浅間山
2011-12-10 | 登山
12月4日(日)、浅間山に登ってきました。
3:00水戸出発
5:50車坂峠駐車場(1973m)
6:30 駐車場スタート
7:45トーミの頭(2320m)
8:20湯の平(2038m)
9:30溶岩避難ドーム(2478m)
10:30前掛山(2524m)
10:50溶岩避難ドーム
12:20Jバンド
13:00蛇骨岳(2366m)
13:27黒斑山(2404m)
14:25駐車場着
18:00水戸着
5:50に車坂峠駐車場に着いたものの、外はまだ真っ暗。車の外気温モニターは-1度を示している。今シーズン初めてマイナス表示を見たが、マイナスを見るとなぜかワクワクしちゃうのは私だけだろうか(^^)
登山口からは表コースと中コースがあるが、展望のある表コースを選択し、緩やかな斜面を1時間15分歩くと「トーミの頭」に到着。
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最初、雲で浅間山の姿は確認できなかったが、しばらくすると円錐状の火山を意味するコニーデが出現。浅間山を正面に左を向くと、浅間山の第一外輪山である黒斑山(くろふやま)から蛇骨岳、仙人岳、鋸岳に続く岩峰がカーブを描きながら続いていた。こちらの稜線は帰りに歩くことにしよう。
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ここからは草すべりと呼ばれる急斜面を降りる。斜度は厳しいが九十九折になっているので比較的楽だ。でも、登山道は雪に覆われているので滑らないよう慎重に足を運ぶ。一気に300mは降りただろうか。
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降りた地点「湯の平」から、草すべり方面を眺める。空が青い。真っ青だ。歩き始めて約2時間、ここで最初の小休止にし、朝食の餡ドーナツを食べた。実は、この日は日光白根山でも行き、ラッセルの練習でもしてこようかと思ったのだが、天気があまり期待できなかったので、軽井沢と嬬恋が晴れマークのここを選択し大正解となった。天気予報を確認する時は、山の四方の地域を見て全てが晴れマークじゃないと信用できない。何回か失敗しこの教訓を得たのだが、麓は晴れでも山頂付近は雲の中ということもしばしば。そういえば「坂の上の雲」が始まったが、できれば坂の上は青空であって欲しい。
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いよいよ浅間山を登り始める。振り返ると潅木が霧氷で真っ白だ。
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うっすら雪化粧の浅間山。残念ながら、まだ大好きな縞模様にはなっていなかった。大雪だと真っ白になってしまうから、もしかすると縞模様は春先じゃないと見られないのかとも思った。
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単調な斜面を登り詰めると、第二外輪山の前掛山が見えてきた。下は写真は本物の浅間山山頂方向。
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9:50山頂到着。ここまで3時間20分。多くは語らないで次に行こう。
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前掛山に向かう途中から見た黒斑山と奥に冠雪北アルプス。写真で見ると全然分からないが、この日は冷たい西風がビュービューを通り越しゴォーゴォーと唸りをあげて吹いており、何度も耐風姿勢で飛ばされないよう両足を踏ん張った。そして、風が弱くなった瞬間を狙って前進したものの、また突風が吹き出し、結局2回飛ばされた。
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10:30前掛山到着。
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前掛山から見た本物の浅間山山頂。
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前掛山からザックをデポした溶岩避難ドームに戻る外輪山のコースは、崖っぷちの内側は避けて、できるだけ外側を選択し、体を左45度に傾けながら(風の影響によりこれでバランスがとれている)必死になって前に進んだ。今回の山行の核心であった。外輪山を途中まで登ってきたソロの登山者は、私の様子を見て引き返してしまったほどだ。溶岩避難ドームに到着し、やっと安堵して「本日の私」を撮る。このドームで風を避けながらサンドイッチを食べ大休止とした。気温はマイナス5度を示していたが、外輪山は風速20~30m、いやそれ以上の激風により体感温度は相当低かったと思う。しかし、必死だったのであまり寒さは感じなかった。
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下山途中、何組かのパーティーとすれ違い、上部は凄い風が吹きまくっていることを伝えた。草すべりとの分岐を右に折れ、浅間山を眺めながらJバンドに向かった。
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Jバンドは、今にも岩が落ちてきそうで凄い迫力だった。本当にここ登れるのかという感じであったが、ちゃんとルートが確保されており安全に登ることができた。しかし、雪が付いていての下りは相当危険だろう。
Jバンド上部から見た黒斑山方面。
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目を北西に向けると、そこには浅間山の裾野が広がっており、真っ黒に焼けた高原野菜畑?の中、1ヶ所残っている緑がやけに目を引いた。
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蛇骨岳。
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黒斑山に向かう途中からの浅間山。
浅間山の展望台、黒斑山。ここで、みかんを食べながらまったりしている山ガールと短い会話を交わした。地元の方で、あまりにも天気が良いので浅間山を眺めに来たとのこと。ここから眺めてゆっくりするのが一番の楽しみ方かもしれない。
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歩いてきた第一外輪山。
下山は中コースを選択し、無事14:25駐車場着。
【総括】
いやぁ~、すんごい風でした(^^;) すんごい風は聖岳で経験したことがありますが、今回はそれ以上の風。天気予報で風が強いことは「承知しました」であったが、ここまで強いとは・・・。風圧の凄さを体感した山行でした。
3:00水戸出発
5:50車坂峠駐車場(1973m)
6:30 駐車場スタート
7:45トーミの頭(2320m)
8:20湯の平(2038m)
9:30溶岩避難ドーム(2478m)
10:30前掛山(2524m)
10:50溶岩避難ドーム
12:20Jバンド
13:00蛇骨岳(2366m)
13:27黒斑山(2404m)
14:25駐車場着
18:00水戸着
5:50に車坂峠駐車場に着いたものの、外はまだ真っ暗。車の外気温モニターは-1度を示している。今シーズン初めてマイナス表示を見たが、マイナスを見るとなぜかワクワクしちゃうのは私だけだろうか(^^)
登山口からは表コースと中コースがあるが、展望のある表コースを選択し、緩やかな斜面を1時間15分歩くと「トーミの頭」に到着。
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最初、雲で浅間山の姿は確認できなかったが、しばらくすると円錐状の火山を意味するコニーデが出現。浅間山を正面に左を向くと、浅間山の第一外輪山である黒斑山(くろふやま)から蛇骨岳、仙人岳、鋸岳に続く岩峰がカーブを描きながら続いていた。こちらの稜線は帰りに歩くことにしよう。
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ここからは草すべりと呼ばれる急斜面を降りる。斜度は厳しいが九十九折になっているので比較的楽だ。でも、登山道は雪に覆われているので滑らないよう慎重に足を運ぶ。一気に300mは降りただろうか。
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降りた地点「湯の平」から、草すべり方面を眺める。空が青い。真っ青だ。歩き始めて約2時間、ここで最初の小休止にし、朝食の餡ドーナツを食べた。実は、この日は日光白根山でも行き、ラッセルの練習でもしてこようかと思ったのだが、天気があまり期待できなかったので、軽井沢と嬬恋が晴れマークのここを選択し大正解となった。天気予報を確認する時は、山の四方の地域を見て全てが晴れマークじゃないと信用できない。何回か失敗しこの教訓を得たのだが、麓は晴れでも山頂付近は雲の中ということもしばしば。そういえば「坂の上の雲」が始まったが、できれば坂の上は青空であって欲しい。
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いよいよ浅間山を登り始める。振り返ると潅木が霧氷で真っ白だ。
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うっすら雪化粧の浅間山。残念ながら、まだ大好きな縞模様にはなっていなかった。大雪だと真っ白になってしまうから、もしかすると縞模様は春先じゃないと見られないのかとも思った。
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単調な斜面を登り詰めると、第二外輪山の前掛山が見えてきた。下は写真は本物の浅間山山頂方向。
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9:50山頂到着。ここまで3時間20分。多くは語らないで次に行こう。
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前掛山に向かう途中から見た黒斑山と奥に冠雪北アルプス。写真で見ると全然分からないが、この日は冷たい西風がビュービューを通り越しゴォーゴォーと唸りをあげて吹いており、何度も耐風姿勢で飛ばされないよう両足を踏ん張った。そして、風が弱くなった瞬間を狙って前進したものの、また突風が吹き出し、結局2回飛ばされた。
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10:30前掛山到着。
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前掛山から見た本物の浅間山山頂。
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前掛山からザックをデポした溶岩避難ドームに戻る外輪山のコースは、崖っぷちの内側は避けて、できるだけ外側を選択し、体を左45度に傾けながら(風の影響によりこれでバランスがとれている)必死になって前に進んだ。今回の山行の核心であった。外輪山を途中まで登ってきたソロの登山者は、私の様子を見て引き返してしまったほどだ。溶岩避難ドームに到着し、やっと安堵して「本日の私」を撮る。このドームで風を避けながらサンドイッチを食べ大休止とした。気温はマイナス5度を示していたが、外輪山は風速20~30m、いやそれ以上の激風により体感温度は相当低かったと思う。しかし、必死だったのであまり寒さは感じなかった。
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下山途中、何組かのパーティーとすれ違い、上部は凄い風が吹きまくっていることを伝えた。草すべりとの分岐を右に折れ、浅間山を眺めながらJバンドに向かった。
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Jバンドは、今にも岩が落ちてきそうで凄い迫力だった。本当にここ登れるのかという感じであったが、ちゃんとルートが確保されており安全に登ることができた。しかし、雪が付いていての下りは相当危険だろう。
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Jバンド上部から見た黒斑山方面。
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目を北西に向けると、そこには浅間山の裾野が広がっており、真っ黒に焼けた高原野菜畑?の中、1ヶ所残っている緑がやけに目を引いた。
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蛇骨岳。
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黒斑山に向かう途中からの浅間山。
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浅間山の展望台、黒斑山。ここで、みかんを食べながらまったりしている山ガールと短い会話を交わした。地元の方で、あまりにも天気が良いので浅間山を眺めに来たとのこと。ここから眺めてゆっくりするのが一番の楽しみ方かもしれない。
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歩いてきた第一外輪山。
下山は中コースを選択し、無事14:25駐車場着。
【総括】
いやぁ~、すんごい風でした(^^;) すんごい風は聖岳で経験したことがありますが、今回はそれ以上の風。天気予報で風が強いことは「承知しました」であったが、ここまで強いとは・・・。風圧の凄さを体感した山行でした。
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