ふる里花卷の掘りごたつにかかっていた炬燵がけは、色とりどりの裂き切れで丁寧に織った南部裂き織り、夕飯が終わると女たちはその炬燵を囲み、裁縫に余念がなかった。祖母は切れた電球を足袋に穿かせ、底に布を当て刺し子のように縫い込み補強をしていた、そんな光景がどの家にもあった時代を生きた私には、本当に東北は「豊かな手仕事の国」と思われてならない。
女川に坂茂氏によるコンテナの復興住宅が今できつつある。新しい町に女性たちが手仕事に没頭出来る縁側のような居場所が出来たらどんなに良いだろう。
何もかもあらいざらい押し流されてしまった町にはお針箱もミシンも不足していると聞く。都会の私たちのお家でずっと眠り続けているお針箱やミシンがあったら、是非届けたい。かててくわえて、現地の女性たちと一緒の手仕事ワークショップなど、末永く、つながりを創って行きたいと願っています。
是非このプロジェクトを一緒に始めませんか!あなたの参加を待っています!
プロジェクト要件
*プロジェクトに参加したい方は石毛までお申し込み下さい。
*お針箱には、ハサミ・針・糸・針山が入っていること。
*プロジェクト参加の問い合わせ先&お針箱の送り先
135-002江東区住吉2-23-4 090-3875-7830
「casa・casaプロジェクト」石毛教子
*11/27の門天ホールイベントにご参加の方でお針箱のある方はご持参下さい。