侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

連続5回映画上映会最終日

2009-07-16 23:10:04 | Weblog
 何となく地域になじめずにいた企業さんとつながり、実現した連続5回の映画上映会は本日無事、最高のうれしさで最終回を迎えた。
 この企画を実現した若い友人のなっちゃんに最大の拍手を送りたい。
 何度かいろいろな方々がアプローチしてもなかなか実現しなかった企業のCSRとからめて、江東区在住のぐるーぷ、NPO,
個人、行政、様々なジャンルの人々とのつながりを結実させながら若いお母さん達に
「知ること、楽しむこと、やさしい暮らしのこと。」がとどけられ、お母さん達自身も輝き、子ども同士も新たな人間関係の中で成長もし、地域の企業自体が地域に密着することのステキさに気づき、ばらばらにがんばっていた個人やグループやNPOが新たなつながり方に気づき、つながると楽しいし、力がふくらむことも実感した。

 どの映画もお母さん達にとって感慨深いものだったようだし、各回のゲストスピーカーによる、トークもさらにその感慨をふかめてくれたようだ。

 最終回の映画のタイトルは「美味しいコーヒーの真実」コーヒーのみならず、栽培者の知らぬところで価格が決まり、どんどんやすく買いたたかれ、終いには生活が成り立たなくなる社会まで生んでしまう現実に暗澹とした気持ちになった。
 販売価格の5~9%しか生産者の手元にははいらないというこのあまりの不平等をどうしたらいいというのだっ!
 と言う気分になった。
 フェアートレードが言われるようにはなったものの、本当に一握りでしかない。世の中を席巻している経済のマインドセットが変わらない限り、この不平等は続くのだろう、、があきらめてはいけないし、へこたれてもいけない、
ちょっとづつの変化でも確実に世の中は変われるのだ、、あきらめてなげだした途端にさらに低きに流れる、、

 なっちゃん世代の若い人たちがすこぶる元気なのが嬉しい!!今日のゲストスピーカーは南米エクアドルのお母さん達グループとフェーアトレードの仕組みを少しづつつみかせねてきたスローウオターカフェの店長さんだった。彼女は20代前半。
 たくましい!可能性のある未来を真じる力がとても大きく、かえって励まされるほどだ。

 そんな風にキラキラした未来を紡ぎ出していこうときびきび働く若い人たちが擡頭してきたことも嬉しい!!

 そういう次世代の担い手達が確実に育っている江東区が誇らしかった。

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