侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

丹羽さん!へのメール

2011-07-20 01:35:54 | Weblog


丹羽さあ~~ん!
ご無沙汰いたしておりました。そうだったんですかぁ~!流石丹羽さんです。そう言う選択肢が有ったか!と眩暈を感じています。311以後、今まで違う世界を構築しなくっちゃマズイ、そうはおもいはするものの、従来のマインドセットからはナカナカ脱けがたいもの、そのマインドセットを思い切り外す選択をし、本当に見て、聞いて、味わって、考えて、選ぶ、、それがもっとももとめられている姿勢なんだって気づかされました。
 昨日江東で「みつばちの羽音と地球の回転」上映会をしました。
311以後にあらためてこの映画とじっくり向き合わせてもらって、前は殆ど
大事な事を見落としていたなあ~と、我ながら恥ずかしかったです。
 とてつもない体験を通じて私たちの住む世界はあの日を境に豹変してしまいました、、その体験が私の目をひろげたのかも知れません。
大事なものは何なのかが、今回、ダイレクトに伝わってきました。
 祝島の田ノ浦に沈む夕日の美しさ、銀色に染まる稲穂、ダイダイ色に熟して染まる枇杷のみ、透き通る海中を泳ぐ魚たち、、土の中に鼻を突っ込んでブイブイ言わせているブタたちの幸せそうな表情、、そう言うことこそが宝物なんだと言うことを、そういうかけがえのないものたちと札束を誰が交換したいでしょう、札束の背後にかくされているのは死んだ廃墟、
 そう言う場所を日本中に54箇所もつくってしまい、さらにまだ性懲りもなく増やそうだなんて、これを許したら、この災害で無くなった方々のいのちに申し訳が立ちません、これから生まれるいのちにもこれから育ついのちにも
申し訳が立ちません、、私たちにはさほど残された時間はないかもしれないけれど、このいのちを育む場を守ることにささやかでも、尽力していきたいと
心からねがっております。丹羽さんの誠実な生き方を私はとても尊敬いたします。今そこを楽しんで下さい。

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