サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ
8月5日 パルコ劇場
作曲・作詞:スティーヴン・ソンドハイム
演出:宮本亜門
出演:石丸幹二、戸田恵子、諏訪マリー、山路和弘、春風ひとみ、畠中 洋、鈴木蘭々他
ジョルジュ・スーラのグランジャット島の日曜の午後に描かれた人々。
公園で恋人トッドをスケッチするジョージ(スーラ)。トッドを見てはいるが、それは、彼女自身を見ているのではなく、ただ絵のため。
愛がないわけではないが、すべてにおいて絵が優先してしまうジョージ。
トッドは、彼の元を去っていくが、ジョージは、公園の人々をスケッチし続ける。
彼の周りを自由に動いていた人々が、ジョージの「秩序を」の言葉で、納まるところに納まって、グランジャット島の日曜の午後が完成する。
100年後、トッドが産んだジョージの子供マリー。その孫ジョージも芸術家であった。
作品を作るための資金を集めるための作品。芸術家として行き詰まりを感じているジョージ。
グランジャット島を訪れたジョージは、曽祖父ジョージから芸術の基本を学ぶ。
私、石丸幹二を見たのはじめてかも…。
伸びのある歌声が素敵でした。
戸田恵子は、表情豊かで、トッドもマリーも存在感がたっぷりでした。
出演者全員のレベルが高いので、余計な事を考えないで集中して観ることができました。
シンプルな舞台装置でしたが、傾斜がきつかったから、多分出演者は大変だったでしょうね。
最前列で観ました。劇中、石丸幹二がスケッチする場面がいくつかあり、ホントに描いていたのがよく見えました。
後ろに座っていたおばさん2人の会話(幕間)がちょっと笑えました。
もらったチラシを見ながら、「あら、こんな公演あるの?私聞いてないわよ」
(私の心のつっこみ:全部あんたに断らなきゃいけないのかよ?)
1ヶ月に1本の観劇らしく「あら、11月はこれもあったのね。なんでこれ観ることにしなかったの?」
別なチラシを見つけて「そうか、これを観るんだったわね。」
(私の心のつっこみ:これじゃ、会話じゃなくて独り言だよ)
平日の昼間だから、やっぱりおばさん度は高かったです。
もちろん私もその中の一人ですよ。