●五感俳句0168・冷感015・本宮哲郎01・2014-03-31(月)
○「花冷えの田より抜きたる足二本」『日本海』(2000)(本宮哲郎01)
季語(花冷え・春)
作者は新潟で永く農業に従事されてきたひと。田での作業が終わり、田にはまっていた足を抜いたのです。まだまだ冷たい田んぼですが、それも花冷えほどの冷たさです。
○本宮哲郎(もとみやてつろう)(1930~2013)
代表句「鍬の柄に憩へば桜吹雪かな」『伊夜日子』(2006)02
季語(桜吹雪・春)
新潟県燕市出身。1948年「雲母」入会、→飯田蛇笏・→飯田龍太両氏に師事。のち「河」入会、→角川源義に師事。1977年「河」同人。1981年「麓」に参加。1985年河賞受賞。2000年、句集「日本海」で第40回俳人協会賞受賞。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)
〈1年前の記事〉
●三色絵0122・携帯の・透次・2013-03-30●三色絵0122・携帯の・透次・2013-03-30「携帯の声突然に朧より」(→透次0136)季語(朧・春) →三色絵フォトチャンネルへ...
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます