○特集俳句0231・言葉05=紙010・内田美紗01・2015-06-19(金)
○「ががんぼや裏のさみしき感熱紙」(内田美紗01)
○季語(ががんぼ・三夏)
【鑑賞】:「紙」の最終回。「感熱紙」といえば昔のワープロで使ったインク不要の印刷用紙。この裏面がどうだったかは思い出せません。この感熱紙とががんぼ(血の吸わない蚊)との取り合わせです。
○内田美紗(うちだみさ)
○好きな一句「一日を濡れ傘持ちて太宰の忌」02
○季語(太宰の忌・仲夏)
【Profile】:1936年、兵庫県西宮市出身。1985年創刊と同時に「船団の会」(→坪内稔典代表)入会。1994年から2002年6月まで編集スタッフ。1987年、「門」(→鈴木鷹夫主宰)創刊と同時に入会。1991年同人に。2000年、句集『誕生日』により門賞受賞。俳人協会会員。
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内田美紗掲載句
03いやにしづかに体育の日の昏るる(『魚眼石』2004)(体育の日・晩秋)〈五感500・聴覚121静寂11〉2020/10/12
04金色の鯉に緋の透く大暑かな(大暑・晩夏)〈色彩658・緋9〉2024/7/22
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