侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

震度4と共に新年がやってきた!

2012-01-01 16:34:02 | Weblog

 大分県日田市から日田郎はこんな風に段ボールに折りたたまれて到着!


 開いたところ



 ものの10分で組み立て完了!



通い慣れた九段の銀杏、、静かにしずかに降る銀杏のわくら葉、、

皇居のお堀ぞいには水仙が、、終わって行く季節にも生まれるいのちがある、、



銀座若山美術館にて金大偉様の3D作品展示を拝見させていただく。

小さな小さな、美術館。本当に大切に思う品々を大切に保存し展示し、その思いを共有する人たちの作品を
紹介する場になっている。あたたかい人の気配が濃密にある個人ギャラリーであった。
 様々なイベントの企画もあり魅力的。

昔からのたたずまいを崩さずに堅持しているところが偉い。

  クリスマスの近づく銀座には被災地の子どもたちが描いた絵を光のインスタレーションにして、舗道に
 かざられてあり、ニコニコ笑顔に思わずひきよせられた。




  そこから末広町のアーツ千代田3331に!アート探訪@画遊人の
 みな様と11/27の振り返りをする。
 これからのアートの役割、震災をへて、アートのありように変化があった事。
 大事なモノをふるいにかける作用を311はしてくれた。

 アーツ千代田3331内ナップギャラリーではアル太のメンバーの巨大蓑虫アートが出現していた。
同じ岡本太郎大賞に輝く、若木くるみさんは
 同じフロアーのギャラリーでひたすら大樽の中でコマネズミのように
走っていた! スゴイ、人がいようが居まいがひたすら走り続ける、、
葛飾北斎のあの富岳百景に出てくる大樽を自らの力で回転させるべくはしる、、
 これは観る者に何とも言えない感動をあたえます。

  このひたすらな行為にとても共感するものがあり、来る人ごとにこの部屋を
たずねるよう思わず引率者をひきうけていた。

 わたしはこのような作風を好みます。

 そして年末恒例のビッグサイトでのエコプロダクツ展最終日に
 エコな湯たんぽを探しに行ったがみつからなかった。

 携帯ゴリラ、エクスチェンジ、がふんばっていた。

 コンビニから廃棄される生ごみを微生物で分解する機械、ウ~~ム、、

コンビニ前にキエーロを設置しては如何なもんだろうか、、

 話しかけてみたが、軽くいなされた。廃棄される量がソンナモンでは追いつかないらしい、、

 大量生産大量廃棄のサイクルからこそシフトしなくては、、



 年ごとにエコプロダクツ展がエゴプロダクツ展に化しているような、、気がする。
 継続性と一貫性はもはや誇るべきことではない、、

 変わらねば成らぬ時だとおもう。本質を見極め、本当に大事な事は何かを
 掬い取り、その大事な事を成すために今までのやり方をキレイサッパリ止める勇気も
必要だ、とおもう。もう斬新性もうれしさも湧かない、、行くと殊の外企業ブースの方は気分がわるくなる。

 あああ~~もうかえろうかな、、と思っていたら
 背中にげんきでニコニコしている豆太郎のような赤ん坊を背負った亜美ちゃんが!
 あっ!尚さんもいるっ!

 そこはもう昭和レトロな空間にイッキにシフト!

  亜美ちゃん達は子どもたちをつれて宮崎県串間に大移動した。
賢明な選択!だった。

 背中の豆太郎君は宮崎で誕生!本当の名前は陽楽クンだけど、
 父ちゃんそっくりで
 なにもかもが彼にとっては喜びに豹変するようで
一緒にいたらとてもとても幸福な気持ちになれた。

 ああやっと湯たんぽを見つけた!気分だ。


 日田郎プリモクンと初代キエーロセニョリーナが設置されているもの干し場に
モノノケ出現! 両脇に侵入禁止の網を取り付ける、、しばし知恵比べ、人間に今のところ軍配があがっているけど、、


 そして手麗紗の会からお招きいただき、望年会イン東銀座
金田中のすぐ側の花蝶さんで、宮本亜門さんの総合プロデュースは
 チョットこけおどしで愉快だった。
ひさびさの静かな空間でのお食事に心がなごんだ。
 もう7年以上も前に南砂のエコリサイクルハウスの
 エコロジカルな手仕事講座から誕生した布草履の伝道師達は
 今や立派な指導者になっておられる。
 それぞれの人生の軌跡をしみじみ語る時間ともなり、
 自らを振り返りつつ、前に向かおうとする気概も
 持てた。

 段ボール二箱!
 女川にお針箱セットを12個ほどお送りできた。
 ミシンもミシンショップタケダ様のご厚意で
10万円の新品を4万円でお送りしていただいた。

 春には傘の師井上萌子先生とワークショップキャラバンに行く予定。


 お仕舞いは六本木ヒルズ光のページェント

 この日は籐舎呂船先生の鬼神もおののく鼓の演奏を
 三宅坂の国立劇場にて
 拝聴し、その後、お囃子講座のお仲間のお車でミッドタウンにご案内頂き思いがけない
 サプライズに感動。

 ゾクゾクと人の波、、事も成しという風情の東京のありように、そして私に
少し胸がいたくなりつつ、、

 年の瀬を経て、 今日は新年を迎えた。

 あらたな年、あの日の事を楔にし
 
 うまずたゆまず精励していける体力を維持して往きたい。

 今年はクジケナイ!





























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