幽霊たち
6月21日 パルコ劇場
作:ポール・オースター
訳:柴田元幸
構成・演出:白井晃
振付:小野寺修二
出演:佐々木蔵之介、市川実日子、有川マコト、細見大輔、斉藤悠、原金太郎、奥田瑛二
最近、ダンスではないけれど、舞台上の移動が振付師によるものが多いように感じます。
この舞台もそう…
役者が舞台装置を動かしたりするのだけれど、きちんと振付されていて、動きに無駄がない。
それが、舞台をとてもスタイリッシュに感じさせている。
役の名前が色。
衣装も照明もその名にあわせたようになっていて、これもまたおしゃれ。
白井晃が思い入れのあるポール・オースターの小説を舞台化した。
ブルーという名の私立探偵。
引退した名探偵ブラウンのあとを継いでいる。
ホワイトという依頼人から、ブラックという男を見張る依頼を受けた。
恋人のオレンジには、しばらく会えなくなると連絡をする。
毎日理由もわからずに、見張り続けるブルー。
ブラックの日常は、退屈そのもの。
机の前に座り、本を読むか、何かを書いているか…
ブルーは、だんだんと自分がわからなくなった。
見張っているのは、自分なのか?
それとも、実は見張られているのが自分なのではないか?
1年が経過し、ブルーは意を決して、ブラックに接触する。
ブラックの部屋で、ブルーが見たものは、自分が書いているのと同じ報告書の束だった。
観終わった後、なんとなくホラーな薄気味悪さを感じてしまいました。
舞台終了後、白井晃と佐々木蔵之介と奥田瑛二によるアフタートークがありました。
舞台は、小説を忠実になぞっていると出演者は語っていました。
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