ベネチアンガラスといえばお花模様のミッレフィオリ → ここ が有名ですが
影の主役 : パステルカラー(イタリア語:オッパリーノ)もあるのです
デザインも何もないパステルカラーですが
材料としてはなかなか貴重な色なのです
原色が多いガラスの中でふんわり優しい色合いに仕上がるこのパステルカラー
見た目に反して実はかなり癖のあるガラスで
他の色と一緒に焼くと罅が入ったり
割れる確率が一気に上がる作者泣かせの魅惑のカラー
それでもそんなリスクの高いガラスを使いたくなるのがPiさん
せっかく作ってもこんなふうに あー罅が
やっぱり割れる
うーん割れる
って感じ
留めはいろんな仕上げ作業して最後の最後に“ぴっき”と罅が入りお蔵行に
あとは艶出しで仕上がりと思っていたら最後に泣かせてくれました
もう使うのいやだ~と言いながらもまた使いたくなる色なのです
それでもうまく仕上がるとこんなふうに優しい色になるのです
うっすらと優しい光が差し込む感じです
こんな訳でパステルカラーの作品はラルベロの作品の中でも貴重な作品となってます