virtual"the elf"

神戸の舞子,海岸近くのelf。'04幕を下ろし、その秋仮想空間にてゾンビのごとく甦る。マスター谷口の世界へ酔うこそ!

江戸時代の兵庫に生洲

2012-04-05 01:58:37 | レトロと不思議
前チャリで通った時には気づかなかったけど、ブラブラと歩いていて「あらっ?」と見つけた、面白いところです。

 「史跡 生洲址」となっ?

場所は、昔風にいうと兵庫の南浜(みなみはま)。近くには、今でも"南浜漁協"というのがあります。

 「兵庫の生洲」の解説文

だいたい、こんなことが書かれていました・・
江戸時代の兵庫は活け魚でも知られ、当地の宿泊客や京・大阪の市場に早船で売り出して好評だった。
寛政八年(1796)の「摂津名所図会」は、魚市のほかに南浜の今出在家町にあった「兵庫生洲」を絵入りで紹介し、長さ十三間、幅四間(24m X 7m)ほどで、屋根を持ち、潮水をたたえた池中には鯛(タイ)・鱧(ハモ)・鱸(スズキ)ほかさまざまな魚が飼われていると記している。
この生洲からは、しけや不漁の時に活け魚を市場に供給したほか、京の御所からの調達にもここから魚を献上したといい、また旅の名所である。
当地が、江戸時代に瀬戸内海航路の東端の港として賑わった兵庫の津の貴重な生洲の址である。・・田辺真人

 こちら「摂津名所図会」の絵ねっ

「へ~っ!」 
"トレトレ!ぴちぴち!"を網ですくってますがな~!
江戸時代もおいしい魚食べてたんですね~。

 近くには大正時代の終わり頃に
海岸を埋め立てて出来た中央卸売市場がありますが・・

江戸時代、すでにこんな場があって、賑わっていたとは・・
驚き!モモの木! で、桜はまだかいなぁ?ですね~。

和田岬線の支線

2012-03-11 23:56:18 | レトロと不思議
兵庫区の"中の島"を歩いていたら・・  これ、なんじゃらほい? ・・線路?

 この先で埋もれてます・・

どうも、和田岬線の支線跡のようですねぇ。

 踏み切りの遮断機の跡?? でしょうか?

場所は市電"中ノ島"停留所の交差点から兵庫突堤側へ入ったところ、中央卸売市場の南。

 ありますね~、兵庫突堤へ伸びる支線が・・
もっとも、この地図は太平洋戦争前のもの。

今は、
突堤のあいだが埋め立てられて、兵庫埠頭となり、
鐘紡兵庫支店は神戸大空襲でなくなり、ホームズスタジアムへ、
国道2号線は松原線を通らず、JR神戸線と平行して走ってますが。。。

線路は
 この先、市電道左に平行して西へ続いてたはず・・

 市電"中ノ島"停留所があった交差点

交差点の先には"神戸の中央卸売市場"がデ~ンと。
老朽化して、長い間きたなかったんですが、今は筋向いにきれ~になって移転してます。

壊す前の先代の中央卸売市場、それなりに雰囲気ありで映画「GANTZ」の撮影に使ったので、松ケンがロケでここへやって来た。
今は、
取り壊した跡地あとに"KOBE de 清盛"歴史館が出来たので、「平清盛」主役の松ケンがまたもや、やって来た。

すべてに今昔物語あり、です。。。


神殿ですか~?

2012-03-05 06:00:22 | レトロと不思議
山歩き中に、突如現れた・・・

ギリシャはアクロポリスのパルテノン宮殿のような柱・・・???
「へ~っ!?」です。

周りはジャングル状態?でも、、あります。。。

 なんとも、りっぱな柱!

建物の玄関のように見えますが、この玄関とその後ろとのつながりが、いまいち理解しがたいようなつくり。
玄関だけがあって、そのつづきが無いようにも見えるのですが・・
なにぶん塀の中ゆえ、よくわかりません。

三宮から、そう遠くない山にある「?不思議?」な建物です。。 

近くにこんなところが・・

2012-02-21 05:52:12 | レトロと不思議
仕事場の近くに、「ほ~っ!」と言ってしまう、風情ある建物があります。
明治38年(1905)竣工、旧東京倉庫(三菱倉庫の前身)兵庫出張所の建物。
現在は神戸市景観形成重要建築物に指定されています。

設計は東京大学建築学科前身の工部大学校造家学科を卒業した"曾禰達蔵"(そねたつぞう)。
助教授、海軍を経て、三菱に入社し、東京丸の内周辺の三菱オフィス街の建物群の設計を手がけた人です。
ちなみに、曾禰氏の奥さんは高橋是清の妹だそうです。
高橋是清:有名人ですねぇ! N○K"坂の上の雲"では西田敏行が高橋是清で、当時英語教師で、主人公の秋山真之(本木雅弘)と正岡子規(香川照之)を教えてましたねぇ。

神戸では
西元町の現"ファミリア"(1900年竣工 三菱銀行神戸支店/曾禰達蔵)
元町鯉川筋南の"神戸郵船ビル"(旧日本郵船神戸支店/曾禰中條設計事務所)
も設計してます。

この兵庫の建物、こう見えて平屋。ということは、天井が高い!
写真では内部もカッコいい!ですが、一般企業の本社なので、残念ながら「見せて~」とはいきませんです。

で、建物前の歩道には、こんなものが・・
 「賀川豊彦生誕地」の碑
正確には、生家は歩道上ではなく、角を曲がって少し入ったところ。

 神戸の人にはご縁あり

アメリカに留学し、キリスト教の洗礼を受け、平等な社会を築くため、神戸のスラム街に住み、明治時代より社会運動、労働運動などを行い、現"COOPこうべ"の設立人です。

大正10年(1921)、労働者の生活安定を目的として前身の"神戸購買組合"を作りました。
また、同年、賀川氏の助言を受けて、那須善治が"灘購買組合"を作り、
昭和37(1962)に二つの組合が合併して"灘神戸生活共同組合"となりました。

昭和6年(1931)には灘購買組合の芦屋出張所がセミセルフサービス方式の"組合ストアー"を作り、料理講座も開いたというから、ドびっくり!今と変わらんがな!です。

神戸の人は、"COOPこうべ"のことを「コープさん」と呼びますが、大正時代にできた"神戸購買組合"、当時から「購買さん」と呼ばれていたとのことで、「さん」づけの歴史は古いんですねぇ。

我が家では、HANA以外は組合員(=出資者)で、週に一度のカタログ販売(めーむ)を利用し、奥様はコープでの"ヨガ教室"に通ってます。

・・と、神戸の人は「コープさん」とは縁深い生活しています。

神戸市中央区には「賀川記念館」もあります。
"一人は万人のために 万人は一人のために"  この言葉にはいつも"じ~ん"としてしまいます。




野球カステラ

2012-02-07 11:39:52 | レトロと不思議
今年の大河ドラマは「平清盛」。 仕事、少し関係してます。
神戸市兵庫区の"平野"といわれる場所は、「平(たいら)の野(の)」という語源があるそうで、
平安時代末期、一帯は平清盛が治めていた荘園で、この地域には平氏一族の別邸がたくさんあったいわれています。
平清盛の別邸もこの地にいくつもあったとか。。。

"平野"は山すそにありますが、神戸の下町。(たいてい神戸の下町は海に近いところにあるかな~)
よって、ここにも"昭和のなごり"がたくさんあって、お気入りの地域です。
以前にも2011/2/20平野のレトロ2011/2/21平野で中華で、少しご紹介しました。
あと、"元祖カレーパン"ネタもあったのですが、見直したらブログUPにもれてましたねぇ。
この件は、またいずれ、にしましょう。

で、久しぶりに平野に行って、平氏一族の"夢の跡"を歩いてみました。今回は懐かしの・・

頭の写真:元平野市場にあった"手焼き瓦せんべい屋"さん、も少し南に移転。そこで「野球カステラ」買いました。

 なつかしい~ですね~・・

ボール、野球帽、グローブ、キャッチャーマスク、優勝カップ、キャッチャーミット、バットなどなど。

小学校低学年のころ・・
垂水の廉売市場入り口にあった"日の丸堂"というお菓子屋さんに、このテのお菓子がガラス蓋の仕切りスペースに入っていて・・
「これください!」と言えば、ステンレス製の移植ゴテのようなのですくって、薄くて白い紙袋に入れて、天井からぶら下がったハカリに乗せて、「○○円です!」なんて、買い方してたなぁ~。

野球バージョン以外にもフルーツ・バージョンがあって、
バナナの房とか、桃とか・・何種類もあったけど、いまいち思い出せない。。
いつもどっちかがあって、どっちかが好みだったんだけど、もう思い出せない。。
好みがあったのはなんでかって?
大きい小さいに関係なく、目方で売るんだけど・・何か一個大きいのがあったのか、アレがある!ない!に、こだわったような気がするんやけどね~。。。

久しぶりの「野球カステラ」・・
ここのは、高一から学校帰りに友人宅で麦ジュース飲んで、一息ついてた左党の僕にとっては"やや甘すぎ"でした。
しかし砂糖・蜂蜜が高価だった昭和では、この味が美味だったのでしょう。。。
レトロ甘いものがお好みの方には、お勧めの一品です!

誰か、フルーツバージョン・カステラ、他になにがあったかおしえて~! 気持ちわるい~。。

新長田のレトロ喫茶店

2012-01-29 01:26:59 | レトロと不思議
神戸市長田区西尻池町にあるレトロ喫茶店、もう営業してませんが、そのままの姿です。

頭の写真:店構えも相当なレトロ感あり!ですが、すごい装飾が・・


 ジャ~ン! この文字を見よ~っ!

 こんな具合で~す!

ドアをはさんで、あっちゃ側に店名の「ひ・か・り」、こっちゃ側には「喫・茶」の文字。

これって、鉄工所のおじさんが「う~ん・・・」と考えながら曲げて、くっつけて・・、苦心作ですよねぇ。

「喫・茶・ひ・か・り」といきたいところですが・・
あっちゃに2窓あるので三文字?、こっちゃは1窓なんで二文字?、ということのようです。
でも、2:3≠1:2なんで、支えになってる○部分から斜めに出ている鉄棒の角度がドアをはさんで、異なってます。
○から縦に出る棒の数も、あっちゃは2本で、こっちゃは1本となっとりますねぇ。

こういう苦心作が残っていて、かつ国道2号線の歩道上なんで、シゲシゲと見れて、
今回も「ほ~っ・・!」と言ってしまいました。。。

港でなんぞ探し

2011-12-11 08:19:22 | レトロと不思議
ハーバーランドで明るい間の休憩時間、元メリケン波止場、元国産波止場付近ウロウロしましたが・・
もう昔の波止場・港のあやしげ風情が残ってなくて、ああ残念!でした。
"かもめりあ"(観光遊覧船乗り場)裏にある「神戸港湾労働者福祉センター」と「湾労働者用のハローワーク」があるくらいですかねぇ。

30年ほど昔、近くの海岸通の喫茶店を手伝っていたときに近くの不動産屋さんから聞いた話。
このころすでにコンテナ船での輸送にシフトしていて、港の"アンコ"(日雇い港湾労働者)は見かけませんでしたが・・
「ちょっと前まではやな~、港に毎朝屋台が出て、アンコがぎょうさん朝飯食べとったもんや。わしも屋台やって、よう儲けた~」と。
「へ~っ!」でした。朝に港なんか行かへんし、毎日そんな光景が繰り広げられていたなんて、まったく知りませんでした。
JRに乗ってたら、新開地のガスビル前あたりにその日の仕事を求めてアンコがぎょうさんたまっているのは見てましたが、港までは見えなかったし。。。
新開地で仕事が決まったら、港へ行って、腹ごしらえして、荷役労働についたのでしょう。

港湾貨物専用引込み線路がなくなり、貨物駅跡はハーバーランドになり、今はそんな港の面影いっさい無し。
上屋倉庫は若者アーティスト向けスペースになり、もとからある倉庫会社の事務所のほうが肩身狭そうな感じすらありです。

新港第1突堤あたりまで行ってみました。水上警察署や第五管区海上保安本部(中国船衝突ビデオをYouTube公開してくれた)がありますが・・

頭の写真:五管前になんともレトロなモルタル作りの小屋発見! ・・・少年団?

 「神戸海洋少年団」と・・

海洋少年団!といえば、ニ列に並んでカッターボートを漕いでいるイメージですが・・
この小屋、ちょっとそういう雰囲気は感じられませんねぇ。カッターもないし。。
どちらかいうと・・
小型船の船主、趣味が高じて、「自分でこの小屋作りましてん。わたしの秘密基地ですわ~」的。

ここに、少年少女、出入りしてるのしょうかねぇ。。
日曜でしたが、シ~ンとしてました。
 


高嶋邸と処女塚

2011-11-17 11:44:52 | レトロと不思議
電車で石屋川に来たついでに寄ったところです。
車で住吉に行っても、このあたり、つい通過してしまいます。

頭の写真:甲南漬(奈良漬)で有名な高嶋酒類食品の旧高嶋邸。時計の上はステンドグラスの採光窓。
      今は甲南漬資料館(会社の歴史、甲南漬の作り方が学べます)として一般公開されてますが、
      阪神大震災前までは住居だったそうです。

石屋川の東にある御影公会堂と同じく清水栄二の設計。昭和5年の建築です。
学校、会社の廊下?と思うほどの天井の高さはお金をかけたとは言え、一般住居とは思えませんねぇ。
奥の出入口手前には浴室があって、当時から洋式バスタブが備えられ、蛇口をひねったら、お湯が出たそうな・・へ~っ、です。

 応接間でしょうか? 居間でしょうか?
なんともリッチ住居なので、見当がつかなくなってきました・・??

 外観はこんな風。家らしくありません。。

縦長の採光窓と屋根のアール・・
2010/11/09「長田のレトロ3」
旧西尻池公会堂(清水栄二設計)のときの斬新なデザインを取り入れたようです。
神戸の中心を挟んで西と東に似たような建物があって、親しみを感じます。

旧西尻池公会堂ですが・・
やはり来年2月に解体されるとのこと。 あ~っ、もったいない!!
明治以降のこういう建物が神戸の財産なのにねぇ!
震災後の"鉄人28号"と"三国志"(横山光輝頼み)は長田の魅力とは関係ないもんね。。
神戸市行政はこういうことには薄情です。
塩屋のグッゲンハイム邸のときも個人が買い取らなければ解体の運命でしたし。。

さて、この旧邸宅でお腹を満たしたものは・・またのこんど。


少し東にある「処女塚」(おとめづか)は・・
東にある「東求女塚」と西にある「西求女塚」に祀られた二人の男の求婚に困り果てて、自殺したという伝説のある美しい女性の塚とのことですが・・
 かろうじて前方後円墳の形あり
ですが・・・

 後円部のてっぺんが・・
丸でなく、何で四角なん?
公園になっているから?

こちら、風情ありませんでした。。。

無念の家?

2011-06-24 23:28:03 | レトロと不思議
家から1kmほど離れたところにある家・・

階段状の狭い住宅地で、周りには普通に生活している家がくっついている状態。
普段通らない場所だし、周りの家とのギャップに初めて見たときには"ぎょっ!"とするくらいのインパクトがありました。

今回この家を見たのは三度目でしょうか?たまたまカメラを持っていたので撮りながらじっくりと見てみました。
(今回もこの場所、行こうと思って行ったワケではなく、正確な道筋も把握できてません。HANA連れだったのでよかったものの、ひとりでしげしげ見てたら不審者!でしょうね)

 へ~っとのぞき込んで・・

あれ~っ?
朽ちた家と思ってましたが、よく見ると・・

「木造モルタル住宅」の建てる途中。 それが朽ちた!・・ようでした。

本来なら壁面に張られた板の上に黒い防水紙をのせ、金網をのせ、
その上に"モルタル"(セメントと砂に水を入れてこねたもの)を塗って壁を作るというやつです。
小さい頃、建築中の家の前を通ると、金属製の子供プールのようなものの中でおじさんがモルタルをこねて、それを左官屋さんがパレットのような板にのせて、シャー!シャー!と金網の上に塗りつけていく・・
そんな作業がおもしろそうに思えてよく見てました。
が、大人になって考えてみたら重いから一日中だと相当キツイ仕事なんだろうなぁ。

建築途中でナニがあったんでしょうか?
何十年も骨組みのままで、朽ちてしまった家。。あともうちょいなのに、もったいな~い。

大工さんも左官屋さんも、頼んだ人もさぞかし"無念!"でしょうねぇ。






新神戸駅の南は中華

2011-05-29 07:28:17 | レトロと不思議
先週、先々週と続けて、新緑山歩きに行ってきて、薄緑の世界を満喫。
それゆえの結果、ブログUPご無沙汰で、すいませんでした。

行き先は新神戸駅~布引の滝~修法ヶ原~太師道~元町。
メインの新緑記事は次回として、まずは前菜、生田川公園の"中華"。

「なんでかな~?」と通るたびに思いつつも「今から山だ!」の気持ちが優先して
そのままになっていた、新神戸駅前の"中華の世界"。

頭の写真:突き当たりは新神戸駅。そして手前、生田川の壁にはなんでかたくさんの竜がおります・・

 竜の対岸にはりっぱな"中華あずまや"も・・

 ピュ~と水を噴いてます

 ここは中国か?香港か?台湾か?の雰囲気

付近にお住まいの方々にはここで"毎朝太極拳"をしていただきたいですね~。
ぴったり雰囲気の広場ですね~ぇ。


調べてみました・・
1973年、神戸と天津が友好都市になった記念に"中華の世界"ができたんだそうです。

ついでのお話。神戸の・・
姉妹都市:シアトル、マルセイユ、リオデジャネイロ、リガ、ブリスベーン、バルセロナ、仁川
友好都市:天津
親善協力都市:フィラデルフィア、大邱
姉妹港:ロッテルダム港、シアトル港
友好港:天津港

9月にはまた検定試験を受けるつもり。こんなことも覚えなあきません。。



お寺で気になるもの

2011-04-10 07:25:56 | レトロと不思議
これもまた、ま~えに少しだけ「これ、気になる~」と書いたお話ですが・・・
2月にお寺や神社に行く機会が多々あって、またもやシゲシゲと見入ってしまいました。

建物(本堂や拝殿)の正面、軒下両側の太い柱の上部についている装飾。
シンプルなものだとグルグル渦巻きのようなものもありますが、
ひじょ~に気になるのはアニマルもの!!
ちなみにこの装飾部分、建築用語では「木鼻(きばな)」と呼ばれます。

頭の写真:これは明らかに「獅子」! 
      当時日本にライオンがいなかったわりには前足の肉球がみょうにリアルです。

 こちらは鼻の長さと耳の大きさからして、愛嬌ある「ゾウ」! 
これまた前足の裏がリアル。 

まっ、ゾウはインドにいるので装飾の対象にもなりましょう。
しかし、狛犬もですが、ライオンはアフリカにだけしかおらんやんと思うと、壮大なスケールのお話となり・・
これを彫った当時の日本の職人はどう捉えてたのでしょう?
こんなに昔から象?獅子?阿弗利加って?などが身近にあって、おもしろいですね~ぇ。

で、この下の写真
左は「獅子」
右は「・・・?」?
 これが一番気になったアニマル!!

キバがあって長い鼻はゾウ。しかし毛におおわれ、小さな耳と顔つきは獅子のよう。。なんじゃらほい?ほい?

今回、わかりました。
「獏(バク)」なんだそうです。なるほどねっ!

王子動物園に"バク"が来たとき(僕はまだ小学生だった)、「夢を食べる動物!」と教えられました。
が、近寄ったら夢がかなわなくなるという噂を聞いたわけでもなく、おだやかそうに草を食べてたような・・今に至るまで???のままでした。

これまた今回わかりました。
人が寝てるときに見た"悪い夢だけ"を食べてくれる、ありがた~いアニマルだそうで、人々がお参りにくるところに!ということです。


「平治物語 下巻 第五章」
前夜の夢見が悪かった難波三郎経房は当初不参加希望!でしたが、周りに「そらないやろ~」と言われ
"平清盛・布引の滝詣"のお供として参加した。
ところが滝の前で空が一転し黒雲立ちこめ、雷音が轟き、
「夢で見たとおりになった~!これは悪源太のタタリや~!」とビビリまくる経房は雷に打たれ、
バラバラ状態となり亡くなったのでありました~ぁ。

鎌倉悪源太(源義平)は経房が彼の首を落としたとき、
「雷になってテメェ蹴り殺してやるからな!おぼえとれ~!」とのすてゼリフを言い残したのです。
その言葉がず~っと気になってた経房は前夜まさにその夢を見て、
行きたくないなぁ~の思いがあったわけ。
このとき難波経房に"バク"とのご縁があったら、殺されることはなかったのかもねェ~。

喫茶「初駒」

2011-04-03 08:08:39 | レトロと不思議
長田港近く、築120年の古民家を改装して2月にOPENした喫茶店です。
"喫茶店"というよりも"和食屋さん"の外観!
とうていコーヒー・紅茶が200円とは思えません。。。

そういう外観を心配される方のためか、入り口横に200円の価格を書いてます。
これにて、入店安心。
ただ、表通りに面してなく、地域住民以外にはわかりづらい場所なんで、
捜すのも楽しみの一つかも。。

 ご近所の元気なおばちゃんが店長


 改装時に天井を取ったとのこと


 碍子、梁やらの骨組みも見れます

古日本住居の作りもお勉強できて、おやつも頂いて、200円は安すぎ!

"ご近所、集いの場"としての喫茶店の成功を大いに期待いたします!
こういうコンセプトは大好き!
時間があるときはまた寄らせていただきます。

営業:月曜~木曜、10~16時。長田区駒ヶ林1丁目ブロック真ん中(アグロ西)

灘のレトロ

2011-03-26 11:39:04 | レトロと不思議
灘区を歩いていて・・・

阪急の高架下、"プリンセス・ソース"(お留守だったようで、残念!)の2軒ほど隣に
レトロ看板(コンクリート柱に直書きですが・・)発見!

「 クリーニングの 御用命ハ是非当社へ 安クテ早クテ美術的 」

最後の "美術的" がなんともステキ~!!

どこでしょ~?

2011-03-07 22:44:10 | レトロと不思議
ワラを積んで干した田んぼ、そして畑・・・川を挟んで今風造りの家が建て込んだ住宅街。。。

 ハウスもあってと・・なかなかギャップある風景です。

南は上の写真のごとく、びっしりと住宅街。
西は山を越えたら、ホームセンターやY田電機やスタバまでもがある住宅街。
北は市営地下鉄が走る大規模住宅街。
東には有名な古い厄神さんがあって、南北幹線道路があります。

囲まれたこの地域だけが、いまやひっそりと村を保ってる状態。
もはやこのあたりでは村チックな場所、そうそうお目にかかれなくなりました。

 松風・村雨の出身地なので墓案内と地域名が・・

このあたりもかつては西国街道として賑わったことでしょう。
国道2号線、JR、山陽電車が走る須磨浦から西の塩屋まで昔は山が海まで迫っていて、道が無かったので、
須磨からは山を回りこむように北へ迂回して、ここ多井畑(たいのはた)を通って塩屋に下って行ったとのことです。

 川を下ると、国道2号線の南はすぐ海!

平家物語では・・
熊谷次郎直実・小次郎直家親子と平山武者所季重たちは田井の畑から塩屋へ出て、
塩屋から平家一ノ谷城郭の西の木戸口までは波打ち際を進み、
西から一ノ谷を攻めたのでありました~。(巻九「一ニの懸」より)




長田の駄菓子屋さん

2011-02-26 06:34:07 | レトロと不思議
長田に心ときめくスペースあり!
小さな、狭い、駄菓子屋さんです。
この歳でも「え~っ、なにしよかな~」と思うんですからして、さぞや近所の子供達は毎回ドキドキすることでしょう。

 10円、20円のお菓子たくさんあり!

 ヨーグルトは20円!

たこ焼き、お好み焼き、焼きソバもあるのです。

 焼きソバ150円! 安すぎですが、普通量あります!

お昼時、みてたら近所のおばちゃん・おばあちゃんがお持ち帰り。
家で作る手間を考えたらここで買ったほうが安す~ぅつきますねぇ。

 コンニャクの味噌田楽、30円!

 かわいい鍋に入って子供たちが来るのを待ってま~す