侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

見参!ベランダでキエーロ

2010-10-01 14:42:33 | Weblog
 葉山は海あり山在りの温暖で長閑さが漂う、品の良い町の印象です。

 一色台ゼロ・ウェイストモデル地区のある高台はさらにその印象が色濃い、美しいお家が建ち並ぶところでした。
 
 元パイロットでいらした松本さんのお宅はまさに白亜の殿堂!お庭には何と欅がすくすくとそだっておりました!
 
 江東区から参りますと、おどおどするくらい立派なお家で恐縮してしまいました。
 
 とても気さくな奥様がドンドン中に入れてくださり、お庭も台所もくまなく見せて下さり、何しろ実物を見るのが一番よねっと全て開放してくださいました。
 奥様がここ、一色台ゼロ・ウェイストの委員長をつとめておられ、この間の活動を牽引してこられたようでした。
 その中でご夫妻の夫唱婦随から誕生したのがキエーロくんだったようです。
 様々な試行錯誤を繰り返し、ベランダでも出来る簡便なやり方を生み出した!というわけです。
今や、鎌倉にも逗子にもこのキエーロ君は波及し、
 自治体も助成をしてくださるので利用者もぐんぐんふえているようです。

 本日は銀座吉水の女将、誼美様と午前中は葉山役場のゼロウェイスト担当の雨宮様、葉山役場のレンポウこと松岡様にも
お話を伺い、これから、ゼロウェストの気運がドンドン波及していくのではないか知らんという
 期待も抱きつつ、さらにキエーロの爆発的ヒットで
 微生物パワーはいよいよ日本列島に炸裂・蔓延していくのではとワクワクもします。

 微生物君をペットにすると仲間が増える、お互いにそれぞれのやり方を披瀝しあい、さらに結束がつよまるような
気がする、お互いに活き活きし、実年齢よりも遙かに若く見える人が多い!
 昨日も江戸川区の生ごみ堆肥の学習会でその思いは強まった。


 キエーロ君の場合のポイントは
 台所のステレンス容器で2~3日おき一次発酵をさせてから、土がタップリはいっているベランダのキエーロに
投入する。
 このキエーロ一台で切り返しの手間もなく、ほぼ未来永劫、循環させていけそうだ、、

 ある程度のスペースがあれば、これは実に手間入らずでマンション住まいの単身者にも喜ばれそうだ。

事実、葉山役場のレンポウ女子も活用しており、なんの問題もなくスムーズに善良な微生物君に全量の生ごみを
餌としてあげ、ごみゼロの暮らしをしておられるらしい、、

 好気性なので臭いもない、虫も湧かない、増えない、出来た堆肥の行き場にこまることもない、、
というわけで一石三丁ぐらいの効果がある。

 家庭から出るごみのほぼ半分の生ごみをゼロにできるってスゴイことだとおもう、これまで手間暇かけて
集めてもやしていた生ごみがきえたなら、ごみの処理費用として使用していたお金がどれぐらい節約できるだろうか、
二酸化炭素も減る、清掃工場の炉への負荷も激減するだろうし、運搬用の清掃車の数も減らせるかも知れない。
夏場も饐えた臭いに悩まされることもない、なにしろさっきまで食べていたものを速攻自家処理するのだから
こんな良いことは無い。
 自らできるリサイクルの最優秀モデル!つまりスーパーモデル!というわけだ。

 キエーロにタップリはいっている土をシャベルで掘り、穴をつくる
 

 お台所に置いたステンレス容器で2~3日置いて、一次発酵済みのなまごみを掘った穴の中に投入する

 

  こんな感じで入れる。
 

  ステンレス容器を洗った後の水もおなじように穴の中にいれてしまう、土が沢山あるのでこぼれるということはない

  

  ステレンス容器は2個あると便利らしい、、一個でも十分だけど、一次発酵が進んでいる方が
キエーロの中の微生物君達は分解しやすく喜ぶのかもしれない、、
 これから冬期に入り温度が低くなると微生物君達も働きが鈍りがちで体力もおちるかもしれないので
 少し分解しやすくしてあげるのはよりよいペットの育て方の心得としては必要なこと、、だと思う。

 

 これがかの有名な一色台の名勝スポット、円形資源小屋バイ一色台の市民の皆様
  設計は葉山役場の職員の方がデザインしたらしいが実際に様々な叡智を集めて
 完成にこぎつけたのは住民の皆様らしい、、
 スバラシイ創意工夫の結晶で 使いやすく、効果的
 


 真ん中に立てばぐるり四方が見渡せて、ビン、かん、ペット、ペットの蓋、古紙、雑紙、資源となる物が
見やすく分別できるようになっている。 惜しくも資源からはずれるものをお出しになった方には
お持ち帰り用の袋をぶら下げる立て看板もあり、一目瞭然、嫌み無く学習出来る仕組みもできている。
 
 自発的にすることは人間に喜びをもたらす、やらされてする仕事ほど苦痛はない、、
 自らが創意工夫する喜びこそが活動のエネルギー源だろうか!?

 そんな活動を通じて江東区の生ごみも自家処理でゼロにしていきたあ~~い!!

 若返りのパワーを持つ微生物酵素を蔓延させたあ~~~い!!モチロン我々が20年近く続けている
「森の仕組みの生ごみリサイクル!」もあわせてこれから3年は微生物ウェーブを江東区に
発信していくぞ~~~~~~!! 老骨にムチうちガンバラナクッチャ、、、、

 

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