ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

日本歌曲の想像や色付けの作業:作曲家による音楽稽古

2018-06-15 16:54:00 | 稽古日記
今日は7/5のコンサートの稽古で
杉並公会堂へ。


大人の童謡歌曲集からソロと二重唱を歌うのですが、その作曲家 岩河智子さんがいらっしゃって直々にアドバイスを頂きました!



もうね、なんというか、、、


作曲家って凄いな〜〜❗️❗️



先週の宮川彬良さんのオペラでも思ったけれど
どの曲もフレーズ毎に色が違うし、
言葉の立て方も違う



あの町この町なんて、
最初の1ページだけでも
曲の捨て鉢な感じ、
言葉の強さ、リズム、立て方、
イメージを共有して、表現するまで
軽く10分はかかったかな?


それくらい、作曲家の頭の中には
映像とともに音楽、声、言葉のイメージが
はっきりとある。


私の想像なんて
10分の一にも満たない。


情けなや〜〜😭😭


その後のヴォカリーズも
フレーズが5こあって、
それらの歌い分けのアドバイスを頂きました。


合わせの途中では


岩河さんが

音を変えていいですか、

とその場で楽譜の音を変更したり。

今、曲を作り上げている感覚が
とても楽しかったです。


あの町この町の中に
捨て鉢な感じで町を歩く女と
黄昏の逢う魔が時に
般若や高笑いする悪魔が出てくる。。。


なんてワクワクするんでしょう❗️



あの町この町の詩の世界が
この編作曲によって
デフォルメされて
鮮やかな映像美となる感じ、



歌も歌いやすくなりました。



やっぱり想像力って
とても大事。

勉強して培っていくものなのかな?
まだまだ足りないです。


そういえばアルベルト・ゼッタ先生の公開レッスンでもロッシーニのオペラアリアのレチタティーヴォからアリアまで、ワンフレーズずつ止められて歌い方を変えられていた。それは変えなきゃいけないというより作曲家がちゃんと変えて書いていることを読み取らなければならないという事に他ならない。


アリアも歌曲も、
作曲家は全てのイメージを、
動きや演技も含めて
曲をつけているんだな。



二重唱ではまさに、
動きを想定して曲を書いたということで
作曲家による演技指導もされました。


そう動くことで歌唱や
音楽の特徴も出しやすそう。


7/1の通し稽古まで
自分の身体に落とし込んでいきます。


チケット好評発売中です❗️


☆七夕によせて 午後の歌祭りvol.2☆
2018.7.5(木)13:30開演
四谷区民ホール
全席自由3000円

いろんな日本の歌が溢れる歌祭り🌟
楽しいですよ〜〜💕
是非聴きにいらしてください。
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荻窪在住のソプラノさんおすすめ
杉並公会堂向かいの亀屋のカフェオレ大福

お店の方のアドバイス通り
冷凍庫に入れてから食べました。

美味しかったです😋
コメント
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