侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

早池峰の山伏神楽、花に嵐、創作水差しと茶会

2010-04-03 01:31:19 | Weblog
 花に嵐のたとえじゃないが、すさまじい春一番で咲き始めた桜が散ってしまいはせぬかと気が気ではなかったが
千鳥ヶ淵の桜はみんな綺麗にさいていた。近代美術館は今夜は金曜開館。「小野竹喬展」を観る。奥の細道句抄絵のなかに
「田一枚植えて立ち去る柳かな」があった。この句の含蓄を一見先生がご説明下さったことを思い出す。本歌は西行様のお歌なのだ。こうして面々と歌い継ぐという行為に感無量のものがある。
 単純な思い切りの良い線と色のグラデーションに暖かさと勢い、力を感じる。暗中模索の時代を経て、つきぬけるような明るさの扉をおしひろげたような表現にたどり着いたことに、喜びとありがたさを感じる。

 2階のレストランアクアから千鳥ヶ淵の桜がよく見えた。

 

 久々に近美のお友達の元気なお姿に、再会出来て嬉しかった。

 本年5月30日に上野の東京国立博物館裏庭の茶室春草盧で
 「あなさやけ茶和会」を催す。

 川村紗智子先生作がお水差しや茶碗をこの茶会の為に創作してくださる。

 
 

 立礼席を活かしての、緑あふれるお庭で
 大勢の方々とご一緒にこの日を楽しみたい、、

 あなさやけ、あなおもしろ、あなたのし、おけ 

 天の岩戸の神遊びのように、、一座建立、浮立が生じるように、天地自然の恵みに感謝する時となるよう、、願う。

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