昨日のブログ(御守のパワー)の中で
殆どパワーを感じない御守のことを記しました。
その御守は、他の5つの御守とは違って
まったくと言っていいほど、パワーを感じさせない
不思議な存在でした。
それは、ビニールケースに入った、朱色のものでした。
私は、これまで
「御守の中を見てはいけない」
という言い伝え(?)のようなものを守ってきました。
しかし
この御守については、中身がとても気になり
ビニールケースから取り出してみることにしました。
取り出してみたところ、御守は三つ折りになっており
真ん中に鏡が埋め込まれ
その横に真言(しんごん)が書かれていました。
そして、1枚の紙が入っていました。
その紙には
「曇りなく全ての事柄を写し出す鏡は古来より神秘なもの神の心の姿
我々の心の姿そのものであると云われて居ります
この御神鏡は、皆様の心の中に日々御本尊様が影向(ようこう)している
御姿を表したものです
私達が常に御本尊様と一体であるという思いを込めて
自らの姿を鏡面に写しつつ毎日の御安泰を御祈念下さい」(以下、省略)
と書かれてありました。
そして、鏡に顔を写し、鏡の横に書いてあった真言を唱えて
三つ折りを閉じました。
その御守に対しては、最初に感じていた印象とは少し異なり
何か命が吹き込まれたような感じがしました。
だが依然として、他の御守が持っているものとは違うもの
何かあっさりしたものを感じていました。
パワーのなさすぎる理由が分からなかったので
しばらく、その御守を見つめることにしました。
そうしているうちに、ふと
「もしかしたら、この御守は、御守という形をとりつつも
人の内面に存在しているパワーに意識を向かわせるための
道具であり…
そのため
このもの自体にはパワーが存在していないのかも知れない」
という思いが浮かんできました。