったんじゃないと思ってしまった私でした(笑)

このあたり最後までエンドユーザー詳細を明かさないのは社長さん超商売人やな~

 


ラルベロのスペシャルな飾り皿 特別オーダー

2024-04-05 05:38:05 | ラルベロ(店)商品情報

毎年夏にご来店いただくRちゃん

彼女が初めてラルベロにご来店いただいたのは2012年の夏でした

 

その時はベネチアンガラス制作体験をして頂き

記念にピンクのラルベロスペシャルバージョンの飾り皿をご購入頂きました

それがこちら

 

実はこのスペシャルバージョンの飾り皿は数年に1回しか制作できない代物なのです

何故に数年に一度かともうしますと

この細かい柄はラルベロペンダントを制作するときに出てくるガラスを利用してデザインしております

 

一つ一つデザインして焼き上げるラルベロペンダントは大量生産できない為

同じ色合いでこのシリーズの飾り皿を作ろうと思うと何年もかけて材料を集めないと作れないのです

 

Rちゃん最初に購入されたピンクのスペシャル飾り皿すごく気に入っていただいたようで

翌年はブルー系の色違いで制作してほしいとオーダーがはいりました

 

「ブルー系のラルベロは制作数も少ないのでかなり待っていただかないといけないですがいいですか?」と確認すると

「何年でも待ちます」と心強いお言葉を頂き

 

そして何年もかけて材料を集め制作したにもかかわらずそんな大切なお皿に限って

ヒビが入ってしまうなど

何度も材料を一から集め直しやっと出来上がったのがこちら

なんと10年も待たせてしまいましたよ

制作も苦節10年でしたが:笑

お待たせ時間10年も最高記録となりました

 

こんなに長くお待たせして申し訳ございませんでした

それでもRちゃんからは「10年待ちましたが感無量です」っと言って頂き

ラルベロファンのお客様には本当に頭が下がります

 

後日送られてきた写真には

彼女の自宅のコレクションボードにこんな風にペアで飾っていただきました

いやー素敵だわ~こうやって並べてもらえるとより一層いいですね!

 

 

ちなみに今まで制作したこのシリーズ

これは京都の実家にPinoがプレゼントしたもの

クリスマスバージョンです

 

こちらはグリーン系で

赤系はこれ

シックなブルー系

などなど

 

つい先日数年ぶりに完成した赤色バージョンが

やはり12年ぶりにイタリアに来られたラルベロファンのお客様の元にお嫁に行きました

 

さて今年は何色が制作できるかな?

そろそろ集まってきている材料を整理しはじめないと

 


ラルベロのスペシャルな飾り皿 パート1

2024-03-22 08:03:55 | ラルベロ(店)商品情報

ベネチアンガラス工房 ラルベロ → ここ では

アクセサリーをメインにいろいろ多数制作しておりますが

 

飾り皿も人気の商品となっております

 

手のひらサイズのミニ飾り皿から

大きいお皿、

形も様々

人気があるのはリーフ型

アンティークのガラス材料で制作したリーフ型

そして一番大きいサイズはこれ

お皿は形が大きくなればなるほど、色を沢山使えば使うほど

窯出し後にヒビが入る確率が高くなります

 

何時間もかけてデザインして慎重に焼き上げたお皿でも

窯から出したらしばらくしたらヒビが入ることも多々あります

 

驚くのは焼き上げて1週間ほど経過してからこれでもう大丈夫だろうと

仕上げに入りかけたとたん徐々にヒビが入ることもまれにあるのです

 

ガラスは本当に奥深くガラス職人歴63年のPinoも「まだまだ分からないことがある」と

いつも言っています

 

若いころムラノ島の有名工房を渡り歩き武者修行したPino

ヒビが入ることで工房が受注した作品を納期までに間に合わせることができなかった事が多々あると

窯出し後の“ヒビ割れ”はガラス職人にとっては永遠のテーマのようです

 

Pinoもガラスは何が起こるかわからないといつも言っております

 

窯出し後ヒビが入ってしまう、、、、焼いた作品がすべて完璧な状態ではでてこない

等々はどれほど長く経験を積んだガラス職人でもついて回る宿命なのです

 

体験工房でお客様が制作された作品にヒビがはいったらどうしようといつもドキドキしている私です

(※ ヒビが入っても焼き直すことですべて修正できますのでご安心ください)

 

ムラノ島にある大きな工房では制作は分業制であることが多く

企画デザインする人→パーツ制作する人→マエストロにより作品制作→仕上げ作業:研磨やカッティングなど

多くの人の手によって作品が出来あがります

それぞれの加工過程にエキスパートがいて自分の専門分野以外は意外と

作り方がわからないというマエストロもいらっしゃるようです

 

Pinoがムラノの工房にいた時は主にカッティング作業を担当していました

今ではその時に積んだカッティング技法の経験がPinoの秘密兵器となりました

 

その昔ある作品のカッティング作業をしていた時にそれを見たガラス関係者が

「Pinoはガラスをやるために生まれてきたような人だ」とおっしゃったとか

 

現在ラルベロで制作しているオリジナルなアクセサリーは

このPinoの自由自在にガラスをカッティングする技法がなければ仕上がらないのです

 

次回はそんなラルベロの飾り皿をオーダーしてくださった方のお皿を紹介いたします