○五感俳句675・触覚29冷感・後藤兼志01・2024-11-18(月)
○「指で溶く絵の具つめたき神の留守」(『後藤兼志全句集』2014)(後藤兼志01)
○季語(神の留守・初冬)(「→週刊俳句 Haiku Weekly」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:荒々しさを感じる絵の具を指で溶く行為。キャンバスにも指で塗りこむのであろうか。神の留守の間に神に知られぬうちに書き上げるつもりなのであろう。「触覚」の中で手指に感じる冷たさは「→水中に水より冷えし瓜つかむ」(上田五千石)に次いで2句目。
○後藤兼志(ごとうけんじ)(1947-2013)
○好きな一句「鳥移る先も枯木でありにけり」02
○季語(枯木・三冬)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)
【Profile】:愛知県出身。「河」「鴻」に所属した。「鴻」では同人会長。
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