侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

2011年3月11日14:46分

2011-03-14 16:57:54 | Weblog
  岩手県花卷の実家はやっと電気がつき、何とか普段どおりの暮らしを取り戻しつつあるようだが
  
  海際の方々の被害を思うと、胸が塞がる。


  前代未聞のこの災害から私たちは何を学べば良いのか、、

  こんな地震大国に何基も危険きわまりない原発を作り続けてきたことも含め
  自然の摂理に耳を傾けてこなかったことに今こそ思いを致すべき時なのではないだろうか。

  化学や科学、テクノロジーに依存しすぎて、何か肝心な物を忘れてきたようにも思う。

  かつて人は自然を畏怖し敬って来た歴史がある。

  その事はある意味、荒唐無稽というよりは、自然の摂理の理にかなっていたのではなかろうか。

  もう一度今の暮らしのありようや、社会や政治や経済のあり方に思いをいたし、
  理とは何かを問うてみるべきではないだろうか、、

   そんな気がして仕方がない。

  そんな中でも外国からのメールでこんな未曾有の災害時にも
  日本人は暴徒化するどころか、順番をまもり、自分より弱い人を
 たすけようとし、守ろうとする、その品格のある国民性を
 高く評価していた。

   確かに、こんな時たよりになるのは人のきずな、コモンズの濃密さのように思う。


  船の科学館羊蹄丸で3/20実施する予定だった「青函ワールド」内での
  ミュージアムシアターワークショップは延期となった。

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