大阪府枚方市のパーソナルトレーニング&リハビリテーション施設「DPC-hirakata」余膳正志BLOG

トレーナーさんにもっと仕事と自分を好きになってもらいたい/そんな想いから微力ながら情報発信をしています。

〜身体もマインドも同じ〜

2016年09月11日 | トレーニング


トレーナー、セラピストがクライアントさまの行動、思考を変えようとしない。

クライアントさまが持つ価値観や、存在そのものを受け入れる「承認」が大切。

上司、親、先生といった立場を利用し「こうあるべきという主観」をかざして

「変えた」気になるのは双方にとって危険。


人の身体も同じですよね。

「身体が硬いから、トレーナーがストレッチをする。」

身体の声を聞かず、スクリーニングをせず、

「身体が硬いから筋肉をストレッチする」という主観をかざすと身体は抵抗する。


グレたヤンキー中学生に例えてみます。笑

グレるのには理由があるわけですし、

しっかりと「声」を聞いてあげるのが大切ですよね。

声を聞かずに矯正なんかしてしまうと反発するか、

抑え込まれた「いい子」になってしまう。

身体の場合、反発は痛みを生み、

「いい子」に抑え込まれたままだと、いずれ思いもしないような症状として発症する。


身体に触れさせていただくことで、身体から教えてもらえる情報。

「どうして欲しいのか?」

「答えはトレーナーやセラピストではなくクライアントさまが持っている」という考え方。


そうなると、トレーナーやセラピストが感じているストレッチの際のエンドフィール(→Ib抑制)ですら懐疑的に考えてもおもしろい。

筋肉がストレッチされて、これ以上伸ばすとキツく感じ始めるのがエンドフィール。

例えば、1000本の使い込まれたゴム紐があるとします。

そのうち、10本は劣化して弾力性を失っています。

しかし、1000本を束でストレッチしていくと、

劣化した10本がちぎれてしまったり「これ以上伸びない!」という違和感を見逃していることがある。

この場合、990本のストレッチ感をエンドフィールと感じるか?

それとも、最初に限界を感じ始める、劣化した10本をエンドフィールと感じるか?

1000本のうちの10本がちぎれる事で、身体の流れが変わると捉えるか?

10本くらい気にしないと捉えるか?


どちらも間違えではないですし、

大切なのは、原理原則の上に構成されたトレーナー、セラピストの哲学だと考えています。